Agodaは、アジアを中心に多くのユーザーを抱える世界最大級のOTA(Online Travel Agent)です。
全世界で450万軒以上、日本国内でも5万件を超える宿泊施設が掲載されていて、ホテルや旅館といった宿泊施設だけでなく、サウナ付き施設も多く掲載されており、サウナの集客にも有用です。
サウナは世界的にもブームで、インバウンド客が増えている今、自社のサウナ施設を掲載することで効率的な集客が期待できます。
本記事では、サウナ施設がAgodaを用いて集客するメリットや集客に効果的な3つの対策を解説します。
インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)
Agoda(アゴダ)とは?

Agodaは、アジアを中心に世界中で450万軒以上の宿泊施設を掲載し、ホテルやバケーションレンタルのほか、航空券やアクティビティなど幅広い旅行商品をお得に予約できるオンライン予約サイトです。
モバイルアプリは39か国語に対応しており、カスタマーサポートは年中無休・24時間体制で利用者をサポートします。なお、日本語による問い合わせは9時から21時30分までとなっています。
サウナ施設がAgodaに掲載する3つのメリット
宿泊設備を備えたサウナ施設も、Agodaに掲載するメリットがあります。ここでは、3つのメリットを解説します。
1. 低コストで世界中の人に施設の存在を発信できる
1つ目は、掲載自体には費用がかからない点です。費用はユーザーからの予約が確定した場合にのみ手数料という形でかかります(手数料率は国や都市によって異なります)。
成果が発生した時のみ料金が発生する仕組みのため、無駄なコストが発生せず、世界中の人に自施設をアピールできます。
2. 口コミ投稿・ユーザー評価で施設の魅力をアピール可能
2つ目は、ユーザー目線での評価が得られる点です。多くのユーザーは、施設の予約時に予約サイトの口コミも重視して施設を選びます。
Agodaではユーザーが口コミを投稿し、施設に対して複数の項目で評価点数をつけるという方法を採用しています。
評価項目は「ロケーション」「サービス」「コスパ」といった、ユーザーが特に予約時に注目する点が多く、評価結果は「データで見る宿泊施設」として周辺の宿泊施設と比較した状態で表示されます。

このように、ユーザーは競合施設と口コミ点数を比較して検討できます。施設にとっても、競合との差別化につなげられます。
またAgodaの口コミは日本国内の施設ページであっても、英語や中国語など利用ユーザーの言語で表示されます。訪日観光客からの口コミが投稿されることで、海外ユーザーに対しても利用者目線でどのような施設であるかをアピールできます。
3. 設備やサービスなど、詳細な施設情報を掲載できる
Agodaの施設ページでは、基本情報や予約できるプラン、部屋タイプのほか、施設の注目ポイントや公共交通機関までの距離といったアクセス状況などの詳細情報も掲載できます。
そのほか、対応言語や提供サービスなども掲載でき、ユーザーは予約時や施設の利用時に必要な情報を施設ページで網羅できます。
情報がページ上でほとんど揃うため、ユーザーからの問い合わせ対応などの手間の削減にも役立ちます。
サウナ集客に効果的な3つの対策
サウナ施設が集客をする上で、Agoda以外にも効果的と考えられる3つの施策について解説します。
1. 公式サイトの作成、多言語化
Agodaなど外部の予約サイトから施設の存在を知ったユーザーは、予約を確定する前に、施設の概要や料金、雰囲気、こだわりなどさらに施設の詳細を調べるために公式サイトを訪れる場合があります。
こうしたユーザーの行動を前提とすると、施設の公式サイトを用意するだけでなく、多言語化しておくほうが良いと考えられます。
予約サイトでは紹介しきれないイベントやキャンペーン情報、サウナやカプセルホテル以外のエステやカフェといったサービス情報、スタッフ情報などを掲載すると、集客アップにも効果的です。
ただし、外部サイトに載っていた情報が公式サイトに掲載されていなかったり、異なる情報が載っていたりすと、ユーザーを困惑させてしまいます。
最悪の場合、ユーザーに疑問や不安を与えてしまい、問い合わせの返答に工数が発生したり、集客につながらなかったりしてしまうリスクがあります。
2. SNSを活用する
SNSを活用して施設情報を収集するユーザーも多いため、施設側がSNSを用いて情報発信することも集客に効果的と考えられます。
キャンペーンやイベント情報などを定期的にSNSで発信することは、アカウントをフォローしてくれているユーザーに定期的に施設を思い出してもらえて、利用を促すことにつながります。
たとえば、施設内の写真を投稿して雰囲気を伝えたいならInstagram、細かいターゲティングでピンポイントに広告を掲載したいならFacebookというように、発信する情報や目的に応じて適切なSNSを選ぶことも大切です。
関連記事:インバウンド向けSNS活用法・注意点をおさらい【Facebook編】
3. Google ビジネスプロフィールを利用する
ユーザーの多くはGoogleマップやGoogle検索で施設を探します。
活動や訪問のエリアがすでに決まっている場合にはローカル検索をします。このような行動に対応するためにも、Googleビジネスプロフィールの利用は効果的です。
Google ビジネスプロフィールは、Google アカウントを持っている人であれば誰でも無料で登録できるツールです。自施設の基本情報や写真などが掲載できるほか、ユーザーへの口コミ返信機能もあります。
Google ビジネスプロフィールで施設情報を登録することで、Googleでユーザーが所在地や近隣のサウナを検索した際に検索結果に表示される施設情報の管理や編集が可能になります。
特にカプセルホテルなど簡易的な宿泊施設を兼ねているサウナは、旅行先でホテルを当日予約したいというユーザーニーズも多く集客効果が期待できます。
関連記事:【サウナ編】Googleビジネスプロフィールでインバウンド集客を行うには?4つのポイントでわかりやすく解説
口コミや詳細な情報の掲載で集客を目指せるアゴダ(Agoda)
Agodaは、世界最大級の宿泊施設予約サイトの1つです。Agodaをユーザーとのタッチポイントとして有用に活用しながら、公式サイトやSNS、Google ビジネスプロフィールといったその他のさまざまなサービスを利用することで、集客の最大化につながります。
複数のプラットフォームの管理は工数がかかりますが、第三者の提供する管理ツールなども活用し、情報発信と同時に寄せられる口コミをサービスの品質向上や業務改善に活かすとよいでしょう。
インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!
<参照>
Agoda:アゴダ®について
【インバウンド情報まとめ 2025年3月後編】2月の訪日外客数300万人超え / 海外で売れる日本のアニメ商品ランキング ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に3月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→2月の訪日外客数300万人超え / 海外で売れる日本のアニメ商品ランキングほか:インバウンド情報まとめ【2025年3月後編】
今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。
「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!