災害続く日本 海外メディアの反応は?/台風21号の大阪被害、北海道胆振東部地震の影響は外国人の目にはどのように映ったのか

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海外の旅行者が日本を訪れる際に最も恐れているのは間違いなく地震・台風でしょう。大阪では台風21号によって冠水、関空連絡橋にタンカーが衝突するなどの被害が発生、また北海道では北海道胆振東部地震の影響によって道内全域が停電するなどの被害が発生しました。

【札幌】ホテルからの悲痛な声/すでに観光可能な北海道 なのに地震後なぜ観光客は戻らない?

2018年9月6日未明に起こった北海道胆振東部地震は、北海道全域で停電となる史上初の「ブラックアウト」をもたらすなどの被害がありました。北海道電力の尽力もあり、電気も問題なく使えるようになり、すでに観光客を受け入れられる体制に戻っています。ところが、北海道旅行のキャンセルが続き、現地からは悲鳴が聞こえてきます。京王プラザホテル札幌、宴会料飲部宴会予約支配人の宮谷定義氏に地震当時の様子、現在の状況をお聞きしました。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプ...

【関空閉鎖】「インバウンドがいかに今の大阪に欠かせないか痛感」「訪日頼りが過ぎた報いだ」…訪日客激減の大阪・ミナミ/Twitter上で賛否両

今月4日に台風21号の直撃を受け、関西空港が閉鎖してから1週間が経ちました。当初から予想されていた通り、「関西の玄関」の機能が停止していることによるインバウンド業界への影響はじわじわと大きくなっています。じつは今、苦境にある大阪のインバウンド業界に地元の人々が苦言を呈するTwitterのツイートが盛り上がっています。なぜ未曽有の自然災害で被害を受けているインバウンドの現場が批判されているのか…多数のツイートの中を読み込むと、その中には日本のインバウンド業界が心にとめておくべき大きなヒントが...

こうした震災についてはその被害の大きさ、観光客の減少が報道されていますが、海外メディアでは大阪、北海道の震災をどのように伝えているのでしょうか?

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強力な台風の前では高波などへの対策は限定的な効果しか発揮しなかった

Channel News Asiaでは、

『関西空港は世界で初となる人口島に位置する空港であり、洪水、津波、台風のリスクにさらされている。年間で2,200万人の利用者、日本円で5.3兆円の輸出を生み出す関空が台風によってダメージを受けたことの影響は大きい。台風から1週間時点では、通常1日400便を誇る便数が100便以下になっている。空港は高波から施設を守る壁、浸水を避けるためのバリアなどを設けていたが、強力な台風の前では限定的な効果しか発揮しなかった』

と伝えています。

札幌ではほとんどの観光業が既に機能を回復しつつある

ttgasiaでは、

『関空が機能しなくなったことで訪日外国人の来訪者数には大きな影響があったが、国内の旅行者は鉄道、道路を使って大阪に訪れており、国内の旅行者の状況に関しては台風後の影響から早い段階で今までどおりに戻りつつある

というホテル関係者の声を紹介。また台風から2日後に発生した北海道胆振東部地震の影響については

『ほとんどの観光に影響する施設等は震災前の状況に戻りつつあり、特に札幌周辺の観光業は既に機能を回復している』

という声を紹介しています。

【札幌】ホテルからの悲痛な声/すでに観光可能な北海道 なのに地震後なぜ観光客は戻らない?

2018年9月6日未明に起こった北海道胆振東部地震は、北海道全域で停電となる史上初の「ブラックアウト」をもたらすなどの被害がありました。北海道電力の尽力もあり、電気も問題なく使えるようになり、すでに観光客を受け入れられる体制に戻っています。ところが、北海道旅行のキャンセルが続き、現地からは悲鳴が聞こえてきます。京王プラザホテル札幌、宴会料飲部宴会予約支配人の宮谷定義氏に地震当時の様子、現在の状況をお聞きしました。訪日客の地方誘致に重要なのは、まず「知ってもらうこと」。効果的なインバウンドプ...

台風の影響で約8,000人の利用客、スタッフが関空に取り残された

The Jakartapostでは

『台風の影響は甚大で、タンカーが関西空港と本土を結ぶ連絡橋に衝突したことで、約8,000人の利用客とスタッフが関空に取り残された。空港は台風が訪れた9月4日の3日後となる9月7日に一部が再稼働を始め、利用客は台風発生以前の20%程度に回復した。近く冠水した空港のターミナルビルディングも再稼働、またタンカーが衝突した連絡橋にも大きなダメージが見つからなければ、電車も再稼働を始める予定だ。』

と伝えています。

日本から香港へのフライトで20時間以上、1,800香港ドルが必要だった

South China Morning Postでは

『関西空港では国際便がすぐに利用出来なったが、新千歳空港では、地震から2日後に国際便が復旧する見通しであった。香港から北海道を訪れていた観光客の一人は、「通常は日本から香港へのフライトはおよそ4時間のフライトであるところ、震災後は新千歳空港から東京へと飛び、そこからマニラを経由し香港へと戻る必要があったため、フライト時間は20時間を超え、その費用は1,800香港ドルとなった」となった。』

などと紹介しています。

多孔性の火山性土を持つエリアでは大規模な地すべり発生の可能性があった

sciencemagでは

『北海道は日本の他の地域と同様に火山が多数存在している。そして激しい雨が地下に染み込んでいった場合、北海道の多孔性の火山性土の土壌を持つエリアでは水を土壌に吸収するため大規模な地すべりが発生する恐れがあった。そして今回マグニチュード6.7の大規模な地震が発生したことによって、多くの水を含んだ土壌が激しく揺さぶられたことによって地すべりが発生、結果として41人の死者が発生してしまった。』

と伝えています。

まとめ

いくつかの海外メディアが伝える、台風21号による大阪の被害、北海道胆振東部地震による北海道の被害についてご紹介しました。

空港はまさにインバウンドの生命線とも言える存在ですので、空港の台風、地震による影響、台風、地震からの復旧の度合いに関しては海外メディアも高い関心を持っていることが伺えます。日本の報道では被害の甚大さばかりがクローズアップされますが、いち早いインバウンド需要の回復のためにも、「現時点で被災地はここまで復旧している」「観光業に与える影響はこの程度で済んでいる」といった情報の国内外への発信こそが重要になっていくでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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