なぜ木村拓哉はWeiboを利用する?その理由・Weiboの機能・メリットについて解説

公開日:2020年06月02日

今やSNSは生活の一部になり、幅広い世代、企業が利用しています。日本では人気のSNSとしてTwitter、Facebook、instagramなどがあげられますが、中国で人気を博しているSNSの1つが、Weibo(ウェイボー)です。

木村拓哉など日本の芸能人アカウントも多く、さまざまな情報を発信しています。この記事では有名人や企業がWeiboを利用する理由、機能、メリットについて解説します。

Weiboとは?

中国ではBaidu Tiebaや、RedなどさまざまなSNSが存在しますが、その中でも群を抜いた人気を誇るSNSがWeiboです。

このWeiboとはどういうものなのか、他のSNSとの違いや、使用者の年齢層などについても説明します。

Weibo(ウェイボー)とは?中国SNSの機能・活用術・事例

中国版Twitterとも言われるWeibo(微博:ウェイボー)は、 7億人以上のユーザーを抱える中国の巨大SNSサービスです。中国ではFacebookなど外国発のSNSは規制を受ける一方で、WeChatなど独自のSNSが発達しています。そのため、中国の独自のSNSを活用することは、インバウンドマーケティングの第一歩として非常に重要です。この記事では、Weiboの基本機能やインバウンドへの活用法、Weiboを活用した集客事例についてご紹介します。関連記事有名人が次々と中国SNSに進出する理由...

Weiboの基本情報

Weiboのの中国語での表記は「微博(ウェイボー)」となり、運営会社は中国の大手メディア兼広告会社の「新浪公司」が行い、中国最大のSNSといわれています。

Weiboの漢字「微」は中国語で「マイクロ」「博」は「ブログ」を意味し、以前は1投稿での文字数は140文字までであるという類似点から「中国版Twitter」と呼ばれることもあります。※2016年からWeiboの文字数上限は2,000文字までとなりました。

利用者の男女比はほぼ50%で、特に所得が高い大卒以上のユーザーを約8割も抱え、17歳~33歳の若年層のユーザーが全体の約8割を占めています。

中国の芸能人や有力者、文化人などもWeiboのアカウントを持ち、Twitterと同様に、グッズ販売や社会情勢などさまざまな物事に対する思いを発信しています。

中国最大規模のソーシャルメディア

Weiboは中国での月平均ユーザーは約5憶、一日当たりの平均ユーザー数が約2憶といわれています。月間ユーザーが日本の人口を優に超えるだけでなく、日本国内最大SNSであるLINEでも、月平均ユーザー数が8,400万人といわれています。このことから、Weiboがどれほど規模が大きなSNSであるかがわかります。

さらに、Instagramの世界ユーザー数が10億人であるのに対し、Weiboの世界ユーザー数は8億人以上となっており、人気の高さもうかがえます。

中国人のWeiboの使い方

中国でのWeiboの使い方は大きく分けて2パターンあるといわれています。

1つ目が、日々の情報収集に活用する場合です。

WeiboもTwitterのようにリアルタイム性が強く、日々の出来事などをつぶやいたり調べるユーザーが多いようです。

そのため、電車の遅延情報や話題になっている時事ネタなどの情報を調べると、最新の情報を即座に入手しやすくなっています。

Weiboで情報を発信する企業や芸能人も多く、自分の関心に合わせてフォローし情報を確認する人が多くいます。

2つ目が、口コミ情報確認に利用する場合です。

中国では、口コミを重要視する傾向があるといわれています。中国トレンドが行った調査では、最も信頼する情報源として10代から30代各世代で、ネット口コミが1位を獲得しました。

このように、購入したい商品や場所などを決定する前に、まずはSNSで確認し比較検討する傾向があります。

Weiboでもキーワードを入力すれば沢山の口コミが確認でき、多くのユーザーが判断材料として利用しています。

木村拓哉はじめ多くの芸能人のWeiboの利用

Weiboには2012年ごろから日本の芸能人がアカウントを持ち、年々芸能人の開設者は増えています。

現在では芸能人だけでなく、企業やくまモンなど人気キャラクターもアカウントを持ち、多くのフォロワーを獲得しています。芸能人がアカウントを作る理由、その後の動きについて解説します。

木村拓哉がアカウント開設

2019年12月22日にWeiboで木村拓哉の公式アカウントが開設しました。それまで他SNSのアカウントは持っておらず、多くの人を驚かせました。

初めてアップした内容は、タキシード姿で撮られた動画でした。

「みなさん、こんばんは。木村拓哉です。Weiboの公式アカウントを開設しました。ぜひフォローしてください。ありがとう。」

と流ちょうな中国語で挨拶し、10万以上のいいねを集めました。 開設後1日足らずで30万人近いフォロワーを集め、現在では約250万人ものフォロワーがいます。

多くの著名人がアカウント開設

数年前まで、ジャニーズ事務所所属タレントはSNSを利用していませんでした。しかし、Weiboだけは例外で、所属タレントが開設する度に大きな話題になりました。

2018年6月に山下智久、同年12月に木村拓哉、19年にはSnow Manが開設し、それぞれ多くのフォロワーを獲得しています。

ファンとの距離が近いSNSは、タレントが海外進出を考える際に押さえておくべきツールの一つです。

これまでも音楽アーティストがFacebookやTwitterなどを積極的に利用することはありましたが、最近では俳優が海外へのアプローチとしてWeiboを使用するパターンが増えています。

現在では若手俳優の進出が多く、山崎賢人、菅田将暉、竹内涼真なども活用しています。

芸能人がWeiboを利用する理由

Weiboで多くの芸能人がアカウントを開設する背景として、アジアを中心に日本のドラマが視聴できる機会が増え、さらに日本の芸能人が中国の映画や番組など出演する機会が増えたことがあります。

実際に木村拓哉がWeiboを開設した理由として、中国映画に出演したことがきっかけとも言われています。

アジア諸国の中でも中国のマーケットは大きく、進出を考えて、SNSを利用して発信していきたいものの、InstagramやFacebookなど世界でよく使われているSNSの利用が制限されています。

そのため、中国市場との接点や、ファンとの交流を深めるため、Weiboのような、中国で利用されているSNSのアカウント開設が重要になってきます。

Weiboを利用するメリット

Weiboを利用することは芸能人などエンターテイメント業界だけでなく、インバウンドの需要を獲得していきたい企業にも大きなメリットがあります。

インバウンド対策に最適なWeibo

Expedia Groupが行った調査「ASIA PACIFIC TRAVEL TRENDS 2017」によると、目的地を決める要因として決定前にネットのレビューを見た人が日本では56%だったのに対し、中国では92%という結果が出ました。

調査結果からも分かる通り、多くの中国人が訪日旅行での行き先を決定するときに、SNS上の情報を活用し、また自身も投稿しています。

そのため、訪日中国人を集客するためには利用者数の多いWeiboを活用することは大きなメリットがあるといえます。

Weiboユーザーが情報を受信し、体験、発信することから、旅マエ旅ナカ旅アトの全段階で効果的なPRが期待できるでしょう。

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越境ECやプロモーションとしての利用

現在越境ECや、インバウンドプロモーションの一環として、Weiboを活用する日本企業が増えています。

写真や簡単な投稿はもちろんのこと、投稿文字数最大2,000字という環境を利用して、ミニブログや動画の配信、種類豊富な広告など、Weiboを活用した情報発信の選択肢も豊かなため、企業のカラーにあったプロモーションが可能です。

発信した情報が興味関心のあるユーザーとマッチすれば、共有、拡散され、ユーザーと親和性の高いフォロワーにもリーチされます。さらに、Weiboではセールスにも力を入れており、ECサービスとの連携を行っています。 支払は中国モバイルペイメントの大手「アリペイ」を導入し、Weibo上で決済が可能になっています。

この流れにより、プロモーションから販売までワンストップで可能になっています。

Weiboの利用需要の増加

Weiboのユーザー数は年々増えており、2021年には中国国内の人口の約3割、4億人を占めるようになると予想されています。

今年度はコロナの影響で世界全体で国際旅行者が大幅に減少し、厳しい状態が続いていますが、世界観光機関は2021年に需要が回復すると予想しています。

今は多くの海外旅行を考える人にとって、コロナ収束後どこで何をするかと考える「旅マエ」の期間ともいえます。この時期に情報を発信しておくことが、Weiboユーザーの情報収集の一つとなり、収束後の旅中・後の拡散情報へつながる可能性が高くなっています。

このような見込みからもWeiboを始めることが今後の中国インバウンド獲得につながるといえるでしょう。

<参考>

・Expedia Group:ASIA PACIFIC TRAVEL TRENDS 2017

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客のインバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!