※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。
昨年12月中国の武漢市での発生が報じられて以来、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が日本でも多数確認されています。こうした状況を受け、SNS上では「#東京オリンピック中止」がTwitterでトレンド入りするなど、東京オリンピックの開催をめぐってさまざまな憶測が飛び交っています。
しかし小池東京都知事は、「オリンピック中止」の情報をデマをとして明確に否定しています。
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により「感染症」のリスクが注目されがちですが、オリンピック開催により考えられる主なリスクとしては、他にも「宿泊」「交通」「テロ」があります。
それぞれのリスクと、現状講じられている対策についてご紹介します。
関連記事
日本からの渡航制限や行動制限ありの国・地域まとめ
【新型コロナ】東京オリンピックホストタウン受入中止が発生
2月の新型コロナウイルスの感染者・ニュースを時系列で振り返り
IOCの重鎮が「オリンピック分散開催」発言
東京オリンピックのリスク1. 宿泊施設の高騰
東京オリンピックの開催を控え、東京周辺では大会期間中の宿泊料金の高騰が続いています。需給バランスの予測がつきずらい中、宿泊業事業者は価格設定の難しい判断に迫られ、消費者も困惑しています。
ホテル料金の暴騰
東京23区内の格安ビジネスホテルでは、通常2人二泊で2万円程度の宿泊プランが、東京オリンピック開催期間中に7万円を超えているそうです。
一部の民泊でも、通常宿泊料金が1~3万円程度のところ、数十万円に設定されているなど、尋常ではない価格となっているといいます。
「ホテル不足しない」という試算、むしろ供給過多のおそれも?
一方で2019年11月に行われたみずほ情報総研の試算によれば、「ホテルは不足しない」とされています。
2018年にホテル客室数が大幅に増加したことに加え、2019年8月以降の日韓摩擦激化による訪日韓国人の減少、開催地の宿泊料金の高騰や混雑を回避する「クラウディングアウト効果」により、訪日外国人数が大幅に加速する可能性は低いと予測しています。
むしろ、供給増により東京・大阪における客室稼働数の低下幅が大きくなるとも予測されています。
【インバウンド】クラウディングアウトとは?東京オリンピック2020開催で訪日外国人が減少するは本当か?
インバウンド業界でのクラウディングアウト(crowding out)とは、オリンピックをはじめとする国際的な大型スポーツイベントなどが開催される際に起きる混雑を嫌って訪日外国人観光客が減ってしまう減少です。東京オリンピック・パラリンピック2021年に延期となり、9月7日には国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長が再延期や中止はないとの方針を示しました。2021年に東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されることによりクラウディングアウト(crowding out)は...
東京オリンピックのリスク2. 交通機関の混雑
東京では通勤ラッシュの混雑は過酷な状態で、休日やお盆の時期などには高速道路の渋滞も深刻です。世界中から観光客が訪れる東京オリンピック中は、交通機関がさらに混雑し、混乱することが懸念されています。
大会期間中、電車では大混乱が起きる
鉄道も研究対象とする情報工学の専門家は、人気競技が集中する日を中心に、大会期間中、電車では大混乱が起きると指摘しています。
競技場の最寄り駅に非常に多くの人が集中するほか、分散している競技場にアクセスするため、東京駅や新宿駅、永田町駅といった乗換駅の混雑も懸念されます。特に朝のラッシュ時間帯は、通常のラッシュに加えて観光客も増えるため電車が動かなくなることも考えられます。
専門家は、競技場にアクセスするためには最寄り駅ではなく前後の駅から歩く、競技場は開始時間よりも早く来てもらうようイベントなどを開催する、通勤客は会社を休むことなどを提案しています。
混雑緩和の対策は?「2020TDM推進プロジェクト」と高速料金の調整
混雑緩和の対策にあたり、東京都、内閣官房、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)が事務局となり、大会時の交通混雑緩和を目指す「2020TDM推進プロジェクト」が推進されています。
TDMとは「交通需要マネジメント」の頭文字です。自動車の効率的な利用や、公共交通への利用転換などによる道路交通の混雑緩和や、鉄道などの公共交通も含めた交通需要調整をする取組みを意味しています。
この続きから読める内容
- 東京オリンピックのリスク3. 感染症の流行
- 「マスギャザリング」のリスク
- 「FUSEGU2020」発足、予防策を啓発
- 東京オリンピックのリスク4. テロ
- 世界中の耳目を集めるオリンピックは格好の標的に
訪日ラボ無料会員
登録すると…
50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題
400時間以上の
セミナー動画が
見放題
200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題
\無料・1分で登録完了/
今すぐ会員登録する









