訪日ラボ編集部の横山です。本シリーズでは、今週公開した記事の中から、インバウンド担当者が読んでおきたい注目の記事を厳選してお届けします。
最新トレンドの把握や、マーケティング活動にぜひともご活用ください。【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
今週の注目記事5選
今週公開した記事の中から、インバウンド担当者が読んでおきたい注目の記事を厳選してお届けします。
1. 8-9月訪日客 前月より減少でも「インバウンド需要は衰えていない」といえるワケ:JNTO取材
日本政府観光局(JNTO)は10月23日、メディアブリーフィング(メディア向けの報告会)を開催。訪日客数・消費額の動向やJNTOの直近の取り組みについて説明がありました。
8〜9月は前月から訪日客数が立て続けに減少していますが、JNTO理事の出口氏は「例年のトレンドに沿った減少」としており、円高や不景気などによって訪日需要が衰えたわけではないといえます。
ほかにもメディアブリーフィングでは、大阪・関西万博での誘客施策や高付加価値旅行推進に向けた取り組みについても取り上げられました。
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2. 高付加価値旅行モデル観光地に「山形・佐渡新潟・富士山麓」の3地域が追加、インバウンドの動向と取り組みは
観光庁は9月27日、高付加価値旅行者(旅行消費額100万円以上/人の訪日外国人旅行者)を地方へ誘致するための「モデル観光地」として、山形・佐渡新潟・富士山麓の3地域を新たに選定したと発表しました。
モデル観光地は、消費単価が高い傾向にある高付加価値旅行者を地方に誘客するにあたり、総合的な施策を集中的に講じる地域として選ばれています。
本記事では、今回追加選定された3地域の観光資源やインバウンド動向について整理するとともに、高付加価値旅行が注目されている理由を解説します。
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→高付加価値旅行モデル観光地に「山形・佐渡新潟・富士山麓」の3地域が追加、インバウンドの動向と取り組みは
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3. 搭乗率は過去最高 世界の航空需要、今後も力強い成長に期待【IATA旅客需要データ 2024年8月】
国際航空運送協会(IATA)は、2024年8月の世界の旅客需要に関するデータを発表しました。
発表によると、航空需要は全体的に堅調な成長を示し、前年同月と比較して大幅な増加を記録しました。旅客需要(RPK)は8.6%増、供給量(ASK)は6.5%増となり、搭乗率は86.2%と過去最高を達成しました。
特筆すべき点として、国際線の需要が著しく伸び、前年同月比で10.6%増加しました。また、国際線・国内線ともにチケット販売が加速しており、今後もさらなる需要増加が見込まれています。
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4. 宿泊・観光業の「人手不足」に挑む、観光庁の戦略と展望:観光庁 観光産業課長 羽矢氏インタビュー
日本のインバウンド観光は2024年に入り顕著な回復を示し、1月から9月までの訪日外国人数は早くも2023年を超え2,600万人を突破、年間では3,500万人に達すると予測されています。
政府は2023年3月に第4次観光立国推進基本計画を閣議決定し、2030年までに訪日外国人旅行者数6,000万人、訪日外国人旅行消費額15兆円という具体的な目標を掲げ、持続可能な観光地の実現を目指しています。
しかし、観光業界、特に宿泊業における深刻な人手不足が大きな課題となっています。この問題に対応するため、観光庁は短期的な対策から中長期的な施策まで、包括的な支援を実施しています。
そこで今回訪日ラボでは、観光庁が進める宿泊・観光業の人材対策について、観光庁 観光産業課長 羽矢 憲史氏にインタビュー。具体的な取り組みの内容や今後の課題・解決策について伺いました。
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→宿泊・観光業の「人手不足」に挑む、観光庁の戦略と展望:観光庁 観光産業課長 羽矢氏インタビュー
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5. 仏教で食べてはいけないものとは?精進料理の意味やインバウンド対応の方法を解説
2024年3月には訪日外国人数が月間300万人を初めて超え、インバウンド市場は順調な拡大傾向にあります。
インバウンド市場が成長する中、飲食事業を展開されている方の中には、昨今のインバウンド需要の勢いを自社のビジネスにも取り込みたいと考えている方も多いでしょう。
特に、訪日外国人の中には宗教的な理由で日本での食事に困る方も多く、宗教的な食事制限を持つ観光客への対応は、新たな顧客層の開拓につながる可能性があります。
そこで本記事では、「仏教」において食べてはいけないものを紹介するとともに、食のインバウンド対応の重要性や考え方についても紹介します。
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→仏教で食べてはいけないものとは?精進料理の意味やインバウンド対応の方法を解説
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以上、今週の注目記事5選をお届けしました。次週もぜひチェックしてみてくださいね。
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インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
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【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
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