中国人は英語が話せるか?中国語の英語教育と訪日中国人のインバウンド対策

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訪日中国人はインバウンド観光客の中でも多くの割合をしめており、インバウンド対策を行う上で無視できない存在です。

インタバウンド対策をする上で、訪日中国人は英語が話せるのかやどの程度の英語力があるのか、また母国語で対応するためには何語を使用すれば良いのかなど悩む点が多いでしょう。

この記事では、中国人の英語力や対中国人向けのインバウンド対策について解説します。

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中国人は英語が通じる?

中国人の英語力や英語教育について解説します。

世界の英語ランキング47位

世界各国の英語能力を数値として表す「EF 英語標準テスト(EF SET)」の2018年版では、中国の英語力は調査対象国・地域88ヶ国のうち47位という結果が出ています。

能力レベルは「低い英語能力」に分類され、「観光客として英語圏を旅行できる・同僚とちょっとした会話ができる・簡単な英語のメールを理解できる」というレベルです。

同じテストで日本は49位なので、日本と中国の英語能力レベルは同じくらいと言えるでしょう。

中国語と英語の構造は似ている

世界の英語ランキングではほぼ同じくらいのレベルという結果が出ている日本と中国ですが、一般的に中国人は日本人よりも英語能力が高いと認識されています。

その理由のひとつに、中国語の語順や文法が英語に似ているということが挙げられます。

日本語と英語では語順にかなりの違いがあり、日本人の場合はまずはこうした大きな違いに慣れるところから始めなければなりません。

中国人の場合は、普段話している言語の語順が英語と似ているため、日本人に比べると比較的容易に英語を話せるという側面もあるかもしれません。

また、中国語に含まれる母音の種類が日本語と異なったり、舌を巻く音があったり、広く話されれている広東語のように母音を発生しない声門閉鎖音があったりという特徴もあり、こうした音を含む英語の発音も抵抗感なく再現できるようです。

日本人が英語を話す場合には、新しく学ばなければいけない発音があり、中国人と比較した場合習得が難しい面もあるでしょう。

中国人の英語教育

文部科学省ホームページの「諸外国における外国語教育の状況」によると、初等教育段階における外国語教育の導入時期が日本では2011年からなのに対し、中国は2001年からと、10年も早く導入しています

外国語教育の開始学年も日本は小学校5年生からですが、中国では小学校3年生から、また授業時間は日本の週1時間に対して中国では週に4時間と圧倒的な差があります。

授業内容も、日本の英語教育では「読み・書き」が中心のインプット型でコミュニケーション能力が育ちにくいのに対し、中国の授業はディスカッションを多くするアウトプット型でどんどん話す分会話能力がアップします。

また、日本人に比べ「将来は海外に出たい」と高い目標を持つ中国人が多く、モチベーションの違いも英語力の違いとして表れています。

多くの方言がある中国語

中国語とひとことで言っても、標準語とされている普通話(プートンファ)の他にも、広東語や上海語など多くの中国で話されている言語があります。

中国語とはどういう言語なのか、詳しく見てみましょう。

中国の標準語

中国の標準語は「普通話(プートンファ)」と呼ばれ、北京周辺の北方方言の音を使用しています。

日本人が語学学校や大学の第2外国語で学ぶ言語および中国国内の学校教育やニュース番組などで使われているのはこの普通話です。「普通話=北京語」と認識している人も少なくないようですが、日本でも「標準語=東京弁」ではないように、厳密には「普通話=北京語」ではなく、北京語はあくまでも方言のひとつです。

英語ではMandarin(マンダリン)が普通話を指す言葉です。日本を含めた海外での中国語アナウンスは、基本的にはこの普通話が使われています。

その他中国語の方言:大きく分けて7つ

中国語には、数えきれないほどの方言があると言われています。標準語のベースとなっている北方の言語の他にも、広東語・上海語をはじめとした膨大な数の方言があり、知らない地方の方言同士ではコミュニケーションを取ることは基本出来ません。

そのため、様々な地方出身者が住む中国の都市部では、大多数の人が普通話でコミュニケーションを取ります。

中国の方言は大きく分けると7種類になります。

  1. 北方語:公用語である標準語のベースになっている
  2. 呉語:上海で話される上海語、蘇州語など
  3. 粤語(えつご):広州や香港、マカオ、マレーシアなどで話される広東語が有名
  4. 閩語(びんご):福建省周辺で多く話される福建語、そこから派生した台湾語など
  5. 湘語:主に湖南省で話されている
  6. 客家語(はっかご):主に漢民族の客家人が使用する
  7. 贛語(かんご):江西省、湖南省や福建省の一部で話されている

北京語と広東語の違い

例えば、標準語である普通話とと広東語の発音の違いは以下のようになります。

日本語

普通話

広東語

こんにちは

你好(ニーハオ)

你好(ネイホウ)

ありがとう

谢谢(シェシェ)

多謝(ドーヂェッ)

どういたしまして

不客气(ブークーチ)

唔使客気(ンサイハッヘイ)

どういたしまして

再见(ザイジィェン)

再見(ゾイギン)

同じような文字を使っていますが、発音がかなり違うことがわかります。

訪日中国人向けのインバウンド対策

訪日中国人観光客と言えば爆買いという言葉が出てくるほど、中国人の買い物好きはよく知られています。

英語に対するモチベーションの高い訪日中国人に対するインバウンド対策は、一から中国語を勉強するよりも英語を使用するのもひとつの手段です。

訪日中国人の特徴

訪日中国人が爆買いをする背景には、家族や仲間を大切にする気持ちと、プレゼントを配り金銭的に余裕があるところを見せてメンツを保ちたいという心理があると言われています。

旅行やレジャーそのものを楽しみたいという目的に加えて、買い物を目的として訪日する中国人も少なくありません。また、初めての訪日旅行には行先や交通手段の心配がない団体旅行を利用する人が多いのも特徴です。

中国人が旅行や買い物をする際、大事にしている情報源の一つがネット経由の口コミや公式情報です。「微博Weibo)」「微信(ウィーチャット)」といったSNSを使い情報収集をしています。

Web版WeChatとは

WeChat(微信)は、中国で最も利用されているSNSの一つです。メッセージのやり取りや画像や動画の送信など様々なシーンで使われています。「中国版Line」とも呼ばれており、利用されている地域も、今や中国だけでなく世界各国に広がっています。主に中国で多くの人々に使われているWeChat(微信)は、メインの利用はスマホですが、実はパソコンでも利用できます。今回は、Web版WeChat「WeChat for web」の機能やメリット、使い方について紹介します。 目次WeChatとは?中国でのコ...

訪日中国人観光客のインバウンド

訪日中国人は2016年の訪問数で637万人と実に1/4を占める割合です。もちろんこの数値は全国TOPの訪日客数となっています。2015年、流行語にもなった「爆買い」は訪日中国人の大量購入のことで、2016年には爆買いが終わったと各メディアで騒がれていましたが、一部の高額商品を除き今でもその消費行動は健在で訪日中の消費額も多いのが最大の特徴です。

微博(Weibo)を使ったプロモーション

中国で長く支持されているSNSが「微博Weibo)」です。ネットを使った情報収集が得意な中国人にアプローチするには、Weiboをうまく利用するのが賢いプロモーション方法と言えるでしょう。

Weiboには、インフルエンサーを活用できる広告の「微博ADネットワーク」、ターゲットだけに広告を配信できる「微博Feed広告」、様々な形式のPRを短期間で可能にする「微博イベントツール」といったプロモーションを利用できます。

  • 微博ADネットワーク:インフルエンサーに記事を投稿してもらい、フォロワーにリーチする
  • 微博Feed広告:Facebook広告のような機能で、ターゲットを細かく設定して広告を配信できる
  • 微博イベントツール:クーポンやプレゼントを使い、イベントを伴ったPRができる

Weibo(ウェイボー)とは?中国SNSの機能・活用術・事例

中国版Twitterとも言われるWeibo(微博:ウェイボー)は、 7億人以上のユーザーを抱える中国の巨大SNSサービスです。中国ではFacebookなど外国発のSNSは規制を受ける一方で、WeChatなど独自のSNSが発達しています。そのため、中国の独自のSNSを活用することは、インバウンドマーケティングの第一歩として非常に重要です。この記事では、Weiboの基本機能やインバウンドへの活用法、Weiboを活用した集客事例についてご紹介します。関連記事有名人が次々と中国SNSに進出する理由...

中国人の英語力の平均は「旅行で使える」レベル

中国には数多くの方言が存在し、日本国内の方言よりも標準語との違いが大きくあります。家族とは方言で、高等教育機関や仕事では共通語(中国語)で、という環境になじんでいる中国人にとっては、英語を話したり聞いたりすることに対する心理的ハードルは、もしかしたら日本人よりも低いのかもしれません。

ただし、同じ中国人でも生育環境によって英語力には大きな違いがあるという現実もあります。訪日中国人に対してどの言語で接客するべきかの判断には、例えば宿泊施設であれば予約フォームで確認をとるようなステップが必要となってくるでしょう。

また訪日中国人向けにプロモーションを打つ際には、リーチできる層を増やすためにも、中国語で情報発信を行うべきでしょう。

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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