訪日外国人観光客が日本を訪れて驚く事はいくつもありますが、その中の1つに高速道路が有料かつ高額だという事があります。海外では高速道路は通常フリーウェイとして知られ、無料で走る事が出来ることが多いものです。
その感覚で日本を訪れると高額な高速代、またガソリンの高さにも驚かれる事が多いようです。そうした声を受けてかNEXCO西日本は、平成29年3月25日からインバウンド向けの周遊型の高速道路割引企画「山陰・瀬戸内・四国エクスプレスウェイパス(San’in ‐Setouchi‐Shikoku Expressway Pass)」を発売します。
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山陰・瀬戸内・四国エクスプレスウェイパス(San’in ‐Setouchi‐Shikoku Expressway Pass):インバウンド向けの高速乗り放題パス
対象となるのは外国のパスポートを所有している訪日外国人観光客、もしくは外国に永住権を持つ日本人 (ただし、日本で利用可能な運転免許証が必要。)です。
これは訪日外国人観光客にさらにレンタカー、高速道路を利用してもらう事を目的としたもので、対象となるのは「指定レンタカー会社が提供するETCカード及び自動車(普通車)を用いて、ETC 無線通信により走行する車両」となっており、連続する最大3日間から10日間までのプランとなっています。
最大の特徴は 山陰・瀬戸内・四国の3地域内の高速道路が乗り放題 であることで、山陰・瀬戸内・四国の3地域のNEXCO西日本と兵庫県道路公社の高速道路が乗り降り自由となっています。
訪日外国人観光客であれば、普通車で3日間6000円から山陰・瀬戸内・四国の3地域内の高速道路が乗り放題
価格は連続する最大3日間から利用可能な「3days」プラン 6,000円からとなっており、普通車であれば10日間の「10days」プランであっても13,000円となっています。対象となるエリアはNEXCO西日本が管理する10県(兵庫・鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知)の高速道路です。
申込みは主要空港、主要駅で当日まで可能
申込みは指定レンタカー(オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、トヨタレンタリース、日産レンタカー、ニッ ポンレンタカー、平成レンタカー、バジェットレンタカー及び JR 西日本レンタカー)会社の店舗で、利用当日まで可能となっています。
対象店舗の一覧はまだ明らかになっていませんが、中国・四国地方、兵庫県の主要空港、主要駅、関西国際空港、福岡空港の対象レンタカー会社の店舗でのサービス提供が予定されおり、3月上旬に追加情報がサイト上で明らかにされる予定です。
さらにインバウンド向けにもちろん多言語対応済み:英語、中国語、韓国語のサイトも完備
訪日外国人観光客に情報をしっかりと伝えるには外国語サイトの作成も重要になりますが、今回NEXCO西日本は英語、中国語、韓国語の3言語でのサイトを作成。サイトには日本の交通法規や休憩所、ロードサービスの情報なども充実しています。
まとめ
海外では日本ほど電車網が発達していない事が多いため、都市部以外の観光に関しては出発前に到着空港でのレンタカーを予約しておき、レンタカーを受け取って観光を行うのが一般的になっています。
日本で訪日外国人観光客がこうした観光スタイルを行うには、冒頭にも述べた高速道路料金の高さもあってハードルが高いわけですが、今回のNEXCO西日本のインバウンド向けの取り組みで、西日本をドライブしてみたいと思っていた訪日外国人観光客の取り込みに繋がる事を期待しましょう。
<参考>
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→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
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