外国人観光客はコンビニがお好き…人手不足と人件費高騰の間で、インバウンドに活路を見出すコンビニの苦悩

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H29年度の観光庁の消費動向調査によると、訪日外国人(観光目的)の66.0%コンビニを利用しています。コンビニエンスストア訪日外国人が最もよく買い物をする場です。このため政府もコンビニエンス業界に訪日対応サービスへの取り組みを要請してきました。2020年の東京オリンピック開催をひかえ、各コンビニチェーンは次々と新しいインバウンド向けのサービスが打ち出しています。

しかし、店舗経営の側面から見ると、足元の人手不足(失業率2.4%:6月総務省発表、年々改善の傾向)と賃金の上昇(6月現在 全国平均で時給848円を2020年までに平均1000円までの引き上げを目標としている)の中での外国人向けサービスの多様化は負担増に違いありません。コンビニでどのようなインバウンド向けのサービスが提供されているのかまとめました。

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「便利で安全」という日本に対するイメージを支えるコンビニエンスストア

訪日外国人コンビニエンスストアをよく利用する理由は何でしょうか?24時間営業で津々浦々にある、という利便性だけでなく、近年では日本のコンビニのスナックやお惣菜を訪日時の楽しみに挙げる外国人もいるようです。

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リーズナブルな簡易宿所ビジネスホテルで宿泊し「朝食や間食はコンビニで買う」という行動パターンも増えており、コンビニ訪日外国人にとって食堂の役割を果たしていることもうかがわれます。

また、24時間明るいというのは「暗い=危険」という海外の常識からいうと安全イメージにつながりやすく、深夜でも安心して入店でき、幅広い品ぞろえからお土産必需品を手に入れられるコンビニ訪日外国人にとって日本で最も頼りになる施設の一つといえます。

そんなコンビニエンスストアインバウンドサービスを分類すると以下のようになりました。

コンビニのインバウンドサービス① お金まわりのサービス

既存のATMを利用したり、電子決済を取り入れて日本円への両替をしないでも買い物が出来るように対応しています。

ATMの海外キャッシュカード・クレジットカード対応(セブンイレブン)

コンビニATMで自国のキャッシュカードで日本円がおろせる銀聯・VISAその他に対応。

電子マネー・アリペイ決済サービス(ローソン)

中国阿里巴巴集団(アリババグループ)のモバイル決済サービスAlipay支付宝アリペイ)」を全店導入。電子マネーによる決済日本円への両替不要で買い物ができる。

免税サービス(セブンイレブン)

2015年から開始。合計5001円以上50万円以下の消耗品購入の際、レジで精算時にパスポート提示すれば免税書類(購入記録票)を発行。出国時に税関に提出すれば免税手続きが完了する。1000店舗より開始、順次拡大。

コンビニのインバウンドサービス② 言葉まわりのサービス

外国人とのコミュニケーションで現場スタッフにかかる負担を減らすため、店舗のために本部が開発した多言語対応サービスが登場しています。

多言語コンタクトセンター(セブンイレブン)

平成28年9月より全店舗にて開始。セブン-イレブン加盟店に訪日外国人が来店した際、トランスコスモスの「多言語コンタクトセンター」を通じて逐次翻訳を行う。対応言語は英語中国。時間は午前9時から午後9時まで。

マルチメディア端末「ファミポート」(ファミリーマート)

都内11店舗で店内の「ファミポート」の電話機能を使い、多言語案内を開始。英語中国語・韓国語タイ語の4か国語で、ファミリーマート店内での買い物以外に、観光スポットなど店舗周辺情報案内、タクシー予約など相談にのる。

この続きから読める内容

  • セブンイレブンら 大手コンビニの訪日外国人観光客向けサービス:社会インフラとして電子決済、多言語対応など多様な取り組み
  • コンビニのインバウンドサービス③ 宿泊まわりのサービス
  • 民泊チェックイン機能(セブンイレブン)
  • 民泊鍵保管代行(ローソン)
  • 電子キーのQRコード発行(ファミリーマート)
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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