今月10日、悲しいニュースが流れてきました。ラグビーワールドカップ(RWC)で盛り上がりを見せている中、新宿・歌舞伎町ゴールデン街で「明らかにラグビー観戦客」と思われる客が飲食店のドアを蹴破るなどして警察沙汰になったといいます。
他にも訪日外国人による「観光被害」は後を絶えず、地域住民や昔からの馴染み客との間で軋轢が生じています。今回は訪日外国人が急増するとみられる一大イベント前に確認しておきたい「トラブル対策」について、事例を交えて紹介します。
酔ったラグビーファン、ドアを蹴破る…警察沙汰に
10日、歌舞伎町ゴールデン街で酒に酔ったラグビーファンにドアを蹴破られる事件が報じられました。常連客の証言からは、これ以外にも近隣の飲食店で同様の事件が起きていたようです。
また、多くの国では禁止されている「路上での飲酒」を楽しむ客が多く、グラスの返し場所がわからずその多くが放置されていたといいます。
度重なるトラブルから、ゴールデン街にある飲食店の中には「日本語以外お断り」の札を下げているお店もあるといいます。
![▲[イメージ・路上で飲酒する男性] ▲[イメージ・路上で飲酒する男性]](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/4863/binge-2713502_640.jpg)
日本で起こる観光公害
観光客増加には経済活性化や国際交流の増加といった明るい面がある反面、行き過ぎると生活者の日常に支障をきたす場合があります。
「インスタ映え」に夢中 農地へ無断で侵入
北海道の人気観光地・美瑛には、美しい農業景観を求めて訪れるインバウンド客の急増により、観光公害が深刻となっています。
2018年は台湾・韓国・中国からの観光客数が前年比20%増と好調だった一方で、写真撮影時のマナー喚起をどのように行うかに苦心しています。
インスタ映え写真の撮影に夢中になるあまり、農地へ無断で侵入し畑が踏み荒らされる被害や、狭い農道における観光バスの路上駐車でトラクターが農地に入れないケースなどが深刻な問題となりました。
インバウンドで壊される観光地の景観・生活…どう解消する?オーバーツーリズム対策例3選
27年続いた「祇園白川さくらライトアップ」が中止される事態に
伝統的なお祭りも常に「環境適応する必要がある」と思い知らされた京都の事例もあります。
京都と言えば歴史的な建造物と豊かな景観、そしてその中で映える桜が名物として知られていますが、春の風物詩として人気の京都市東山区の「祇園白川さくらライトアップ」が今年は中止 となっています。
中止の背景にあるのは、「安全の確保が困難になってきたこと」「マナー違反の観光客が多過ぎること」 だと説明されています。
「観光公害」とは何か?京都の夜桜ライトアップ中止に見る実際の観光公害事例
「観光先進国」ではどの様な対策が取られている?
世界の有名観光地では、観光客の入場規制をとる場所も多く存在します。一例を紹介します。
入場規制をとる有名観光地
例えばフィリピンのボラカイ島。世界から訪れる観光客による環境汚染が深刻化し、一時は観光客の立ち入りを禁止する事態にまで陥っています。(2018年10月、6ヶ月の清掃期間ののち再開)そしてその後も入島できる人数を制限するなど措置が取られています。
世界遺産登録のされているインドのタージ・マハルも2018年1月、国内旅行者の一日あたりの入場を1日4万人に制限しています。(入場料1000ルピー・約1700円を支払う外国人観光客は関係なく入場できる)
タージ・マハルには1日平均1万人~1万5,000人が訪れ、週末には通常時の7倍ほどの観光客が押し寄せていました。
![▲[UNESCO公式ページより]:Taj Mahal ▲[UNESCO公式ページより]:Taj Mahal](https://static.honichi.com/uploads/editor_upload_image/image/4865/site_0252_0008-750-0-20151104113424.jpg)
訪日外国人との「トラブル」なぜ起きる?どう対処する?
観光立国の先進国や国内事例をもとに、訪日外国人との間に起こり得るトラブルにどんな原因や対処法があるのかを整理します。
文化の問題
トラブルになる一つの原因として「文化」の違いが挙げられます。
例えばスポーツ大会で話題になる、日本人の「清掃」についても私たちからしてみれば比較的当たり前のことです。しかし諸外国では教育が異なり「常識」が違うため、海外メディアで話題になるほど反響を受けています。
オリンピックを目的としている訪日外国人の場合、「日本文化に興味がある・知っている」割合はこれまでよりも低くなると考えられます。
この続きから読める内容
- 言葉の問題
- できていますか?トラブル対策チェックシート
- まとめ
- 日本の魅力ある商品を在日外国人インフルエンサーとつなげるマッチングプラットフォーム「trial JAPAN」
- 【インバウンド情報まとめ 2026年2月後編】訪日中国人数6割減でも「インバウンド全体としては好調」、観光庁 / 1月の訪日外客数359.8万人、韓国が史上初の110万人超え ほか
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