京都が抱える観光問題 | 市バスのオーバーツーリズム問題と対策事例を紹介

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日本各地で訪日観光客が増えています。その中でも京都は観光都市として非常に人気で、観光客が押し寄せています。しかしながらインバウンド需要が市民生活にもたらしたものは「豊かさ」だけではありません。同時に複雑な問題を抱えることになりました。

交通機関の混雑は代表的な「観光公害」のひとつです。

京都市を走るバスは乗客の需要があるにもかかわらず、近年は運転手の確保に苦労しているそうです。免許取得のための補助金も支給されていますが、運転手の定着率はあまり芳しくないことが伝えられています。

また交通機関だけでなく、だれかれ構わず写真に収める観光客に住民が辟易し、ついに「写真撮影禁止」の立て札も設置されたといいます。

この記事では、京都市が直面するオーバーツーリズムの問題をご紹介します。

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京都市が抱える観光公害(オーバーツーリズム)とは

日本人にも人気の観光地である清水寺金閣寺、伏見神社は常に観光客で溢れているような状態となり、日本人の中には「風情が失われてしまった」という人も珍しくありません。

紅葉シーズンはこれまで「穴場スポット」と呼ばれるような場所でも身動きができないほどの混雑が続き、我先にとカメラや自撮り棒を使って記念撮影を行っています。

ついには「巡行は観光客、宵山は市民と」いう棲み分けができていた祇園祭に地元民の足が遠のくほど、どこへ行っても観光客の姿が目立つようになり、地域住民の生活や自然環境にまで影響を及ぼしています。

持続可能な観光地として京都を押し出していくためにも、こうした問題への対策が急がれます。

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京都市の訪日外国人観光客数の状況

京都市が調査を始めた2000年から京都への訪日外国人は緩やかに増え続け、2014年から飛躍的に数字を伸ばしています。

2016年には観光者数が300万人を超え、旅マガジンを運営するツーリストコミュニティーサイト「Wanderlust」では2016年から2年連続の読者人気ランキング1位を獲得しました。(2017年京都観光総合調査より)

京都は訪日外国人観光客数が増え続けている

▲[観光入込客数,観光消費額及び外国人宿泊客数の年次推移:京都府ホームページより引用]
▲[観光入込客数,観光消費額及び外国人宿泊客数の年次推移:京都府ホームページより引用]

平成30年京都市観光協会の発表によると、 宿泊客に占める訪日外国人の割合が前年比3.7ポイント上回る43.9%ととなり、調査を開始した26年から4年連続で過去最高記録を更新しています。

その背景にはLCCの便数が増加したことにより、旅行費が以前と比べて低価格になったことや、成田空港から東京入りし、箱根富士山・京都をめぐって関西国際空港から帰国する定番ルート、「ゴールデンルート」として京都が外せない場所となっていることが挙げられます。

その他、トリップアドバイザー「外国人に人気の観光スポットランキング2019」第1位には伏見稲荷神社(6年連続)が輝くなど、観光地として注目され続けています。

インバウンド人気の理由は寺院や神社などの名所

訪日外国人が京都を訪れて最も感動したと答えているのが「寺院・神社・名所」です。

京都市を訪れた中で最も多かった外国人観光客は欧州出身者で、中国出身者と続いていますが、「寺院・神社・名所」も欧州・中国から訪れる人が4割以上を占め根強い人気となっています。 

寺院・神社・名所で記念写真を撮影する際に着物を着用できるなど、場所を訪れるだけではなく、体験を加味したサービス、いわゆる「コト消費」が好評となっています。

また、京都を一度訪れて気に入り、リピーターになったり、家族や友人へ口コミを紹介する事例が多いということも京都へ来る訪日外国人が増えている理由でしょう。

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この続きから読める内容

  • 京都市バスが抱えるオーバーツーリズム問題
  • 問題1. 観光客増加により市民が市バスに乗れない
  • 問題2. 問題は市バスだけではない
  • オーバーツーリズム問題の解決に向けた取り組み事例
  • 事例1. バス料金の値上げ
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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