「さっぽろ雪まつり」4日に開幕、訪日客からも人気

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

北海道の冬の風物詩として親しまれている「2025さっぽろ雪まつり」が、2月4日に開幕しました。11日まで開催されており、日本国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れています。

また昨年と同様、世界各地からも9チームが雪像作りに参加しています。

関連記事:「2024さっぽろ雪まつり」コロナ後初のフル開催

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

2025さっぽろ雪まつりが開幕

北海道はインバウンド客にも人気の観光地です。特に冬の時期は雪を目的に訪れる人々も多く、北海道のスノーリゾートには海外からも人気が集まっています。

そんな中、冬シーズンのイベントとして人気を集めているのが「さっぽろ雪まつり」です。

さっぽろ雪まつりは1950年より始まり、現在では国内外から200万人以上が集まる人気イベント。海外の国や地域が雪像作りに参加できるほか、有名作品の雪像も多く、雪まつりならではのスケールの大きさや希少性からインバウンド人気も高くなっています。

▲雪像に観光客が集まる様子 会場全体には約200基の雪像が並ぶ:訪日ラボ撮影
▲雪像に観光客が集まる様子 会場全体には約200基の雪像が並ぶ:訪日ラボ撮影

コロナ禍では規模の縮小を余儀なくされましたが、2024年に全面開催が復活。今年は前年に引き続き大通会場、つどーむ会場、すすきの会場の3会場で開催されています。

大通会場には迫力ある大雪像を楽しめるほか、つどーむ会場では雪を楽しめるスノークラフトが並び、すすきの会場では幻想的な氷像が立ち並ぶなど、全体で約200基の雪氷像が設置され、それぞれの会場で異なる見どころが用意されています。

▲氷像制作の様子 多くの見物客が集まる:訪日ラボ撮影
▲氷像制作の様子 多くの見物客が集まる:訪日ラボ撮影

世界各地からさっぽろ雪まつりに参加

さっぽろ雪まつりは市民参加型のイベントで、大通会場には市民が制作した80基もの雪像が立ち並びます。

作品の中にはドジャース・大谷翔平投手の雪像などもあり、話題を呼んでいます。

▲会場には市民グループによる雪像も数多く並び、人気投票も実施される:訪日ラボ撮影
▲会場には市民グループによる雪像も数多く並び、人気投票も実施される:訪日ラボ撮影
また1964年から始まった「国際雪像コンクール」では、世界各地の国と地域によるチームが参加し、大通会場内で唯一、雪像の制作風景を間近で楽しめるとして注目を集めています。今年の国際雪像コンクールには、タイやハワイ、シンガポールなどの9チームが参加しました。

同時期にはインバウンド向け雪像作りイベントも

札幌観光協会は昨年に引き続き、さっぽろ雪まつりの開催時期にあわせて、11日まで「雪像制作体験2025」をさっぽろ羊ヶ丘展望台にて開催しています。

インバウンド客や道外からの観光客に向けた、冬の札幌の新たな観光コンテンツとして企画されており、昨年は108人が雪像制作に参加したとしています。また、今年はミニ雪像の制作を体験するプログラムも用意されています。

▲ミニ雪像作り:一般社団法人札幌観光協会プレスリリースより
▲ミニ雪像作り:一般社団法人札幌観光協会プレスリリースより

春節期間、北海道が日本の人気観光地1位に

中国の旧正月である春節の期間には大型連休が設けられており、旅行を楽しむ中国人も多い時期です。さっぽろ雪まつりにも、多くの中国人観光客が集まっているといいます。

中国台湾などの海外プロモーションインバウンド支援を手がけるインタセクト・コミュニケーションズ株式会社の調査によると、春節期間中の日本の人気旅行先として北海道が1位に選ばれました。

関連記事:中国春節、人気の都道府県1位は北海道

また、2024年12月には新千歳空港で天津航空や海南航空が復便、北京首都航空が新規就航しており、今後のインバウンド需要にも期待がかかります。

2025さっぽろ雪まつりは11日まで開催

2月4日に開幕した「2025さっぽろ雪まつり」は、三連休最終日の11日まで開催中です。

拡大するインバウンド需要や航空便の回復もあり、今年は日本人はもちろん、多くのインバウンド客の来場が期待できそうです。

またさっぽろ雪まつり期間中、大通会場の付近ではアイヌ文化を氷彫刻で発信するイベント「UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Team」が開催されています。公益財団法人アイヌ民族文化財団がウポポイのPRとして開催しており、期間中はアイヌ文化を表現した氷彫刻やアイヌの伝統料理などを楽しめるといいます。

UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Team
▲UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Teamの様子:訪日ラボ撮影

冬シーズンの北海道は、さっぽろ雪まつりをはじめとするイベントや、ニセコなどのスノーリゾートの盛り上がりが顕著です。今後のインバウンド業界においても、誘客や受け入れ対応の先進地域の一つとして注目されるでしょう。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

さっぽろ雪まつり:公式サイト

一般社団法人札幌観光協会:さっぽろ羊ヶ丘展望台で「雪像制作体験」を開催。雪像を見るだけでなく作って楽しむ体験を提供。

ウポポイウェブサイト:UPOPOY Ice Park Ice Sculptures by World Champion Team開催 氷の彫刻でアイヌ文化の多様な魅力を発信

2025春・夏のインバウンド集客に向けた準備を徹底解説!【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.9】

インバウンドの最新トレンドが学べる「訪日ラボ トレンドLIVE!」シリーズの第9弾を開催します!訪日ラボとして取材や情報収集を行う中で、「これだけは把握しておきたい」という情報をまとめてお伝えするセミナーとなっています。

今回は、30分Ver.の短時間で学べるセミナーとなっていて、インバウンド業界最大級メディア「訪日ラボ」副編集長が、直近のインバウンドトレンド情報から今月のテーマについてお話ししていきますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

<本セミナーのポイント>

  • 毎月インバウンドの最新動向がわかる!
  • 業界最大級のインバウンドビジネスメディア「訪日ラボ」を運営する副編集長 石橋が登壇!
  • 30分間でサクッと学べる!

詳しくはこちらをご覧ください。

2025春・夏のインバウンド集客に向けた準備を徹底解説!【訪日ラボ トレンドLIVE! Vol.9】

【インバウンド情報まとめ 2025年1月後編】中国春節突入、百貨店の訪日プロモーション活発化 ほか


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に1月後編のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

中国春節突入、百貨店の訪日プロモーション活発化 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年1月後編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに