2024年「最も読まれた記事」を発表!訪日ラボ年間アクセスランキング

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いよいよ2024年も終わろうとしています。今年はインバウンド需要の回復が目覚ましく、2024年11月時点で累計訪日客数は3,337万9,900人に達し、過去最多の人数となりました。

そんな2024年、訪日ラボでは企業のインバウンド担当者・訪日マーケティング担当者の方に向けて、訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信してきました。

本記事では、2024年に公開した記事の中で、アクセス数の多かった5記事をご紹介します。


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2024年 訪日ラボ年間アクセスランキング

今年公開した記事の中で、アクセス数が多かったのはこちらの5記事です。

1位.「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は?

株式会社電通が世界15の国・地域を対象に実施した「ジャパンブランド調査2024」。

この調査は、「ジャパンブランド」が世界でどのように評価されているのかを調べたもので、日本が「観光目的で再訪したい国・地域」で1位であることがわかりました。

海外旅行経験者の再訪意向:株式会社電通「ジャパンブランド調査2024」
▲海外旅行経験者の再訪意向:株式会社電通「ジャパンブランド調査2024」より

2位のシンガポールとは19.9ポイント、3位のアメリカとは21.6ポイントの差があり、日本が突出して人気が高いことがわかります。

関連記事:「今後行きたい旅行先」日本が11市場でトップに:JNTO、新たに世界22市場の旅行意向調査を公表

日本を観光目的で訪れた人のきっかけは「前回日本を訪れて楽しめたので、また行きたいと思ったから」で、約半数がリピーターとして訪日観光を楽しんでいることがわかります。

▲訪日外国人の来日キッカケ:株式会社電通「ジャパンブランド調査2024」より

また、訪日旅行で期待していることとしては、以下の3つが上位にあげられています。

  • 多彩なグルメ
  • 他国と異なる独自の文化
  • 他国にない自然景観

さらに、お金を払って体験したいこととしては、「庶民的な和食レストラン」「農泊」「新幹線」などの選択率が高く、日本人の日常的な文化にも関心が集まっていることがわかりました。

詳しくはこちらをご覧ください。

「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は?:ジャパンブランド調査2024(電通)

2位. 【2024年最新】長野で外国人に人気の観光スポット:松本城が3位、1位は?(訪日ラボ「インバウンドランキング」シリーズ)

訪日ラボが最新の口コミデータを元に独自調査・発表しているインバウンド人気観光地ランキング。各都道府県の観光地におけるインバウンド人気ランキングをはじめ、業種・施設別でのランキングも調査しています。

そんな『インバウンド人気観光地ランキング』の中で、今年最も注目を集めたのは、長野県編】でした。

長野県の観光スポットにおけるインバウンド人気TOP10は以下の通りです。

数ある観光スポットのなか、長野県で「今」インバウンドに最も人気があるのは「上高地」でした。2位以降の順位には「河童橋」「大正池」など上高地周辺のスポットがランクインしており、「上高地」のインバウンド人気の高さがうかがえる結果となりました。

ほかにも、本レポートでは「上高地」が外国人観光客から人気を集めている理由や、「英語」「繁体字」「タイ語」など、各言語圏における人気観光地ランキングなどを掲載しています。

長野県におけるインバウンド動向を包括的に理解できる内容となっておりますので、ぜひ本レポートをご覧ください。

詳しくはこちらをご覧ください。

【2024年最新】長野で外国人に人気の観光スポット:松本城が3位、1位は?

※そのほかの都道府県や業種・施設別でのインバウンド人気ランキングを調査したレポートはこちらからご覧ください。

3位. 外国人観光客は何を楽しみに日本に来ているのか?

世界中の国と地域の人々に魅力的な旅行先として選ばれている日本。

米旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー」が2024年10月に発表したアワードでも、日本は米国版と英国版において2年連続で「世界で最も魅力的な国」に選出されています。

関連記事:日本が「世界で最も魅力的な国」に選出 大手旅行雑誌で2年連続1位

では、外国人観光客は訪日旅行の際、どんなことに期待しているのでしょうか。

観光庁が発表した「訪日外国人消費動向調査 2023年年次報告書」によると、訪日外国人観光客が「訪日前に期待していたこと」では、以下がトップ5となりました。

  • 1位:日本食を食べること(83.2%)
  • 2位:ショッピング(60.9%)
  • 3位:繁華街の街歩き(51.7%)
  • 4位:自然・景勝地観光(49.4%)
  • 5位:日本の酒を飲むこと(34.9%)

日本食の人気は圧倒的で、加えて日本のお酒も大きな魅力の1つとなっていることがわかります。

また、食以外にも、街歩きや自然観光など、日本ならではの「体験を期待する人も多くなっています。

一方、観光庁が2024年3月に発表した「訪日外国人旅行者の受入環境に関する調査」では、以下のようなインバウンド対応の課題も挙げられています。

  • ごみ箱の少なさ
  • 多言語対応
  • 決済手段への対応

中でも、「ごみ箱の少なさ」が30.1%で最も多く、外国人が日本に来る理由として上位となっている「ショッピング」「繁華街の街歩き」などを楽しむ際、困ることも多いのではないかと考えられます。

詳しくはこちらをご覧ください。

外国人が日本に来る理由ランキングTOP10!日本の食事とショッピング、どちらが人気?

4位. 世界で「最も混雑する国際線」はどこ?日本の路線もランクイン

航空データ分析のプロバイダー・OAGが発表した「2023年に最も混雑した航空ルート」では、日本の航空路線が複数ランクインしました。

  • 国際線部門4位:ソウル〜関西線
  • 国内線部門2位:新千歳〜羽田線
  • 国内線路線3位:福岡〜羽田線

ランキング全体に目を向けると、国際線では年間約490万席が提供されたマレーシアのクアラルンプール〜シンガポールのチャンギまでの路線が1位に。

国内線のランキングでは、2019年と2022年にもトップだった韓国の済州〜ソウル線が1,370万席で1位となりました。

詳しくはこちらをご覧ください。

世界で「最も混雑する国際線」4位にソウル〜関西線、1位は?

また、同社は12月24日、「2024年に最も混雑した航空ルート」を発表しています。

日本からは国際線部門で成田~ソウル(仁川)線が3位、関西~ソウル(仁川)線が5位に。国内線部門では新千歳〜羽田線が2位、福岡〜羽田線が3位にランクインしました。

日本の航空路線は、国際線と国内線の両方で高い順位となっています。

2024年版の調査結果はこちらをご覧ください。

世界で「最も混雑する国際線」3位にソウル〜成田線、1位は?

5位. 世界で最も「観光で稼いでいる国」から日本が学べること

UN Tourism(世界観光機関)が発表したデータによると、2023年の「国際観光収入ランキング」で1位となったのは、アメリカでした。

アメリカが観光収入でトップに立つ理由は、国土の広さと多様な観光資源にあり、アメリカ大使館の公式マガジンによると、ニューヨーク州やフロリダ州、カリフォルニア州などが渡航先として人気のようです。

また、ワイナリーで有名なカリフォルニア州のナパ・バレーでは超富裕層向けツアーの実施、ハワイではハワイ州観光局(HTA)の創設など、独自の取り組みを行い、観光収入に繋げています。

一方、日本では2023年(令和5年)版の観光白書で「稼ぐ力」の強化が課題として指摘され、消費額拡大のためには以下のような要素が必要だとされています。

  • 豊かな自然・文化・食など、地域独自の資源を生かした地域ならではの質の高い体験コンテンツの造成・磨き上げ
  • 地域内外のさまざまな主体との連携などによる広域周遊の促進や戦略的な発信
  • 滞在体験の魅力向上などによる長期滞在の促進

アメリカ事例を参考にすることに加えて、日本独自の魅力を活かして「稼ぐ力」を高めることが求められています。

詳しくはこちらをご覧ください。

世界で最も「観光で稼いでいる国」は?日本が「稼ぐ観光」を実現するために、海外事例から学べること

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以上、「2024年 訪日ラボ年間アクセスランキング」をお届けしました。2024年も訪日ラボをご愛読いただいた皆様、誠にありがとうございました。

今後も訪日ラボは、インバウンドに関する最新情報の把握やマーケティングに役立つニュース・コラムをお届けしていきます。2025年もどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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