ゴールデンスポーツイヤーズとは?日本が迎える奇跡の3年/インバウンドの影響と対策を紹介

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昨年のラグビーワールドカップ2019は日本を大いに盛り上げました。さらに、2021年には東京オリンピック・パラリンピック関西ワールドマスターズゲームという世界規模のスポーツイベントが控えています。

オリンピックが予定通り2020年に開催されていれば、大きなスポーツイベントが3年間続くことから、2019~2021年の3年間は「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼ばれています。

これを機に多くの外国人が日本を訪れ、訪日外国人と接することにより、様々なインバウンド効果や大きなレガシーが残されることが期待されています。この記事では、ゴールデンスポーツイヤーズによるインバウンドへの影響とともに、訪日外国人を受け入れるにあたっての様々な施策を紹介します。

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「ゴールデン・スポーツイヤーズ」って?参加型「ワールドマスターズゲームズ」にも注目

「世界三大スポーツイベント」と呼ばれる大会があります。第1位はサッカーのFIFAワールドカップ、第2位がオリンピック・パラリンピック、そして第3位がラグビーワールドカップ(以下、W杯)です。

これら3つはいずれも「見る」スポーツの最高峰ですが、「する」スポーツの世界最大の祭典がワールドマスターズゲームズ(以下、WMG)です。

WMGは、30才以上の一般人であれば誰でも参加可能なスポーツイベントで、夏季大会はおおむね4年に一度開催されます。これら4つの世界的イベントのうち3つが同一国で連続して行われるのは世界初のことです。

それで、この3年間を「ゴールデン・スポーツイヤーズ」と呼ぶようになりました。これは、スポーツ庁と経済産業省が設置した「スポーツ未来開拓会議」の座長などを務める早稲田大学の間野義之教授が、2016年頃に名付けたことが始まりと言われています。

「ゴールデン・スポーツイヤーズ」が日本に与えるインパクトのあまりの大きさから、「スポーツ界に訪れた奇跡の3年間」、明治維新に続く「第二の開国」と呼ぶ人もいるほどです。

「ゴールデン・スポーツイヤーズ」が日本にもたらす経済効果は?

では、「ゴールデン・スポーツイヤーズ」は日本にどれほどの経済効果をもたらすのでしょうか?一つずつ見ていきましょう。

▲[快進撃を続けるラグビー日本代表]:イメージ
▲[快進撃を続けるラグビー日本代表]:イメージ

ラグビーワールドカップ2019

期間:9月20日~11月2日
日数:44日
出場国や地域、参加競技者数:20カ国・地域(48試合)、1000人
競技開催地:全国の12都市
来場者数予測:220万人
訪日客数予測:40万人
経済効果予測:4,372億円

ラグビーは、1試合あたりの選手の消耗が激しいため、各試合間のインターバルが比較的長く取られます。

この影響で大会期間が長くなり、しかも全国開催のため、海外ファンの日本周遊が見込めます。

他の2つの大会に比べて、大会規模は小さいにも関わらず、4,300億円を超える大きな経済効果が見込めます。訪日観光客としては、欧米や豪の富裕層が多いのも特徴です。

2020年 東京オリンピック・パラリンピック

期間:7月24日~8月9日(オリンピック)/ 8月25日~9月6日(パラリンピック)
日数:合計30日
出場国や地域、参加競技者数:204カ国・地域、1万5,000人
競技開催地:東京を中心とした関東中部東北北海道
来場者数予測:1,000万人
訪日客数予測:40~60万人
経済効果予測:30兆円

短期間の間に、世界中の国と地域から訪日客が大挙して押し寄せてくることが予測されます。多数の国や地域が関わるため、世界に向けて「日本」をプロモーションする絶好の機会ですし、ダイバーシティーやインクルージョンを啓発するすばらしい機会ともなることでしょう。

みずほ総合研究所が作成した資料(※1)によると、予測される経済効果も桁違いです。

直接効果(施設整備費、大会運営費、大会観戦客支出)は2兆円程度ですが、さまざまな分野での投資、インバウンド観光消費、多言語対応、スポーツ需要、日本食への需要、国際会議などの付随効果が約28兆円と膨大だからです。官民挙げての適切なインバウンド対策を総力で進めていくことで、「観光立国日本」の実現に向けた、文字通りエポック・メイキングな年となることでしょう。

ワールドマスターズゲームズ2021関西

期間:5月14日~5月30日
日数:17日
出場国や地域、参加競技者数:150カ国、5万人
競技開催地:関西広域
来場者数予測:20万人
訪日客数予測:10万人
経済効果予測:1,461億円

特に関西地方に大きな経済効果をもたらすことが期待されます。例えば、「スポーツ産業は大阪から」という言葉がありますが、関西は世界三大スポーツ用品開発地のひとつです。

この続きから読める内容

  • 「ゴールデン・スポーツイヤーズ」が日本にもたらす効果は?
  • 少子高齢化に伴う地方の過疎化・産業の衰退という課題を解決できる可能性がある
  • 最大のレガシーは「人づくり」
  • 外国語対応の課題と対策
  • 課題が見えてくる現場
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この記事の筆者

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル

株式会社アットグローバル 代表取締役 小田島耕治。1994年から約7年間、IBM系の会社で翻訳業務を担当した後、独立してアットグローバルを設立。25年間の翻訳業界での経験と、10万件以上の多言語翻訳の実績を活かし、世界の40以上の言語での翻訳サービスと、多言語化のコンサルサービスを提供中。インバウンド多言語対応に役立つ情報を発信いたします。

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