日本のアニメ・漫画の訪日中国人観光客への影響力

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日本の「忍者」が好きな人に大人気 「NARUTO」 の影響力

海外での「忍者」人気は中国でもあります。中でも日本のアニメ・漫画の「NARUTO」は中国人の子供から大人まで幅広い層に人気です。

「NARUTO」は中国語で「火影忍者」。このキーワードは、中国で圧倒的なシェアを誇る検索エンジン百度(バイドゥ)の検索キーワードトップ10の常連となっています。その検索頻度は毎日コンスタントに数十万回以上が検索されるほど。

クオリティーの低いアニメ関連グッズを嫌う訪日中国人観光客

北京のショッピングモール「VIVA北京富力広場」で展示された低クオリティーの「NARUTO」キャラクター人形:narinari.comより引用

北京のショッピングモール「VIVA北京富力広場」で展示された低クオリティーの「NARUTO」キャラクター人形:narinari.comより引用

中国にも日本のアニメ・漫画関連グッズは多く存在しますが、偽物が多く出回っています。そのため、訪日中国人観光客は、本場日本で信頼のある本物のアニメグッズを求めています。

また正規の物であってもクオリティーの低い物や安物は中国でもネットなどの通信販売で格安で手に入るために、購入を躊躇する方も多い傾向にあり、やはり訪日中国人観光客には「ハイクオリティーな信頼のおける商品」=「日本の商品」という概念があります。それはアニメ・漫画関連グッズにおいても言える事でしょう。

 

どうしてそんなに日本のアニメ・漫画が好き?

現在、中国政府によるネット規制、特定のアニメの放映規制などで中国人の日本アニメ・漫画ファンを悩ませる事の多い中国。それでも中国人の日本アニメ・漫画への思いは衰えません。

訪日中国人観光客の中にはアニメや漫画を買う事、見る事、そして聖地巡礼をすることを目的に訪日する方もいます。何故それほどまでに強い思いがあるのか?それは、中国政府の規制に理由があります。

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訪日外国人の「聖地巡礼」とは? 約100万人のインバウンド観光客の満足度84.9%

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見るなと言われるほど見たくなる心理

現在の中国政府 中国共産党は、日本のアニメを見るのであれば手塚治虫的な教育・道徳的に意義のあるアニメを推奨しています。しかしながら、若い中国人が見たがるのは、中国が非推奨とする学園ハーレムものや、萌え系などのジャンル。その他、オカルトやスピリチュアルなどと言った共産党的にはNGなものほど、逆に人気があります。

また、日本のアニメの特徴に「何の変哲もない主人公が活躍する」といったものがあります。古くは「ドラえもん」ののび太、「エヴァンゲリオン」のシンジなどが顕著な例です。中国はストレス社会であり、このような「普通の人が活躍するする様」に息抜きを求める傾向がある模様。

 

訪日中国人観光客のお目当てとなる日本アニメ・漫画の聖地巡礼

訪日中国人観光客のお目当てが日本のアニメや漫画と関係のある場所となる事も多々あります。例えばゲゲゲの鬼太郎(調布)、中国でも大人気のジブリ(三鷹)、ワンピース(東京タワー)、またアニメ・漫画の専門ショップ、ポケモンセンタートウキョウ、東京ジョイポリスなど、多々あります。

しかしながら、それらのスポットは東京に集中しており、アニメイトなどのチェーン店も訪日中国人観光客の目当てとなるのは大都市などの大きな店鋪になります。

そんな中、今後リピーターとなる日本の都市部に擦れた訪日中国人観光客の新なお目当てのスポットはアニメと関連のある「都市部では無い場所」になる可能性も大きくなってきました。

地方を舞台にした日本の近代アニメ・漫画

「スラムダンク」は中国でも大人気の日本のアニメ&漫画です。その舞台となったのは湘南地区で、江ノ電の鎌倉高校前駅、およびその隣にある踏切はスラムダンクファンの間で聖地化しています。過去のアニメ作品の中にも都心部以外を舞台としたものが沢山ありますが、今後注目したいのは地方を舞台とした近代アニメです。

アニメ「スラムダンク」の舞台 湘南:china.cnより引用

アニメ「スラムダンク」の舞台 湘南:china.cnより引用

「のうりん」「中二病でも恋したい」「けいおん」「たまゆら」他にも沢山の日本の地方を舞台としたアニメや漫画があります。中国の有名動画サイトYOUKUやSOHU等で(その多くは違法アップロードながらも)見る事が可能であり、また人気が有ります。

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まとめ:日本固有のものとコラボしたものが訪日中国人観光客の人気

現在、中国では外国産コンテンツに対する規制が厳しいために、日本企業はアニメという武器で中国進出するのは難しくなっています。しかし日本のアニメや漫画に需要がある限り、これを逃す手はありません。

中国で売れないなら、訪日コンテンツとしてインバウンド誘致の材料にするのも一つの手になります。今後増えていく訪日中国人観光客及びアニメファンのリピーターを満足させるには、東京や都市部だけでなく地方の力も欠かせません。

日本のアニメや漫画の地方での聖地化と、それを盛り上げる事が出来れば、さらに地方に訪れる訪日中国人観光客は増える事でしょう。日本固有のもの、場所、アニメ、漫画など、それらが合わさったものが訪日外国人観光客には強い魅力となるのではないでしょうか。

<参照>

訪日中国人観光客インバウンドデータ集

データでわかる訪日中国人観光客

爆買いという流行も後押しし、2015年の中国人訪日外客数は前年の約2倍となる499万人となりました。また、2015年の訪日中国人によるインバウンド消費額は約23万円で前年比10%増程度ですが、訪日外客数増加の後押しをうけ、訪日中国人全体のインバウンド消費額はなんと5,583億円。

訪日中国人観光客の特徴

'爆買い'という流行語が現れるほどに存在感を放っている訪日中国人観光客。日本国内でも大きな注目が集まっており、彼らに関するニュースやコラムを目にする機会は少なくありません。

訪日中国人観光客が中国国内でよく見る人気のWEBサイト一覧・解説

中国はご存じのとおり、facebookやtwitterが閲覧できないほど非常に厳しいネット規制があります。中国国外のWEBサイトの検閲規制がかかっていたり、サーバードメインも現地法人がないと取得できなかったりと、様々な壁が存在します。

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(1):WeChat(微信)

訪日中国人観光客の増加に伴い、インターネットを活用したインバウンドマーケティングへの関心が高まっています。しかし、中国のネット事情は日本とは大きく異なります。

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(2):テンセントQQ

訪日中国人観光客が必携としているコミュニケーションツールをWeChat(微信)のほかにひとつだけ挙げるとしたら、それはテンセントQQ( 騰訊QQ、Tencent QQ; 以下、QQと略)だといえるでしょう。

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(3):Weibo(微博)

訪日中国人観光客が常用するアプリとしてWeChat(微信)とQQを取り上げましたが、Weibo(微博)も忘れてはなりません。「微博」は中国語で“ウェイボー"と読み、ミニブログ、マイクロブログという意味です。

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(4):人人網(レンレンワン)

訪日中国人観光客が常用するサービスとして、WeChat(微信)、QQ、Weibo(微博)をご紹介してきました。いずれもTwitter(ツイッター)、Facebook(フェイスブック)の良い所どりをしながら機能の充実を図ってきており、若干の不確定要素をはらみながらも、中国の3大SNSとして大きな存在感を誇示しています

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(番外編1):ネット規制のアプリへの影響&ニュースアプリ篇

昨年(2015年)以来、中国経済を語るうえで重要なキーワードとなっているものに「互聯網(フーリエンワン)+」(インターネットプラス)があります。これは中国国務院(日本の内閣に相当)総理の李克強氏が唱えたコンセプトです。

訪日中国人観光客が愛用するスマホSNSアプリ事情(番外編2):ネットラジオ篇

「読みたい記事」が自在にカスタマイズできる「今日頭条(ジンジートウティアオ)」がニュースアプリの定番となる一方、「聞きたい番組」を自由自在に取捨選択できるネットラジオアプリも人気を集めています。

訪日ラボ 最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。

永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売


訪日ラボを運営する株式会社movは、株式会社ユニットティ 代表取締役で、日本初のGoogle ビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活躍する永山 卓也氏とともに、Googleビジネスプロフィール専門の解説書『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』を青春出版社より8月5日から発売いたします。

本書は、小売・飲食・宿泊業、観光業のマーケティング、マネジメント支援を中心に豊富な支援実績を持つ永山氏、そして口コミ対策・ローカルSEO(MEO)、インバウンド領域に知見を持つmovがタッグを組み、Googleビジネスプロフィールに関わる店舗集客施策を解説したものです。

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【インバウンド情報まとめ 2024年7月前編】「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? 他


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この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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