アライドアーキテクツ株式会社は、運営する中国マーケティング情報メディア「中国マーケティングラボ(以下、CNMLab)」において、「2024年下半期REDアカウントフォロワー数ランキングTOP10」を発表しました。
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中国マーケティングラボ、REDアカウントフォロワー数ランキングを発表
アライドアーキテクツ株式会社は12月20日、CNMLabにおいて、全10部門におけるRED(小紅書)アカウントフォロワー数をランキング化した「2024年下半期REDアカウントフォロワー数ランキングTOP10」を発表しました。
REDとは中国発のライフスタイル共有アプリで、化粧品やファッション、旅行、食べ物など多岐にわたる情報を検索・シェアできます。
中国版Instagramとも呼ばれるREDは、月間アクティブユーザーは3.1億人以上で20〜30代の女性がユーザーの多くを占めており、今や中国人をターゲットとしたインバウンド対策には欠かせないSNSとなっています。
同ランキングでは、「ドラッグストア・バラエティストア・免税店」「中古品」「百貨店・商業施設」「ホテル」「飲食」「ファッション」「ジュエリー・宝飾品」「日本人単独女性」「日本人単独男性」「在日中国人女性」の全10部門で結果を発表しました。
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【ドラッグストア・バラエティストア・免税店】訪日客から人気が高いドン・キホーテが1位
「ドラッグストア・バラエティストア・免税店」部門では、1位「ドン・キホーテ(フォロワー数24.3万人)」、2位「マツモトキヨシ(18.4万人)」、3位「ロフト(10.1万人)」という結果になりました。
上位のアカウントでは動画コンテンツを頻繁に発信しており、コンテンツの質の高さがフォロワー数増加につながっていると考えられます。また、上位3アカウントの店舗はインバウンドから人気が高く、訪日時に来店を検討しているユーザーがフォローしていると予想できます。
ドン・キホーテはRED以外でも、ブルーノ・マーズをCMに起用するプロモーションなどで注目を集め、外国人観光客から高い支持を得ています。
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【中古品】国際的に需要が高い日本の中古品 広く検索するユーザーにアプローチ
「中古品」部門では、1位はエルメス買取専門店「GINZA XIAOMA(フォロワー数3.7万人)」、2位は中古ブランド品やブランド古着を取り扱う通販サイト「ALLU(2.0万人)」、3位は香港や台湾でも展開している「BRAND OFF(1.9万人)」でした。
上位のアカウントでは店員がおすすめ商品を紹介したり、日本の中古品を広く検索しているユーザーに関心を持ってもらうため、商品の品揃えやお店・スタッフの雰囲気など、幅広い情報を盛り込んだコンテンツが発信されています。
日本の中古品は「USED IN JAPAN」とも呼ばれ、状態が良好であることから、外国人観光客の人気が高まっています。
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【百貨店・商業施設】人気の店舗を中心としたコンテンツづくりが有効
「百貨店・商業施設」部門では、「三越伊勢丹(フォロワー数2.6万人)」が1位となりました。2024年6月と比較して、フォロワー数が約1.6万人増加しています。
続いて、2位は「GINZA SIX(2.1万人)」、3位は「阪急阪神百貨店(1.4万人)」となりました。「GINZA SIX」の公式アカウントでは、各テナントの紹介など、高級感を意識したコンテンツの人気が高くなっています。
また5位にランクインした「LUMINE」は、2024年9月に公式アカウントを開設しました。ルミネ新宿を中心に、新宿での買い物を検討しているユーザーに対してのコンテンツが多くなっています。
複数のテナントや店舗がある場合、その中で特に人気のお店を中心としたコンテンツづくりが有効といえます。
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【飲食】競合が少なく、適切な発信が有効
「飲食」部門では、りんご飴専門店の「代官山Candy apple(フォロワー数6.8万人)」が1位ととなり、2024年6月から約2.2万人フォロワー数が増加しています。
2位は表参道や新宿に店舗を構えるカフェ「NANATEA & Tsutsumi(1.3万人)」、3位は京都・宇治に本店を置く「伊藤久右衛門(1.2万人)」という結果となりました。
日本の食は、インバウンドから高い評価を得ています。飲食のカテゴリーはREDアカウントを運営している企業が少ないものの、適切なコンテンツを発信できれば、フォロワー数の増加や認知向上に繋がると考えられます。
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【日本人単独女性】企業においてもアカウント運用の参考に
「日本人単独女性」部門では、エンタメ、アーティスト、ファッション、美容など、カテゴリーが多岐にわたっていることが特徴です。
日本人インフルエンサーのRED活用は増加しており、企業や店舗においては、すでに各カテゴリーで人気があるアカウントを参考に、自社アカウントのコンテンツを考えることも有効だと考えられます。

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<参照>
アライドアーキテクツ株式会社:フォロワー数増加の共通点は質の高い動画コンテンツ!中国マーケティングラボ(CNMLab)が全10部門の2024年下半期REDアカウントフォロワー数ランキングTOP10を発表
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【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
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【インバウンド情報まとめ 2025年5月後編】2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に5月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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→2025年の訪日客数「4,500万人」へ、観光庁長官の見解は? / 2025年訪米旅行者支出「125億ドルの損失」予想 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年5月後編】
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