コンビニは「インバウンドで売れる」理由の宝庫 人気の訪日旅行アクティビティと化す日本のコンビニエンスストア その理由は?一体海外と何が違うの?

公開日:2017年11月15日

日本の コンビニエンスストア訪日外国人観光客にも高い人気を誇りますが、実際どのような商品が訪日外国人観光客から支持を得ているのでしょうか。海外のコンビニと比較した場合どのような違いがあるのか とあわせて見てみましょう。

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海外と日本ではコンビニエンスストア自体の品揃えが全く異なる

日本のコンビニエンスストアが訪日外国人観光客から支持を集める大きな理由としては、まさにその名称のとおりに便利であるからです。日本ではコンビニエンスストアと言えば、飲料、食品、菓子、氷菓、雑誌、事務用品、衛生用品、下着類、ホットスナック類などが、どこの系列店に行ってもあるのが当たり前ですが、海外のコンビニエンスストア(※英語ではコーナーストアというのが一般的です)では、基本的に雑誌類、事務用品、下着類は売っていないことがほとんどです。

特に大きく異なるのが食品で、日本では当たり前のおにぎりや惣菜パン、サラダなどの調理済みの商品に関しては、海外では系列、店舗によって置いてある店とない店の差が激しく、置いてあったとしても、品質や味が日本と比較して大きく劣る事があります。一方、日本のコンビニエンスストアの場合は、生鮮食品である卵、果物、野菜などを販売している店舗もあるなど、訪日外国人観光客からすると「こんなものまでコンビニにあるのか!」と驚かされる ことが多いようです。

また、おにぎりや稲荷寿司などは財布に優しく、味も良く、日本らしいということで、こういったものを購入してホテルで”日本食”を楽しむ”中食”を行う訪日外国人観光客も一定数いるようです。

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日本のコンビニでは一般的な複合機、コーヒーサーバー、お湯のポットなどは海外では珍しいサービス

日本ではコンビニでは 24時間利用可能なATM 、コピーやFAXが出来る複合機というのは特段珍しいことでもありませんし、挽きたてのコーヒーを100円前後で提供するサービスも、今や定着したと言えるでしょう。また店舗によってはカップ麺を購入してすぐに食べる利用客に対してお湯のポットが用意されているケースもあります。しかし、一度海外に目を向けると、ATMは店舗によって店内にある場合、店外にある場合があり、日本のような高性能な複合機はコンビニには基本的に設置されていません。

訪日客が日本円を引き出せるATM8選まとめ:インバウンド対応マニュアルに活用可

訪日外国人観光客が日本旅行中に、自国で発行したキャッシュカードを使用して日本円をATMから引き出す場面も案外多いものです。そのため、以前ご紹介した横浜市のインバウンド対応マニュアルでもページが割かれていたように、自分の店舗やエリア内で、はどのようなATMが海外キャッシュカード利用可なのかを把握しておくことは、インバウンド対応においても重要といえるでしょう。よって、今回は日本国内にあるATMで、海外キャッシュカードで日本円を引き出せるものをまとめました。各ATMごとに名称、限度額、取扱いカー...

では一体印刷はどこで行うのかというと、日本では配送サービスのイメージが強いFedExなどが、ビジネス向けの印刷や配送などを手がけるFedEx Officeといったサービス、店舗を展開しており、自宅にプリンターが無い場合、旅先でふと印刷をしたいと思った場合は、こうした店舗にわざわざ出向くか、オンラインでプリント依頼をしたものを店頭で受け取る必要があります。また、日本のような引き立てのコーヒーが楽しめるサービスなどは存在せず、その提供速度や味も含めて訪日外国人観光客に驚きを提供しています。

日本のコンビニが持つ「安全」というイメージは海外にはない

訪日外国人観光客がコンビニで購入した加工食品、惣菜パン、飲料などを口にする際、多くの人がイメージしているのが 「食の安全性」 です。例えば牛乳、水、チキンナゲットなどのホットスナック、店頭で販売しているおでんなどにしても、訪日外国人観光客は日本のコンビニエンスストアで購入出来るものは、ほとんど安全だと考えている傾向が強く、対象的に自国のコンビニエンスストアの商品に関しては「何が入っているかわからない」など製造メーカーへの不信、「賞味期限が切れているものが店頭に多い」など店頭の商品管理への不信が大きいことが多くなっています。

なぜ牛乳が1位に?ローソン、春節の「支付宝(アリペイ)」利用者購入ランキング発表

平成29年(2017年)2月10日、全国に店舗を構える大手コンビニチェーン「ローソン」が、中国で4億人以上が利用しているとされ、同社が訪日中国人観光客のインバウンド対策などを目的に導入したモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ/Alipay)」の利用状況を発表しました。ランキング形式でまとめられており、中国を中心とした訪日外国人観光客の考える”日本のコンビニ像”が読み取れる内容になっています。24時間営業で日本人にとっては生活に欠かせないものとなっているコンビニ。インバウンドの世界では、ど...

コンビニなどで購入出来る日本の菓子類が訪日外国人観光客には人気

日本のお菓子類は、諸外国に比べると味が繊細でおいしいなどの理由で訪日外国人観光客にも人気が高い商品ですが、農林水産省の「訪日外国人旅行者の食料品等の購入状況について」によると、訪日外国人観光客の旅行消費額の中で、食料品等(菓子類、その他食料品、飲料、酒、たばこ)は堅調に推移しており、平成28年は対前年比+11%となる2,897億円となっています。特に日本の菓子類の場合は個別包装であることもあって、お土産として配りやすいとして人気があります。

インバウンド × お菓子メーカー:訪日客向け商品の開発に取り組む製菓業界 「味・品質の良さ」「日本らしさ」がポイントに

2016年11月2日、日本政府観光局(JNTO)により、2016年1月1日から10月30日までの訪日外国人観光客数が2,000万人を超えたとの報道発表がありました。以前より目標としていた2,000万人到達の達成時期は当初の目標よりも早く、JNTOは2020年の訪日外国人観光客数4,000万人誘致を目指して、これからもインバウンド誘致に向けた取り組みを加速させていくとしています。このような追い風を受ける日本のインバウンド市場。国内の各種業界、メーカーにとっても「インバウンド」はホットなキーワ...

コンビニ大手各社の訪日外国人観光客への対応

上記のような日本のコンビニエンスストア自体の魅力に加えて、日本のコンビニ大手各社はどのような訪日外国人観光客向けの取り組みをしているのでしょうか?

ローソン

ローソンでは2017年1月より、世界最大級のモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ = Alipay)」の取り扱いをローソン全店舗で開始。2017年1月24日(火)から2月5日(日)までの13日間のアリペイの利用状況によると、累計利用件数は5万2,000件を超え、平均客単価は800円~900円で、ローソン全体の客単価の約1.6倍 となっています。

期間中の購入商品のトップは以外にも200mlサイズの牛乳。2位も500mlサイズの牛乳となっており、品質への評価が高く、ホテル宿泊客が朝晩に飲むためとしています。3位はおでん(大根)、4位は肉まん、5位は2Lの飲料水となっています。また2015年2月から一部店舗で免税サービスにも対応しています。

なぜ牛乳が1位に?ローソン、春節の「支付宝(アリペイ)」利用者購入ランキング発表

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ファミリーマート

2016年2月より「銀聯カード」、「新韓カード」、「ディスカバーカード」での支払いに対応、さらに 外貨両替機の設置 を進めており、2016年7月19日〜10月18日の期間限定で、首都圏など11店舗で、Famiポート横のガイドフォンで24時間無料で、英語・中国語・韓国語・タイ語の4か国語でコンシェルジュと話が出来る「訪日外国人向けコンシェルジュサービス」を開始。2015年3月より免税サービスも一部店舗で可能となっています。

外国人観光客の買い物「何を」「どこで」「どのような決済手段で」している?中国観光客が買うのはやっぱり「医薬品・健康グッズ・トイレタリー」

日本を訪れた訪日外国人観光客は実際にどのようなものを日本で購入しているのでしょうか?化粧品、薬などがよく売れているという話は聞きますが、実際に外国人がよく購入している品目ごとに見ていくと面白い発見があります。先日観光庁から発表された訪日外国人消費動向調査の最新版「訪日外国人の消費動向 平成28年10-12月期報告書」から詳しく見ていきましょう。インバウンド受け入れ環境整備の資料を無料でダウンロードする「翻訳・多言語化」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロ...

セブンイレブン

2016年9月よりトランスコスモスと提携することで、午前9時から午後9時まで英語、中国語で、コールセンターを通じて「同時通訳」が出来るサービスを提供。また、2015年7月から全国1000店舗で免税サービスを開始、セブン銀行のATMを12言語対応としています。

セブンイレブンら 大手コンビニの訪日外国人観光客向けサービス:社会インフラとして電子決済、多言語対応など多様な取り組み

セブン‐イレブン・ジャパンとトランスコスモスが平成28年(2016年)8月31日、コールセンターによる多言語対応サービスを開始することを発表しました。専用のコールセンターにより、セブン-イレブン加盟店の運営を支援する「店舗サポートサービス」を実施するもの。訪日外国人が来店した際、トランスコスモスの「多言語コンタクトセンター」を通じて、逐次翻訳を行います。対応言語は英語、中国語で、時間は午前9時から午後9時まで。状況に応じて、サービスを拡大することも検討しています。現在、各地にあまたと存在す...

まとめ 商品ラインナップやサービスの評価が高い日本のコンビニ、あとはさらなる多言語対応を

日本のコンビニエンスストアと海外のコンビニエンスストアを比較すると、多くの点で日本のコンビニエンスストアの評価のほうが高い事がわかりますが、店員の英語対応のレベル、商品自体の英語などでの表記に関してはまだまだ足りない部分があります。訪日外国人観光客にも人気の高いおにぎりなどの場合、日本語がわからない場合は外見から判別が付かないこともあります。海外のコンビニには見られぬ日本人ならではの「おもてなし」の精神を、発揮して、「日本語がわからないお客様が利用した場合にどうか?」といった視点でサービスや商品の表記を見直すということも必要になってくるでしょう。

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<参考>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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