旅行会社・ランドオペレーターはどうやって大衆点評をインバウンドに活用すべきなのか?
大衆点評(たいしゅうてんぴょう/ダージョンディエンピン)とは、中国で最大規模を誇る口コミ投稿サービスです。中国国内にとどまらず、世界中の店舗情報と消費者によるレビューが掲載されています。
中国では口コミやレビューが非常に重要視されているほか、予約や決済などもこの大衆点評の中で完結するシステムが広く利用されており、中国のユーザーにとっては日常的に接するサービスの一つとなっています。ユーザー数は6億人で、日次アクティブユーザー数は5,000万人以上を誇ります。
そのような中国のユーザーにとって馴染み深い大衆点評は、日本に来る中華圏のインバウンド観光客に対するアピールとしても非常に有効と言えます。実際に日本の企業や店舗の多くが大衆点評に自店の情報を掲載し、インバウンド対策に役立てています。
大衆点評には幅広いサービスが登録されており、その中には旅行会社やランドオペレーターなど、旅行の手配に関わる業態も含まれています。
この記事では旅行会社・ランドオペレーターが大衆点評に登録されている例を紹介します。
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日本の大手旅行会社であるH.I.Sは、本社や渋谷区の店舗が大衆点評に登録されています。
それぞれについているレビューの数は多くありませんが、それぞれに利用した際の感謝が述べられており、中国のユーザーに対してHISのイメージアップを図るものとしては良い役割を果たしているといえます。
本社のページに関しては、荷物を預かってもらえたことによって旅行がスムーズにいったことに対する感動と感謝を述べる口コミがついています。また渋谷区の店舗に関しては外貨効果や荷物預けサービス、外国のカードに対応した各種ATMなどに非常に助けられたという旨の口コミがあります。またそこで台湾人のスタッフがいたことで言葉の心配もなかったことがそのユーザーの印象に残ったようです(ともに2021年9月現在)。
旅行に心細さや不安を抱えている観光客の困難を解消したことがこのようにレビューに反映され、潜在的なユーザーへのアピールにつながる可能性があるという点で、このようなレビューがつくのは非常に好ましいことと言えます。
「株式会社はとバス」の大衆点評活用事例
主に東京都内で定期観光バスを運応しているはとバスの営業所も、実は大衆点評に掲載されています。確認できる限りでは東京駅と新宿駅の営業所にそれぞれ個別のページがあります(2021年9月現在)。はとバスは中国人観光客に頻繁に利用されており、中国人観光客による貸切での運用がなされることもあります。
そのうち東京駅営業所のページには、日本の桜を楽しむためにはとバスを利用したユーザーの口コミが多数の写真つきで投稿されていました。日本の桜は中国でも人気が高く、日本の桜を見るために日本を訪れる中国からの訪日観光客はたくさんいます。
口コミにとって重要なことは、実際に利用したユーザーの感想や使用感などが潜在的なユーザーに伝わることです。このように写真がついた具体的な口コミがつくことは、以降の利用客を増やすことに貢献する可能性があるといえます。
そのためランドオペレーターも、実際に利用してもらったユーザーの感想をこのように口コミの形で残してもらうプラットフォームを持っていることは強みになりえます。
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