東京の民泊全13,000件を分析調査 4件に1件が新宿にあり、土日に稼働率が上がる傾向

ホテルや旅館など一般的な宿泊施設を利用するよりも安く済むことや、インターネットの普及、シェアリングエコノミー型サービスの流行などを理由に、世界各国の観光客が旅行時に「民泊」を活用するケースが増えています。

日本においても近年、訪日外国人観光客数が異例のペースで増え続けていることを背景に、民泊に対する法規制の緩和が進んでおり、民泊が普及し始めています。

そんな日本における民泊市場。日本の首都「東京」において民泊市場は、どのような動向をたどっているのでしょうか?民泊分析ツールのmister suite labを活用して紐解いていきましょう。

<関連記事>

Favicon訪日ラボ

 

解禁か?規制か?評価が分かれる民泊新法・改正旅館業法、閣議決定:年間180日まで営業可能に規制緩和の一方違法民泊には罰金100万円

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

ホテル不足が問題化していた福岡市で民泊解禁! 近隣住民とのトラブル回避対策は?

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

 

[基本情報]総民泊物件数は13,605件!東京では1ホストが平均2件の民泊物件を所有

mister suite labによると、東京都では13,605件の民泊物件数が確認できます。ホスト数は、6,249人。ここから、東京に至っては1人のホストが2件以上民泊物件を保有していることがわかります。

 

[民泊物件情報]アパート&貸し切りタイプが大半:1人用民泊物件にニーズあり?



民泊物件 種類:民泊分析ツールmister suite labより
民泊物件 種類:民泊分析ツールmister suite labより

部屋タイプ別にみていくと、東京都では民泊物件の75%以上がアパートであることがわかります。その次に多いのが一軒家となっており、B&B(*)はほとんど確認できません。

東京では地価が高いことから、民泊ビジネスを行う際、そのほとんどがアパートを活用したものであることがわかります。

部屋タイプ別にみていくと、75%以上が貸し切り部屋となっており、残りの15%弱をシェアルーム(共同部屋)と個室(物件の一室のみを貸し出し)で分ける結果となっています。収容人数は、比較的分散されており、2人部屋、3人部屋、4人部屋、6人以上向けの部屋が多い様子。

逆に1人用の民泊物件は数が圧倒的に少なく、訪日外国人観光客におけるFIT(*)の増加という背景を加味すると、大きなニーズが眠っているかもしれません。

*B&B:宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できる宿泊施設

*FIT:団体旅行やパッケージツアーを利用することなく個人で行く海外旅行のこと

<関連記事>

Favicon訪日ラボ

 

【旅ナカ編】インバウンドで話題の旅マエ・旅ナカ・旅アトを徹底解説

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

動画を通じた海外PRはトレンドに!?動画事例3選とインバウンド向け動画制作サービスMOVANDのサービス内容をご紹介

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

 

[地域別物件数]新宿区では約3,000件の民泊物件を記録!3位にはインバウンドに人気の観光スポットが多い台東区が!



地域別物件数:民泊分析ツールmister suite labより
地域別物件数:民泊分析ツールmister suite labより

mister suite labによると、東京都でもっとも民泊物件数が多いのが新宿区。総物件数は2,933件です。交通の便の良さが理由の1つの予測できます。

2位には渋谷区がランクイン。計1,891件の民泊物件数を誇ります。新宿区と同様、観光時のアクセスの良さが理由の一部と考えられます。

浅草寺、雷門、アメ横、上野公園、東京国立博物館など訪日外国人観光客に人気のスポットを多く抱える台東区が3位に。民泊物件数は、1,080件です。

4位には、港区(1,067件)。5位には豊島区と(977件)と続きます。右記の図でも確認できるように、インバウンドに人気のスポットを多く抱える新宿区・渋谷区・港区を中心として民泊物件が集中しており、東京西部・東部においては、民泊物件数は少なくなっています。

 

[稼働率]平均稼働率は72%:土日は平日に比べ稼働率高め



東京都 民泊物件稼働率:民泊分析ツールmister suite lab
東京都 民泊物件稼働率:民泊分析ツールmister suite lab

mister suite labによると、東京都における民泊物件の稼働率は71.89%となっており、同じくインバウンドに人気の観光地である大阪(68.82%)、京都(71.86%)と比べると少し高めの数値に。

mister suite labでは、都道府県・市区町村別の民泊物件の稼働率を日付ごとに確認することができます2017年2月1日から2017年4月29日までの稼働率を確認してみると、

1名から2名向けの民泊物件の稼働率は、最低で45.7%、最高で77.84%。

3名から4名向けの民泊物件の稼働率は、最低で44.73%、最高で84.94%。

5名以上向けの民泊物件の稼働率は最低で42.45%、最高で84.09%となっています。

いわゆる花見シーズンでは、どのタイプの物件でも稼働率が上がっており、土日は平日に比べ、稼働率が高い傾向があります。

<関連記事>

Favicon訪日ラボ

 

稼働率平均88%!民泊運営に関するトータルサポートがウリ:民泊運用代行サービス MOTENASHIのサービス内容をご紹介

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

ラブホテルは訪日客の宿泊施設不足の救世主!?:大阪の宿泊施設の41%がラブホテル 政府も改装支援方針決定

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

コト消費への移行を背景に注目を集める宿坊:積水ハウス、大阪市天王寺区に宿坊をテーマにしたインバウンド向け宿泊施設を建設へ

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

 

[平均価格]平均価格は8,738円:イベント、曜日により変動



東京における民泊平均価格:民泊分析ツールmister suite lab
東京における民泊平均価格:民泊分析ツールmister suite lab

mister suite labによると、東京都で民泊物件に宿泊する際の平均価格は8,738円となっています。

mister suite labでは、都道府県・市区町村別の民泊物件の平均価格を日付ごとに確認することができます。2017年2月1日から2017年4月29日までの平均価格を確認してみると、

1名から2名向けの民泊物件の平均価格は、最低で5,891円、最高で7,477円。

3名から4名向けの民泊物件の平均価格は、最低で9,656円、最高で12,740円。

5名以上向けの民泊物件の平均は、最低で11,910円、最高で17,897円となっており、土日は平日に比べ、宿泊費が高い傾向があります。

 

まとめ:東京においては宿泊者人数&日付を考慮した民泊運用を!民泊の市場分析にはmister suite lab活用が有効

今回は、民泊分析ツールのmister suite labを活用して、東京都における民泊市場の概要をご紹介してきました。

東京の総民泊物件数は13,605件となっており、新宿区・渋谷区・台東区の順で民泊物件数が多い結果になっています。

東京の民泊物件の平均稼働率は71.89%、平均価格は8,738円となっており、3人以上の宿泊者向けの民泊物件に比べ、1人用の民泊物件数が少ないことがわかります。また、土日やイベント開催時には、並行して稼働率・宿泊価格が上がります。

民泊分析ツールのmister suite labを活用することにより、民泊市場におけるニーズを浮き彫りにすることができます。

<関連記事>

Favicon訪日ラボ

 

民泊TOP10はどこだ?東京、大阪、京都に続く4位は意外にも沖縄:民泊分析ツールmister suite labで見る都道府県別民泊物件数ランキング

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

【民泊】山形はたった10件 インバウンドの地方誘致が始まった今こそ新規参入のチャンス!?民泊物件数全国ワースト10まとめ

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

Favicon訪日ラボ

 

【民泊】わずか1年で民泊物件数140%増!2020年には2,000億円市場に 課題は稼働率・収益率か:東京民泊マーケット市場レポート 2016まとめ

インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに訪日外国人に関するニュースやデータを毎日配信するインバウンドビジネスの総合メディアです。

<参照>

mister suite lab (ミスタースイート)

 

 

役にたったら
いいね!してください

関連インバウンド記事

大阪の民泊全1万件を分析調査:平均稼働率は東京以上、民泊ホスト1人につき3件の民泊物件を所有していることが判明

訪日ラボ編集部  

民泊TOP10はどこだ?東京、大阪、京都に続く4位は意外にも沖縄:民泊分析ツールmister suite labで見る都道府県別民泊物件数ランキング

訪日ラボ編集部  

【11/27〜12/3】先週の気になるインバウンドニュースまとめ:コト消費への変遷で変わるインバウンドサービス、訪日外国人観光客の地方誘致はどうなる?

訪日ラボ編集部  

【民泊】山形はたった10件 インバウンドの地方誘致が始まった今こそ新規参入のチャンス!?民泊物件数全国ワースト10まとめ

訪日ラボ編集部  

ビッグデータ活用で訪日客を呼び込め!NAVITIMEが提供する「インバウンドGPSデータ」で詳細なインバウンド行動分析が可能に

訪日ラボ編集部  

【11/13〜11/19】先週の気になるインバウンドニュースまとめ:2016年訪日外客数は2400万人と観光庁コメント インバウンドは終わった?それとも終わっていない?など5選

訪日ラボ編集部  

【10/30〜11/5】先週の気になるインバウンドニュースまとめ:訪日外国人2000万人突破 爆買い終了のはずが医薬品は絶好調!プミポン国王没後のタイの様子は?など5選

訪日ラボ編集部  

10分で理解する民泊サービス その実態とは?背景や法的要件、課題などを解説

訪日ラボ編集部  

2017年3月のインバウンド市場は?:韓国市場が前年比30%増で絶好調、一方中国不振、欧米圏もイースターズレで不調

訪日ラボ編集部  

途家(トゥージャー)と自在客(ズーザイクー)の2強にAirbnbは苦戦?!中国で人気の民泊サービスまとめ6選

訪日ラボ編集部  
訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!