訪日ラボは1月10日、中華圏の連休「春節」に向けた中国本土・台湾の最新旅行トレンドを解説するオンラインセミナーを開催。セミナーでは、訪日ラボが台湾人旅行者1,500人を対象に実施した「訪日旅行意識調査」の結果をもとに、台湾の最新旅行トレンドについて解説しました。
そこで今回は、株式会社mov 訪日ラボ コンサルティング部部長の川西がセミナーで紹介した内容から、台湾市場の最新旅行トレンドについて3回にわたってお伝えします。
第2回目となる今回のテーマは「旅マエの予約」。台湾人旅行者の「旅マエ」事情に焦点を当て、具体的な予約傾向や飲食店の集客方法について凝縮してお届けします。
- 前編:台湾人向け「旅マエ」プロモーションのポイントは?71.3%が使う「Googleマップ」など解説【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・前編】
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後編:訪日台湾人は旅行予約にどんな媒体を使っている?【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・後編】
台湾人は旅マエの予約、いつからする?
台湾人の旅行予約について押さえておきたいのは、旅行前の準備が非常に早い点です。予約のタイミングを調査したデータを見てみると、「3か月前」に予約をはじめる方が38.7%と最も多く、次いで「6か月前」が29.4%。「1か月前」や「1か月以内」に準備をはじめると答えたのは、それぞれ13%前後でした。
たとえば韓国の方々の場合、1~2か月前に予約を始める人が多いので、それと比べても台湾の方々の準備の早さが際立っていますね。

宿泊は98%、飲食も64%と多数
特筆すべきは、観光施設や体験、飲食店も結構予約する方が多いことです。なかでも、飲食店の64%という数字は衝撃的でした。これはつまり、「現地に着いてから探す」スタイルよりも、「行く前に計画を立てておく」傾向が強いことを意味します。どこまで事前に予約しているのかを見てみると、宿泊施設は98%、交通手段も89%の方が事前に押さえています。

飲食店は繁体字に対応したグルメサイトに掲載を
こうしたデータから、飲食店の方にとくに考えていただきたいのが、予約サイトの整備です。今、繁体字にも対応している予約サイトがたくさんあります。そういったサイトにお店を掲載することが、台湾の方々に選んでもらうための大きな一歩になります。
衝動的に来店するお客様を待つのではなく、訪日前に予約をしてくれる方を増やす仕組みづくりが重要です。これは飲食店の新しい課題であり、チャンスでもありますね。
関連記事:インバウンド集客に適したグルメサイト11選!初心者向けに選び方も解説
より詳しいインバウンド対策を解説した動画を公開中
以上、台湾人旅行者の「旅マエ」事情や効果的なツールの活用法を紹介しました。セミナーでは、さらに詳しい最新のトレンドや今後の傾向、具体的なプロモーション戦略なども解説しています。
ここでしか得られない実践的な情報が満載です。ぜひ動画をご視聴いただき、次の施策に役立てていただければと思います。
→ アーカイブ動画はこちら:春節最前線!中国本土・台湾の最新情報をお届け【訪日ラボトレンドLIVE! Vol.8】
訪日ラボでは、他にもインバウンドに関連したさまざまなセミナーを開催しています。ご興味のある方は、下記のセミナー一覧もご覧ください。
- 前編:台湾人向け「旅マエ」プロモーションのポイントは?71.3%が使う「Googleマップ」など解説【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・前編】
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後編:訪日台湾人は旅行予約にどんな媒体を使っている?【訪日ラボコンサルタントが教える最新台湾トレンド・後編】
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【インバウンド情報まとめ 2025年11月前編】中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか

訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に10月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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→中国、日本への渡航自粛を要請 / 2025年冬の国際定期便、過去最高の便数に ほか:インバウンド情報まとめ【2025年11月前編】
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