電車・鉄道はどうやって通販・越境ECをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、電車・鉄道が通販・越境ECを活用することでインバウンド集客する事例が増えています。電車・鉄道の通販・越境ECを活用した成功事例では、効果的にマーケティングを行えています。このページでは、電車・鉄道のインバウンド対策やインバウンド集客における通販・越境ECの活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- 電車・鉄道×通販・越境EC事例その①:JR九州グループのJR博多シティ、ドラッグイレブン越境ECモールに出店
- 電車・鉄道×通販・越境EC事例その②:JR西日本とフェリシモ、日本製品の越境ECサイトを開設
- 電車・鉄道×通販・越境EC事例その③:タカラトミーグループの株式会社トミーテックと西日本旅客鉄道株式会社のコラボ:「ハローキティ新幹線」が縮尺 1/160サイズの鉄道模型に
電車・鉄道の通販・越境ECによるインバウンド対策やインバウンド集客には、訪日中ではない外国人にもマーケティングできるというメリットがあります。インバウンド業界でよく用いられる用語の一つに「旅マエ・旅ナカ・旅アト」というものがあり、これはそれぞれ「訪日前・訪日中・訪日後」を表します。通販・越境ECは特に旅マエや旅アトの、日本にいないインバウンドにマーケティングをする手段として利用されています。たとえば、訪日中に気に入った食品がありこれを自分の国に帰っても食べたい、というインバウンドからのニーズがあった場合、その食品を取り扱うメーカーが越境ECサイトに出店していれば、外国人は自分の国でもその食品を手に入れられるということです。通販・越境ECを利用することで、旅アトにもマーケティングのチャンスを広げることができます。
ここでは、電車・鉄道という業界・業種における通販・越境ECによるインバウンド対策事例を紹介していきます。
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「広告運用」の資料を無料でダウンロードする「越境ECサイト制作」の資料を無料でダウンロードする「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードするJR九州グループのJR博多シティ、ドラッグイレブン越境ECモールに出店
株式会社ベガコーポレーションが運営する越境ECサイト「DOKODEMO(ドコデモ)」へ、この度、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の子会社である、JR九州ドラッグイレブン株式会社への出店が決定しました。九州ドラッグイレブンは、九州・沖縄各県および山口県において205店舗(2016年10月27日時点)のドラッグストアおよび調剤薬局を運営しており、多様な品揃えやお客さまとのコミュニケーションを重視した高い専門性が支持されています。また、ベガコーポーレーションが運営するDOKODEMOは、決済・物流・CSなど、越境EC事業の必要機能を兼ね揃えた新しい越境ECサイトです。日本国内の企業はDOKODEMOを活用することで、海外に拠点を持つことなく世界各国で越境ECサービスの展開が可能となります。
日本のインバウンド/越境EC市場は今後も拡大を続ける見込みです。今回JR九州ドラッグイレブンで、DOKODEMOを通してドラッグストアの商品を海外に届ける新しいサービス展開が可能となります。オンラインから実店舗へと送客する「O2O機能」、旅行後の継続的な「リピート購入機能」、日本未訪問のユーザーに対しての「越境EC機能」など、さまざまな状況のユーザーに対して効果的なアプローチを行なうことで、インバウンド/越境EC市場におけるシェア獲得を目指します。
JR西日本とフェリシモ、日本製品の越境ECサイトを開設
西日本旅客鉄道株式会社と株式会社フェリシモは2017年8日、海外向けインターネット販売事業で提携し、越境ECサイト「EVERYTHING FROM.JP(エブリシング・フロム・ジェーピー)」をオープンしました。「EVERYTHING FROM.JP」は、メイドインジャパン、メイドフロムジャパンのファッション、ファッション雑貨、生活雑貨、キッチン雑貨、加工食品、酒類、飲料、工芸品、伝統工芸品などの物品を販売するもので、製造元は北海道から九州までの全国に及びます。サイトは日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語に対応しています。西日本旅客鉄道株式会社は、同社グループの経営ビジョンを掲げた「中期経営計画2017」の中で地域共生企業を目指すと宣言し、これまでにも地域の活性化と良品の販路拡大を図る取り組みとして、海外向けインターネット販売事業に取り組んできました。
一方、株式会社フェリシモは「しあわせ社会学の確立と実践」の経営理念のもと、通信販売事業を展開。新規事業として、自治体やふるさと納税品のカタログ制作を受託し、バリューチェーンのオープン化事業として、物流・ECサポート事業の拡大を図っています。両社はさらなる事業の拡大・強化を目指し、地域のより良い商品を世界に向けて発信、販売する方針です。
タカラトミーグループの株式会社トミーテックと西日本旅客鉄道株式会社のコラボ:「ハローキティ新幹線」が縮尺 1/160サイズの鉄道模型に
タカラトミーグループの株式会社トミーテックは、株式会社サンリオと西日本旅客鉄道株式会社のコラボ「ハローキティ新幹線」を鉄道模型ブランド「TOMIX(トミックス)」で製品化し、2018年12月から全国の量販店ホビー売場・鉄道模型店、サンリオショップ、サンリオオンラインショップなどで発売しています。「ハローキティ新幹線」は2018年6月30日より運行を開始する、株式会社サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」と西日本旅客鉄道株式会社の「500系新幹線」がコラボレーションした新幹線で、車内では西日本の各地の産品を紹介・販売する「HELLO!PLAZA」(1号車)や、新幹線では初となるハローキティ仕様のかわいいお部屋「KAWAII!ROOM」(2号車)など、新幹線の旅を楽しんでいただける、さまざまな企画を用意しています。
この最新の新幹線「ハローキティ新幹線」の最速での模型商品化決定をトミックスで致しました。商品は1編成8両のセットで、8両各車にほどこされた可愛い車体塗装を再現。またパッケージもハローキティ新幹線のロゴをあしらった特別仕様となります。