2018年度中には3000万人に達すると言われる訪日旅行者数。主要都市観光ルートだけでない、地方の魅力的な旅行先を探す外国人旅行者も増えています。外国人旅行者を「我が町」に呼び込みたいなら、インターネット上での口コミ効果を狙うSNSマーケティングは欠かせません。
訪日数が最多の訪日中国人に向けて情報発信をしたい自治体も多いかと思いますが、中国向けSNSマーケティングでは中国ならではのネット特殊事情とその対応策を頭に入れておくべきでしょう。影響下にある市場規模は日本円で9000億円ともいわれる中国版SNSインフルエンサー、網紅(ワンホン)とKOLについてまとめました。
中国人観光客はスマホだけで旅マエ・旅ナカの情報収集のほとんどを完結している:中国人旅行者の最新スマホ・PC活用術とは?Expediaが明かし
訪日中国人観光客を集客・誘致するうえで、中国人の間での海外旅行市場に関して理解を深めることは大切なことです。UNWTO(国連世界観光機関)が発表した「World Tourism Barometer」によると、中国人観光客全体の2016年の海外旅行支出は総額で 26兆円 でした。2015年と比較すると 1兆円ほどの増加を記録 しており、世界全体の旅行支出額の 20% を占める額となっています。中国人観光客が魅力的なターゲットとなっているのは日本のインバウンド市場のみではないことが把握できるで...
訪日中国人観光客の日本旅行にどんな目的があるのだろうか
訪日中国人観光客が日本旅行を楽しむ事こそが旅行の目的かもしれません。これから紹介する訪日中国人観光客の旅行の目的を見ると、あの流行語だったり、あの人気キャラクターが登場してきたりと様々でした。また富裕層でも庶民的なグルメも楽しんでいるのだと感じる事ができました。 目次もはや定番化した訪日中国人観光客の爆買い日本の医薬品は訪日中国人観光客にも人気訪日中国人観光客目的は爆買いだけではない!訪日中国人観光客の子供もミッキーが大好き訪日中国人観光客の旅行先での食事は?訪日中国人観光客の好みは意外に...
【訪日ラボは、インバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を8月5日に開催します】
訴求する「ツボ」を押さえた口コミをするSNSインフルエンサー
訪日外国人向けのインターネットマーケティングを行うとき、「我が町」を魅力的な旅行先だと感じてもらうポイントはどこにあるのでしょうか?国や文化によって訴求するポイントは異なるため、日本人担当者ではうまく発信できないこともありえます。
マーケティング対象の国・地域やターゲット層ははっきりしているが、そこに切り込むメッセージが見えない…そんな時に頼りになるのがインフルエンサーを使ったマーケティングです。
インフルエンサーとはSNS上でたくさんのフォロワーを持つネットの人気者で、対象となる国や地域のフォロワーに強い発信力を持っています。
ターゲットしたいタイプのフォロワーを持つインフルエンサーと上手く組めれば、彼らが自分の言葉で「ツボ」を押さえた情報発信をしてくれます。ターゲットしたい層に、一番てっとり早くアピールできるのがインフルエンサーを起用したマーケティングなのです。
中華圏向けマーケティング 2018年はトライアンドエラーから一歩先へ!
初めまして、Cross C(クロスシー)編集部です。当社では中国人の習慣や常識に精通したメンバーにより、中華圏向けの主にオンラインでのマーケティング施策を日本企業や自治体へ提供しています。2017年も中華圏からの旅行客数含め、インバウンド市場が非常に盛り上がった1年となりました。そして訪日旅客数で圧倒的な伸びを見せたのが中国人観光客です。日本政府が掲げる「2020年までの訪日外客数4,000万人達成」の目標のもと、昨年は中国からの訪日外客数は同月としての過去最高を記録しつづけ、8月には単月...
中国版SNSインフルエンサー 網紅(ワンホン)とKOLの違い
いま中国向けSNSマーケティングでインフルエンサーとして注目されているのは、網紅(ワンホン)とKOLです。「網」は文字通りインター“ネット”・「紅」は“人気者”を表し、KOLは(Key Opinion Leader=キーオピニオンリーダー)を略したものです。
網紅とKOLの違いは、それほど明確ではないものの、KOLはSNSインフルエンサー全般を、網紅は動画インフルエンサーを指して使われることが多いようです。
中国のネットショッピング市場では美容・子育て・家庭用品といった女性向け商材が上位を占めており、そのためか、日本で注目されている網紅(ワンホン)とKOLも、日本在住の主婦など中国人女性が多いようです。
今、中国インバウンドで必ず抑えておくべき動画メディア「bilibili(ビリビリ動画)」とは?その向こうにいるユーザー「Z世代」の特徴と、訪
こんにちは、クロスシー編集部です。 本日は中国の動画メディアについてとりあげます。前半はJETROのレポートから全体像をご紹介し、後半ではその中でもインバウンド市場において重要となる動画プラットフォームの「bilibili(ビリビリ動画 中国語:哔哩哔哩)」について詳しく見ていきます。 [cta_toc_upper_banner] 目次 JETRO「中国の動画配信市場調査」レポートからユーザー動向をさぐる bilibili(ビリビリ動画)の特徴 ~「二次元」愛するZ世代が圧倒的多数!~...
なぜ日本人アイドルではダメなのか?理由は中国特有のプラットフォームに
「日本人アイドルだって中国で人気がある。なぜわざわざ中国人の網紅(ワンホン)とKOLを起用するの?」
という印象をお持ちであれば、思いだして頂きたいこと。それは中国のインターネットの特殊事情です。
グローバルなSNSプラットフォームとされるFaceBookやTwitter、インスタグラムは中国国内ではアクセスできず、事実上使えません。ですので、これらのプラットフォームにいくら中国向け情報発信をしても中国人には届かないということになります。
中国国内ではWeibo (微博)やWeChat(微信)といった、中国製のインターネットプラットフォームが使われていますので、中国人に向けて情報発信をしたいなら、これらのプラットフォームで活躍して多数のフォロワーを有する中国人の網紅(ワンホン)とKOLを起用しなくては意味がないのです。
中国人にモノを売るために必要なたった1つのコツ
中国からの訪日客数は年々伸びつづけています。訪日中国人たちは一体、何を望んで日本に来ているのでしょうか?実は、訪日中国人が何を望んでいるのかを把握することができる方法があります。それが、ソーシャルビッグデータの分析です。ソーシャルビッグデータ分析は中国で利用されているSNSを分析し、訪日中国人たちの動向を把握することができるのです。今回、中国のソーシャルビッグデータ分析に強みがあり、分析を基に効果的なPRを実現する株式会社トレンドExpress代表取締役の濱野智成氏に中国のソーシャルビッグ...
網紅(ワンホン)もKOLも企業スポンサーがつくビッグビジネスに成長しつつある
これほど注目が集まっている網紅(ワンホン)とKOLですから、企業が放っておくはずもなく、フォロワーが多いインフルエンサーは次々とスポンサーがついて、彼らと企業をつなぐビジネスも盛んになっています。
ビジネス志向のインフルエンサーを起用した地方観光のアピールは、ターゲットする層が絞りやすく、効果の上がりやすい手法と言えるかもしれません。
Weibo (微博)やWeChat(微信)を検索すると魅力的な中国人インフルエンサーのアカウントがたくさん見つかります。
中国向けKOL(インフルエンサー)施策を成功させるために必ず知っておくべき たった2つのヒント
こんにちは、Cross C(クロスシー)編集です。訪日中国人をターゲットにしたインバウンドプロモーションにおいては「インフルエンサーマーケティング」が欠かせません。一昨年、昨年と「ファン心理」と「信頼関係」から成立しているインフルエンサーを中心とした潜在顧客への情報発信はますます存在感を増しています。日本国内でも数々の企業が消費者とのコミュニケーションチャンネルとして利用するようになっていますが、中国でも同様です。今月はインフルエンサーの1つのカテゴリである 「KOL」(KeyOpinio...
旅行ジャンルSNS「Qyer」では、お金を使わないでも中国人インフルエンサーに取り上げてもらえることもある
ビジネス志向でないインフルエンサーも多数存在し、彼らにファンにあってもらうことも立派なSNSマーケティングといえそうです。中国でも旅行系のSNSプラットフォームがあり、中国人インフルエンサーが日本旅行での美しい写真とともにおススメスポットを紹介していることはよくあります。
先日も小笠原諸島を旅した中国人女性が日本人でもあまり知らない小笠原諸島の歴史や地形、旅程まで詳述した投稿記事が見受けられました。
まとめ:中国で訪日マーケティングしたいなら中国人インフルエンサーを起用すべき
魅力を訴求するツボは、国民によって異なります。また、SNSのプラットフォームが異なる中国では特に、訪日マーケティングしたいなら中国人インフルエンサーを起用すべきかも知れません。ビジネス志向のSNSインフルエンサー起用と同時に、日本を訪れて好きになった中国人に帰国後のネット投稿をしてもらうというのも、立派なSNSマーケティングになりそうです。
KOLとは
近年の訪日外国人観光客の急増により、訪日外国人向けのマーケティング全般を意味する「インバウンドマーケティング」の考え方が浸透しています。この記事では、中国版インフルエンサーマーケティング「KOL」とは何か?注意点や活用方法、事例を解説します。目次「インバウンドマーケティング」とはKOLマーケティング・インフルエンサーマーケティングとは?中国の人気SNS「Weibo(微博)」のKOLKOL選抜の際の注意点KOLの活用方法とその事例爆買時代の終焉、そして個性消費の時代へ「インバウンドマーケティ...
<参考>
- Weiboで活躍する有名在日中国人インフルエンサー 林萍在日本 知名本地博主 海外资讯博主(日本) 微博故事红人 资讯视频自媒体
- 穷游论坛 旅游攻略论坛:日本 及 户外运动小笠原,这不是一般的妖艳海岛【日本世界自然遗产系列之三】
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
→「THE INBOUND DAY 2025」特設ページを見てみる
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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