訪日中国人の次のトレンドは「見る」:ここまでコト消費が進んでたか…SNSでの投稿量「見る」は「買う」の25倍に!

訪日中国人観光客の高額商品類における「爆買い」が収束し始めてからもうすぐ1年が経とうとしています。訪日中国人観光客も含め、インバウンド全体が如実に「コト消費」にシフトしつつあることを示すデータが、最近続々と発表されています。

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先日、東京海上日動火災保険株式会社は、インバウンドのビッグデータを活用し
た分析として、TwitterおよびWeiboでの投稿を分析した調査レポートを発表しました。

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東京海上日動火災保険株式会社 ソーシャルビッグデータを活用した、全国インバウンド観光調査を実施

東京海上日動火災保険株式会社が先日ソーシャルビッグデータを活用した、全国インバウンド観光調査レポートを発表しました。同社は、2016年7月より地方創生室を設置しており、インバウンドの地方誘致による地方創生促進の取り組みをしています。

その取り組みのなかで、ビッグデータを活用したインバウンド分析のニーズが高まっていることがあったため、株式会社電通と株式会社NTTデータとの協業組織の
「ソーシャル・インサイト・ラボ」の協力により、ソーシャルビッグデータを活用した全国インバウンド観光調査を実施しました。

同調査は、日本全国11エリアでの TwitterおよびWeiboでのSNS投稿データを活用した、外国人観光客の観光動態・嗜好調査を行ったものです。調査期間は2015年11月~2016年10月の1年間で、Twitterの投稿約74万件、Weiboの投稿約10万件、合計約84万件のSNSでの投稿データを分析対象としており、それらを国籍別、日本の地域別、「見る」「食べる」「買う」「体験する」等の分類による嗜好別で分析しています。

 

 

アジア圏および英語圏のインバウンド市場上位10か国の「見る」「食べる」「買う」「体験する」の構成比

本調査の特徴は、 SNSでの投稿データを「見る」「食べる」「買う」「体験する」といった嗜好分類 をした上で、各国ごとに構成比を出している点です。これにより、インバウンドのニーズ、特に「モノ消費」「コト消費」の変化についてデータから読み取ることができます。

中国ではもはや「コト消費」がメインストリーム!?



アジア圏インバウンド市場TOP5のSNS投稿データ嗜好分析
アジア圏インバウンド市場TOP5のSNS投稿データ嗜好分析

中国を始めとした、アジア圏のインバウンド市場TOP5の国別SNS投稿データを嗜好別に分析したところ、想像以上に訪日中国人観光客の「コト消費化」が進んでいることがわかります。

「買う」に関する投稿の構成比がわずか2%なのに対し、「体験する」は33%、「食べる」が17%、そして 「見る」に至っては「買う」の約25倍の49% にも及びます。

「SNSに投稿する」という特性上、ランドマークや美しい景観はSNS投稿されやすい傾向にありますが、 他の国と比較しても、訪日中国人観光客の「買う」に関する投稿の少なさと、「見る」に関連する投稿の多さは際立っています

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英語圏訪日客はバランス良く訪日旅行を楽しんでいる模様



英語圏インバウンド市場TOP5のSNS投稿データ嗜好分析
英語圏インバウンド市場TOP5のSNS投稿データ嗜好分析

アジア圏と比較して、従来から「コト消費」的な訪日旅行を楽しんでいた英語圏の訪日外国人観光客は、SNSでの投稿でも特徴的な構成比ではなく、バランス良く訪日旅行を楽しんでいることが伺えます。

意外なのは、訪日中国人観光客はもとより、ショッピングをメインに訪日旅行を楽しんでいると思われているアジア圏訪日外国人観光客よりも、英語圏訪日外国人観光客の方が「買う」に関する投稿量が多いこと。

また、「食べる」に関する投稿量もおしなべて高いことから、英語圏訪日外国人観光客日本食への関心の高さを伺わせるデータとなっています。

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訪日客の70%が楽しみにしている「日本食」 最も満足度が高いのは「寿司」次は意外にも「肉料理」

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SNS分析でインバウンドの「穴場観光地」が判明



英語圏・アジア圏 上位5か国の日本の観光での「見る」に関する投稿のネガポジ分析
英語圏・アジア圏 上位5か国の日本の観光での「見る」に関する投稿のネガポジ分析

また、本レポートではSNSの投稿を「投稿量(話題量)」×「ポジティブ(肯定的)率」で分析しています。これによって、話題量は少ないものの評価の高い「インバウンドの穴場観光スポット」が明らかになっています。

インバウンドの穴場観光スポット」は、SNSでの観光地に関する投稿について、言語分析して"ポジティブ"、"ネガティブ"判定した上で、そのポジティブ率と投稿数(話題量)をかけ合わせて分析したものです。

これによると、英語圏の5か国では、寺社や城など日本の古い建築物、東京駅のSNS上での話題量が少ないものの、ポジティブな評価が高く、アジア圏5か国では、箱根、桜、東京駅について同様の傾向が見えます。

ここから、英語圏訪日外国人観光客にとってのインバウンド穴場観光スポットは「寺社仏閣」「東京駅」などの歴史を感じさせるもの、そしてアジア圏訪日外国人観光客にとっては「箱根」「桜」といった体験が出来る見ものスポットであることがわかります。

 

まとめ:インバウンドの流れを掴むべく、常に最新情報のチェックを

今回東京海上日動火災保険株式会社が発表した、ソーシャルビッグデータを活用した全国インバウンド観光調査レポートについてご紹介しました。本レポートによれば、訪日中国人観光客の訪日旅行トレンドが如実に体験型、つまりコト消費に移行していることが見て取れます。

これまでも、インバウンドのトレンドは1〜2年単位で移り変わってきています。今メイントレンドとなっている「コト消費」も東京オリンピックの開催される2020年ごろには、またメイントレンドでなくなっているかもしれません。インバウンド市場の1つめのピークとなる東京オリンピックにインバウンド市場を獲得するには、そのトレンド移行の兆しを、最新データをチェックすることで掴み取ることが重要になります。

<参考>

 

 

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