アニメ・マンガはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは、中国で最大規模を誇る口コミサイトで、世界中の店舗情報と消費者によるレビューを掲載する口コミ投稿サイトです。 口コミが非常に重要視される中国ですが、大衆点評は2003年4月に中国の美団点評社によりサービスが開始されました。 大衆点評は、レストラン、ショッピング、エンタメ、ホテル、サロン、クリニックなどさまざまな業種を掲載しています。
ユーザー数6億人、日次アクティブユーザー数が5,000万人以上を誇る大衆点評は、訪日外国人旅行客数トップの中国人にとって非常に重要なツールであるといえます。 大衆点評は、アニメやマンガにおけるインバウンド対策にも活用できます。
日本のアニメは、高い表現力やストーリー性などの観点から、外国人からも注目を集めています。とくに人気の作品は、外国語版が海外で発売・放送されるほどの勢いです。 アニメやマンガではどうやって大衆点評をインバウンドに活用しているのでしょうか?以下では、アニメやマンガで大衆点評を活用した事例を紹介いたします。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >地図やガイドブックを出版する「昭文社」の大衆点評活用事例
昭文社は、地図やガイドブックを発行している出版社です。鮮度の高い国内の旅行ガイド情報を生かして、2014年から、訪日外国人向け事業として、自社メディア「DiGJAPAN!」を展開しています。
同サービスはアプリ版およびWeb版が展開されており、観光地や飲食店のレビュー、おすすめの旅行プランなどが発信されています。 このように自社でも情報発信を行う一方で、昭文社は2015年2月から、大衆点評に対する訪日中国人旅行者向け情報の配信事業を始めました。 東京など、特定エリアの観光コンテンツやおすすめモデルコースが提供されています。また、大衆点評のほか「在路上」という訪日中国人向けサービスにも情報を配信しています。
こうした訪日中国人向けサービスへの配信事業により、アクセスログなどのデータ解析を通じ、中国人訪日旅行者の動向や嗜好を把握することで、より中国人旅行者のニーズにマッチした実用的コンテンツの充実をねらっています。
「蔦屋書店」の大衆点評活用事例
GINZA SIXに店舗を構える銀座 蔦屋書店は、本を介してアートと日本文化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案している店舗です。 店内は、白木と鉄骨で構成された櫓のような書架に囲まれているほか、店内のメインストリートである「アートストリート」では、蔦屋書店が選んだアーティスト100名の書籍を展開しています。 また、世界各地の展覧会の図録やアートの洋雑誌もラインナップしており、アート好きは足を運ぶべき店舗といえます。
この店舗は、大衆点評を利用して、中国人観光客向けに情報発信を行っています。現時点での口コミ件数は376件、評価は4.9(5点満点)と、高い人気を博しています。 具体的な口コミには「美しい芸術と書店が融合した空間」「美術館のような書店で、展示方法が面白い」など、芸術的な店内を評価するクチコミが数多く寄せられています。口コミを投稿している中国人は、店内の写真とともに投稿している人が多い傾向にあります。
現在、店舗に関連する写真は342件アップロードされており、店内の本棚やアート作品、おみやげなどが撮影されています。蔦屋 銀座店のアーティスティックな店内は、中国人観光客の心も掴んでいるといえそうです。
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