先日開催された台湾最大の国際旅行博「ITF(台北国際旅行博)」での取材内容をもとに、台湾市場の最新状況や、各社・自治体のプロモーションの動きなどをお届けする「台湾市場のインバウンドプロモーション最前線」。
最終回・第八弾の今回は、台湾で人気のエリアやコンテンツについて、台湾の旅行会社3社、そしてITFへ来場していた旅行者の方へインタビューした内容をご紹介します。
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台湾の旅行者は日本に何を求めているのか。旅行者・旅行会社に聞いた
今回は、「台湾の旅行者には日本のどのエリアが人気で、どういったコンテンツが注目されているのか」について、台湾の旅行会社3社へ取材しました。
担当者の方々の話では、やはり日本は人気の旅行先で、「『最初に行きたい場所は日本』と考える人が多い」とのコメントもありました。
また、ITFに来場していた旅行者の方にもインタビュー。20回日本に来たことがあるというハードリピーターの方で、訪日旅行のリアルな旅程についても伺うことができました。
可樂旅遊(可樂旅遊旅行社股份有限公司)黃 千豪さん
FIT旅行商品を担当しています。去年のITFはまだ海外旅行再開したばかりのタイミングのため、様子見している人が多かったのですが、今年のITFは、ブースに訪れた人数や旅行商品の販売状況は体感的にコロナ前の8、9割に戻っています。

(訪日ラボ編集部:日本のどのエリアが人気?)
海外の旅行商品(団体、FIT問わず)では日本が一番人気です。FITに限れば関東、関西、九州を旅行目的地とする人が多くいます。
日本以外に人気の地域は、東南アジア(タイ、シンガポール)、韓国などがあります。
(来場者に聞かれた質問は?)
「JR西日本のチケットの使用範囲と引き換え場所」などのような質問もありましたが、FIT旅行商品購買者はだいたい自分で調べており、ブースでは旅行情報を収集するより、価格検討をする人が多いです。
また日本への出発時期に関して、旧正月出発の旅行商品はほぼ売り切れていて、いまはスキーシーズンや桜シーズンへのお問い合わせが多いですね。
喜鴻假期(喜鴻旅行社有限公司)曾 浚愷さん
日本旅行商品を担当しています。今年のITFの販売に関しては、日本の旅行商品が一番売れています。
日本だけでいうと、コロナ前の水準にほぼ戻っていますね。海外旅行解禁後、「最初に行きたい場所は日本」と考える人が多いようです。

(日本のどのエリアが人気?)
日本での目的地に関しては、全体的にどの地域も人気が高いです。東京、大阪などの大都市はもちろん、名古屋、九州、東北といった地方も人気。雪、温泉(温泉旅館)、ショッピングを体験したい人が多いですね。
日本への出発時期に関して、大統領選挙(2024/1/13)のあと、冬休み(おおよそ2024/1/21~ 2/15)〜旧正月(2024/2/8~2/14)を検討している人が多くいます。
大榮旅遊(大榮國際旅行社股份有限公司)担当者の方 ※匿名
※BtoB商談会でのインタビュー
コロナ前は参加しておらず、今回が初めての参加です。この機会に多くの話が聞けました。
(印象に残ったのは?)
宿泊、スキー、食が一気に体験できる「IBUKINOSATO(いぶきの里スキー場)」と、名古屋、三重、京都、大阪、奈良など魅力的な観光地を発信する「近畿集團 近鐵餐飲(近鉄グループ)」でした。
(台湾の旅行者に求められているのは?)
家族旅行が多いので、3人だと部屋が分かれてしまったりするのが問題で、一緒に泊まれるホテルの部屋が必要になります。
(人気の観光地は?)
北海道が一番で、雪や温泉が人気です。他には一気に色々な場所を訪れたいという需要が多く、コロナ前に行ったところがどうなっているのかが気になるという旅行者が多いため、コロナ前に人気だった観光地が引き続き注目を集めています。

ITFに来場していた台湾の旅行者の方 ※匿名
これまで20回ぐらい日本旅行経験、海外旅行解禁後大阪、関西などにいきました。
来週北海道に行くため、情報収集をしにきました。10日間で、両親と知り合いを合わせて16-17人の大人数の旅行です。
(来週の北海道旅行の行程は?)
東京から女満別空港へ飛んで、阿寒湖、網走、釧路、函館を回った後、東北や仙台を巡ります。
(ITFで得られた情報は?)
台湾では道東の旅行商品が少なく、かつ行きたい場所が多いため、大まかな行程を自分で構想した後に、旅行会社に専属なパッケージツアーを設計・手配してもらいました。
(日本旅行では何を楽しみますか?)
特に北海道では、自然を楽しもうと思っています。マリモ展示観察センターに行ったり、温泉(温泉旅館)を楽しんだりする予定です。
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