「新幹線×カナヘイ」が台湾人に歓迎される理由、ゆるキャラと鉄道は台湾でも鉄板

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2019年11月14日より、台湾新幹線(台灣高速鐵路)は日本のイラストレーター・カナヘイ氏の描くキャラクターシリーズ「カナヘイの小動物 ピスケ&うさぎ」とのコラボレーションを開始し、同シリーズのキャラクターが描かれたラッピング列車の運行を開始しました。2020年9月までの運行を予定しており、台湾新幹線限定のカナヘイの小動物グッズも販売されています。

鉄道におけるキャラクターコラボレーションにどれほどのポテンシャルがあるのか探ってみました。

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台湾新幹線の2回目のキャラクターコラボレーション

台湾新幹線は、2013年7月22日に初のキャラクターコラボレーションとして、米国・カートゥーンネットワークで放送されてるアニメ「アドベンチャー・タイム」のキャラクターを彩ったラッピング列車を運行しました。

今回は台湾新幹線にとって6年ぶり2回目のキャラクターコラボレーションとなります。台湾新幹線はこれまでキャラクターの他にも、故宮博物院やトヨタ自動車のラッピング列車も運行した経験があり、ラッピング列車そのものは台湾において馴染みのイベントとなっていると言えるでしょう。

台湾最大手旅行会社の易飛網(ezfly/イージーフライ)とは?中国系の易遊網は別会社・公式Facebookページの投稿を解説

2019年の訪日外国人は3,188万人となりましたが、その多くがアジア圏から来ています。人数ベースでは、中国がトップで959万4,394人(前年比14.5%増)、次に韓国の558万4,597人(同25.9%減)、台湾の489万602人(同2.8%増)です。これらと香港からの訪日外客数を合わせると、訪日客全体の約7割を占めています。 特に台湾は、人口に対する訪日率が非常に高いことで知られています。2019年には台湾の総人口約2,360万人に対し489万人が日本を訪れました。1年間におよそ5人...

台湾新幹線(台湾高速鉄道)とは?

台湾新幹線は、正式には台湾高速鉄道(台灣高速鐵路)と称し、2007年1月5日に営業運転を開始した台湾の高速鉄道です。現在では首都・台北にある南港駅台湾第2の都市・高雄にある新左営(新左營)駅最短約1時間半で結んでおり、台湾島西部の交通の要となっています。

日本の東海道・山陽新幹線を走る新幹線700系電車をベースに製造された車輌を採用しており、実は日本の新幹線技術が海外に輸出された初の例でもあります。

カナヘイの小動物とは?

カナヘイの小動物は、日本のイラストレーター・カナヘイ氏によるキャラクターシリーズです。「おちゃらけ小動物うさぎ」と「生真面目な鳥ピスケ」の2匹を描いたもので、「ゆるキャラ」らしい緩やかなタッチが若い女性を中心に人気となっています。

台湾では「卡納赫拉的小動物」という名前で知られており、LINEスタンプや文房具など、多くのコラボレーション商品が販売されています。

▲[カナヘイのLINEスタンプ]:編集部キャプチャ
▲[カナヘイのLINEスタンプ]:編集部キャプチャ

インバウンド向け「カナヘイの小動物 ゆるっと小旅 西武鉄道で行く川越旅」開催

目次川越にインバウンドを誘客主なターゲットは訪日台湾人川越にインバウンドを誘客西武鉄道株式会社は、イラストレーター・漫画家「カナヘイ」が描く、日本と台湾で大人気のキャラクター「カナヘイの小動物」(広告・商品化・映像化独占窓口/株式会社テレビ東京コミュニケーションズ)を活用したキャンペーンをスタートしました。同社では、インバウンド向けに、限定乗車券「西武川越パス(SEIBU KAWAGOE PASS)」を販売しています。同社は、このキャンペーンを通じて、インバウンドのさらなる認知度向上と川越...

台湾で愛される日本の「ゆるキャラ」

台湾では、カナヘイの小動物シリーズをはじめとする多くの「ゆるキャラ」が日本から輸出され、台湾人の日常生活に溶け込んでいます。台湾の文化は日本の文化と類似していることもあり、特に若い女性を中心に多くの台湾人の間で愛されているようです。

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なぜ今!?『とっとこハム太郎』OP曲が台湾で大ヒット!ネットで拡散中の台湾アニソンDJイベントに見る「アニメキャラ愛」をインバウンドで活用す

2017年11月末に台湾で行われたアニソンDJのイベント(アニメのテーマソングを使ったクラブイベント)で、台湾の若者たちが『とっとこハム太郎』に合わせて走り回る動画が今話題となっています。日本ではかなり昔に放映が終わった、いわゆる旧作アニメなのですが、なぜ今、台湾の若者は『とっとこハム太郎』で盛り上がるのでしょうか?近年、インバウンド産業においてアニメは大きな観光資源になっています。アニメは放映されるコンテンツとしてだけでなく、キャラクターやテーマソングなどが独立して商品化でき、長期間の二...

台湾各地で見られる日本の「ゆるキャラ」

台湾ではカナヘイ氏の「カナヘイの小動物(卡納赫拉的小動物)」だけでなく、熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン(熊本熊)」、京都府宇治のご当地ゆるキャラ「チャチャ王国のおうじちゃま(茶茶小王子)」など、多くのゆるキャラが日本から輸出され、台湾の日常に浸透しています。

台湾独自の「ゆるキャラ」も続々誕生

日本のゆるキャラに影響を受けた台湾社会では、台湾独自のゆるキャラを創り出す動きも広まっており、有名なところでは統一企業・セブンイレブンの「OPEN小將(OPENちゃん)」、全聯福利中心の「福利熊」、中華民国交通部観光局「喔熊(OhBear)」などが知られています。

更には日本の「萌えキャラ」文化を導入した例として、高雄捷運(ガオションジエユン)の「高捷少女」(ガオジエシャオニュ)、屏東(ビンドン)県東港の「絢櫻」(シュンイン)などが知られています。

台湾では日本の漫画アニメが多く流通していることもあり、二次元キャラクターは日常生活の一部になりつつあります。キャラクターを利用して町おこしを実施し、好意的にとらえられている例も少なくありません。

この続きから読める内容

  • 日本のキャラクターが世界で愛される理由
  • 1. 日本の漫画やアニメを見て育った層が、今も増えている
  • 2. 「カワイイ」文化の中心的存在だから
  • 富士山柄のカラーコーンが「かわいい!」と刺さる!?タイ人観光客にとっての「インスタ映え」から学ぶインバウンド向けPR戦略とは
  • 「カワイイ」好きをターゲットにしたインバウンド対策と交通機関の重要性
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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