この記事は約5分で読み終わります。

訪日外国人観光客数が初めて2,000万人を突破し、2016年はインバウンド業界にとって記念すべき年になりました。

矢野経済研究所の調査では、今年2017年の訪日外国人観光客数を2,822万人、来年を3,086万人と予測しており、これからも安定してインバウンド需要は増加していくのではないかと期待されています。

このような背景から、地方の自治体は、インバウンド誘致を進めており、それに伴い訪日外国人観光客の地方訪問も年々増加してきています。

香川県でもインバウンド誘致に着手。最近では、訪日外国人観光客からの人気も高まりを見せています。

 

香川県 インバウンド宿泊者が全国3番目の伸び:楽天トラベルのインバウンド人気上昇エリアランキングでは第一位

2016年インバウンド人気上昇エリア:楽天トラベルより

2016年インバウンド人気上昇エリア:楽天トラベルより

観光庁が2016年12月27日にリリースした宿泊旅行統計調査では、2016年10月における「都道府県別外国人延べ宿泊者数」に関しての記載があります。

香川県の2016年10月における訪日外国人観光客の延べ宿泊者数は376,470人でした。この数字は、前年同月比で見た場合、8.1%の増加にあたります。

一見、小さい数字に見えますが、この数値は島根県・岩手県に続く全国で3番目に高い数値となっています。

また、楽天株式会社が提供する旅行予約サービス「楽天トラベル」が発表した「2016年 訪日旅行(インバウンド)の人気上昇エリアランキング」によると、2016年、日本の都道府県の中でもっとも訪日外国人観光客からの人気が上昇したエリアは、高松・さぬき・東かがわを中心とする香川県でした。

多くの訪日外国人観光客の受け入れに成功している香川県。これまで一体どのようなインバウンド対策を行ってきたのでしょうか?一部をご紹介します。

 

これまでの香川県でのインバウンド対策とは?

インバウンド向け四国広域鉄道パス ALL SHIKOKU Rail Passの販売

ALL SHIKOKU Rail Pass:料金表

ALL SHIKOKU Rail Pass:料金表

JR四国では、四国運輸局、四国ツーリズム創造機構と共同で、インバウンド向け鉄道パス「ALL SHIKOKU Rail Pass」を2012年より発売しています。

「ALL SHIKOKU Rail Pass」は、四国の鉄道6社(四国旅客鉄道・土佐くろしお鉄道・阿佐海岸鉄道・高松琴平電気鉄道・伊予鉄道・とさでん交通)が乗り放題となる訪日外国人観光客向けの鉄道パス。

2015年4月1日には、累計販売枚数が10,000枚を達成。1枚のきっぷで四国の全鉄道に乗車できるという分かりやすさが訪日外国人観光客に好評とのこと。

外国人利用者は、国内・国外両方から購入が可能です。右記の表のように2日間・3日間・4日間・5日間、大人と子供に分けて料金が変わります。

<関連記事>

四国八十八景プロジェクトの開始:四国らしさをインバウンド向けにPR

四国八十八景 概要:四国八十八景実行委員会より

四国八十八景 概要:四国八十八景実行委員会より

香川県を含めた四国四県は、2020年の東京オリンピック・オリンピックに向けて、多くの訪日外国人観光客の誘致を目指し、「四国八十八景プロジェクト」を開始しました。

これは、四国八十八景実行委員会が主催しているプロジェクト。四国らしい風景や街並みを「四国八十八景」として選定。一般人の目線から四国の持つ潜在的観光資材を海外にPRします。

2015年12月1日から2016年5月31日まで募集が行われ、合計で199もの応募が寄せられました。

観光スポットになりづらいような、隠れた風景・街並みを国内・国外にPRすることで、インバウンド誘致につなげようという試みがみてとれます。

ロケツーリズムによる海外PR:人気韓国ドラマ「フルハウス2」のロケ地誘致に成功

フルハウスTake2:テレビ大阪より

フルハウスTake2:テレビ大阪より

香川県や高松市・民間団体などで組織する「瀬戸の都・高松テレビドラマ誘致委員会」は、日韓中の3か国共同制作テレビドラマ「フルハウス2」のロケ誘致に成功しました。

「フルハウス2」は、韓国の人気テレビドラマ「フルハウス」の続編で、前作は韓国、日本、中国、タイなど18か国で放映されたラブコメディーです。

2011年11月下旬から12月にかけて、高松市内や小豆島で撮影が実施されました。海外ドラマのロケ誘致によって、香川県の魅力を海外にもPRすることに成功しています。

海外ドラマのロケ誘致は、観光活性化・インバウンド誘致に良い手法です。観光庁では、ロケ地を観光に活用したツーリズム促進を「ロケツーリズム」と定義しています。

2013年より、「ロケツーリズム連絡会」も実施されており、ロケを契機とする地域に根差した観光振興のあり方についての議論が行われています。

<関連記事>

 

 

まとめ:インバウンド誘致に多岐にわたる取り組みを実施

訪日外国人観光客から新たな観光地として人気を集める香川県。同県ではこれまで、

  1. 訪日外国人観光客向け周遊鉄道パスの販売
  2. 「四国八十八景」募集による潜在的観光スポットの発掘
  3. 「ロケツーリズム」を活用した海外へのPR

などをインバウンド対策として実施してきました。

また、人々の健康志向や日本文化の人気から、日本食も世界的に人気を集めています。訪日外国人観光客が訪日旅行時に楽しみにしていることとして「日本食を楽しむこと」は上位にランクインしており、香川県の代表的食べ物であるうどんにも注目が集まっています。

これからは、香川県が四国のインバウンド市場を引っ張っていくことになるのでしょうか?注目です。

<関連記事>

<参照>

 

訪日ラボに「いいね」をして
最新情報を受け取る

インバウンド最新情報をお届けします。

これ以上前の記事はありません…