2024年の「春節」はいつ? 2月に迫る中国の大型連休 春節に向けたインバウンド対策はいつからやるべき?

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中国人にとって最も重要なイベントの一つ「春節」。今年2024年の春節は、2月10日から17日となっています。

大型連休となるこの期間、例年多くの中国人観光客が日本を訪れていました。一方でご存知の通り、コロナ禍で中国人観光客は激減。感染状況が落ち着いた後も、福島第一原発の処理水海洋放出に中国側が反発するなど様々なできごとの影響を受けた結果、未だ訪日中国人客数の回復は他国に比べ遅れている現状です。

そんな中、今年は"コロナ禍収束後初"の春節となるため、中国のインバウンド市場がどう動くのか注目されます。

本記事では、2024年の春節の詳細や、例年の春節インバウンド動向などを解説します。

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春節とは?

春節とは、中国における旧暦の正月(旧正月)です。家族や親戚で集まり、豪華な料理で新年を盛大に祝います。

特にコロナ禍前はこの休暇期間を利用して海外を訪れる中国人も多く、訪日して「爆買い」をする中国人が話題になるなど、日本国内の消費にも影響を与えてきました。

また、春節は中国本土だけでなく、香港や台湾などの中華圏でも祝われるため、中華圏各地域から観光客が日本を訪れるのも特徴です。ただし期間は地域によって異なります。

春節 いつ
▲春節のイメージ画像

2024年の春節はいつ?

春節は旧暦に基づいているため、現在の新暦に置き換えると毎年日付が異なることが特徴です。期間は旧暦の元旦にあたる「春節当日」の前日から平均して7日間となっています。

今年の春節について中国政府は、2月10日(土)から17日(土)の計8日間春節休暇とする旨の通知を発表しています。

※なお、春節休暇はその時の状況に応じて日程が変更されることもあります。コロナウイルスが拡大した2020年は、感染拡大防止の観点から、当初1月下旬に予定していた7日間の春節の終了時期が延長されました。

※1/19追記:2024年春節では延べ「90億人」が移動すると予想

中国政府の発表によると、春節の連休を含む2024年1月26日〜3月5日の40日間には、過去最高となる約90億人が地域を跨いで移動すると予測されています。

なかでも航空機を利用する人は8,000万人を超え、2019年比では9.8%増、2023年比では44.9%増で、過去最高を記録すると予想されています。春節期間中は国際線の運航便数を増やすとしており、今年の春節期間中の1日平均航空便数は2019年とほぼ同じ水準となる1万6,500便に達するということです。

春節に向けたインバウンド対策はいつからやるべき?

2024年の春節、どこまで中国からの訪日客が戻るかは不透明な状況です。インバウンド対策をやるべきなのか、迷っているという方もいるでしょう。

今回は中国向けのインバウンド対策を実施せず、様子を見たいという方は、中国インバウンド市場の最新動向データや春節の見通しをまとめた記事【2024年最新】中国インバウンドの今後はどうなる?をぜひご覧ください。

一方で本記事公開時の1月中旬、インバウンド対策をやろうとは思っているものの、まだ始めておらずいつからやればいいのか迷っているという方がいれば、「今すぐ」対策を始めてください。

というのも、海外旅行に行く人の多くが「出発する日の1〜3か月前」には、どの場所を訪れるのか検討を始めているためです。

春節は2月10日からですので、すでに1か月を切っています。春節に合わせて情報発信を始めたいのであれば、今すぐ取り組むべきだと言えるでしょう。

業種によって情報発信のベストタイミングは異なる

ただし、業界・業種によっても情報発信のタイミングは異なります。地域(自治体)、航空会社、宿泊施設、旅行代理店といった業種については「旅マエ」の期間に情報収集されることが多く、旅行1か月前の時点で予約が終わっているという人も一定数いると考えられます。今からでも間に合う場合もありますが、本来はもう少し早い時期から取り組んでおくべきでしょう。

他方で、小売店・飲食店・観光施設・アクティビティといった業種の場合は、旅行直前や旅行中の期間「旅ナカ」に情報収集したり、ウォークインで訪れたりといったこともあり得ます。特にこれらの業種では直前の情報整備・発信もある程度効果を発揮するので、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょうか。

旅マエ 旅ナカ 旅アト
▲情報収集のタイミング、旅マエ・旅ナカのイメージ:訪日ラボ作成

関連記事:旅マエとは?訪日外国人観光客の情報収集について解説

では、今年の春節向けインバウンド対策の参考とするべく、これまでのインバウンド動向を振り返ってみましょう。

春節 これまでのインバウンド動向を振り返り

コロナ前は多くの中国人観光客が日本を訪れていた春節。例年のこの時期のインバウンドにはどのような動きがあったのでしょうか。

【コロナ前】化粧品など日用品に高い需要

訪日中国人客数はコロナ前の2019年まで6年連続で増加し、2019年には過去最多となる年間959万人に達しました。

春節期間に日本を訪れた訪日外国人は、2018年に比べて2割ほど増加しています(※当時の観光庁長官会見より)。

消費傾向については単独の調査がないため、2019年全体のデータを見てみましょう。訪日中国人が購入した品目で最も人気のある品目は「化粧品・香水」で、そのほか「菓子類」「医薬品」「衣類」などが上位にランクインしています(※観光庁訪日外国人消費動向調査」2019年より)。

ただし、2019年にはすでに「爆買い」が全盛期の勢いを失っていました。「電商法」によるバイヤーの取り締まりや、中国国内の景気低迷、越境ECの発達で訪日しなくても日本の商品が買えるようになったこと、中国国内の商品の品質向上などが要因です。コロナ禍を経て、これらの傾向はより顕著となるかもしれません。

とはいえ、中国人観光客の購買による消費はまだまだ多く、小売業界などにとって大きな市場であり続けることには変わりないでしょう。

関連記事:

【コロナ禍】訪日中国人客数減、国内旅行が主流に

新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年。2019年2月の訪日中国人観光客数が72.4万人だったのに対し、2020年2月は87.9%減となる8.7万人まで減少しました。

2021年、2022年は中国政府から春節に移動や帰省を控える旨の発表がされたことから、多くの人が中国国内で年を越す「就地過年」が主流となりました。

関連記事:今年の「春節」中国の様子は?大都市ホテルの予約300%増・日本舞台の映画売上1位に・お年玉はデジタル送金

【2023年】日中関係がインバウンドの動きにも影響

2023年は、春節の国内旅行者数は7日間でのべ3億800万人となり、前年より23%増加。また、出入境者数は1月21日~26日の間にのべ119万2,000人となり、前年の約2倍となりました。

しかし先述の通り、水際対策をめぐる日中間の摩擦が高まった影響を受け、日本への入国者数は引き続き低迷。また8月中旬以降は、福島第一原発の処理水海洋放出に中国側が反発した「処理水問題」も影響を及ぼしました。

その一方で、中国人客に対する規制を撤廃・緩和した東南アジア各国が、中国人の海外旅行先として人気を集めました。

中国で人気の海外旅行先としてはタイや韓国、ベトナムなどがあります。2024年も引き続き、こうしたアジア周辺の国々が日本のライバルとなるでしょう。

関連記事:2023年「春節」振り返り 中国人の観光・訪日動向は

【2024年最新】中国インバウンドの今後はどうなる?【おすすめ記事】

いよいよ中国市場の動きが本格化するかもしれない今、おさえておきたい中国インバウンドの動向。

訪日ラボでは、中国最大級のOMO⽣活情報プラットフォーム「大衆点評」で日本エリアを担当する草刈 美香氏と、インバウンドの専門家である訪日ラボ インバウンド事業部長 川西の解説による、2024年中国インバウンドの展望をお届けしています。

中国インバウンド市場の最新動向や春節の見通しについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

▲"コロナ後"初の春節どうなる?「大衆点評」最新データに見る今後の中国インバウンド動向
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→ 【2024年最新】中国インバウンドの今後はどうなる?

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<参照>

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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