【東京五輪】ボランティアスタッフ「おもてなし」に向けて始動中!子連れの参加もOK

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※新型コロナウイルスのパンデミックを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックは1年程度の延期が決定しました。詳細な日程、選考基準などは、公式情報が発表され次第、順次更新します。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで1年を切った今、自治体では独自のボランティアの募集や研修が本格化してきています。

中でもおもてなしボランティアは、競技に直接は関わることはありませんが、大会を支える縁の下の力持ちとして活躍に期待が集まります。

今回は、自治体が独自に募集・養成するボランティアの活動をふまえ、自治体による東京オリンピック・パラリンピックに向けた、受け入れ態勢整備への取り組みを見ていきましょう。


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裏方の活動にも関わらず応募が殺到する「おもてなしボランティア」

大会組織委員会や東京都の公認ボランティアだけでは、おもてなしの人材が足りていないという現状を受け、各自治体は、慣れ親しんだ街で観光客をおもてなしする独自ボランティア「おもてなしボランティア」の養成に取り組んでいます。

東京都調布市では、同市が募集した「おもてなしボランティア」に関心がある約200人が講演会に参加しました。調布市は大会期間中に約70万人の大会関係者や観客などが訪れると予測しているほか、会場外のパブリックビューイングや試合前後に観光で街を散策するファンも多く見込まれます。

「おもてなしボランティア」は大会自体に関わることはなく、周辺の交通案内やイベント会場の設営といった裏方の作業が中心となるため、講演会における活動内容の説明でも華やかではなく地味な活動が多いことが強調されました。

裏方中心の活動にも関わらず、200名の定員に対し2倍の約400名の応募があったとのことです。何らかのかたちで大会に関わり、地域も盛り上げたい・おもてなしに貢献したいといった、住民のオリンピック・パラリンピックへの関心の高さが伺えます。自治体は数ヶ月に1回研修会を開催し、ボランティアの養成を進めていく計画です。

調布市「おもてなしボランティア」研修の中身は?

調布市では、「おもてなしボランティア」の参加希望者の研修会が実施され、講演の中でおもてなしの基本について改めて触れました。

オリンピックのような大規模なスポーツイベントでは、年齢・性別・国籍を問わず世界中からさまざまな人が集まるため、他者を認め理解する『他認の力』が重要だと強調し、コミュニケーションの重要性を訴えています。

講演の途中で、近くの人と自己紹介をしあうように促された後、相手の名前を覚えているかを尋ねられた際に、会場内がどよめいたことなどから、「おもてなしボランティア」として活動する上で『他認の力』をより意識することの大切さが改めて強調されました。

研修会で講演をした、ロンドン五輪の銅メダリストで元競泳選手の立石諒氏は、ロンドン五輪について「選手村にはゴミが落ちていない。現地の人はたどたどしい英語でも理解しようとしてくれた」と振り返っています。ボランティアは国の顔になるとし、オリンピックやパラリンピックの観戦目的で訪れる訪日外国人観光客にとって、試合内容だけでなく、ボランティアの対応も印象に残る大切なポイントであると言えるでしょう。

独自ボランティア確保に向けた自治体の取り組み

東京都内では、各自治体が独自ボランティアの募集を開始しています。国内最多の10の競技会場が集まる江東区は、今年4月から独自ボランティア「江東サポーターズ」の募集を開始し、すでに約700名の個人が登録している状況です。

大会組織委員会や東京都のボランティアと異なり、「区内在住・在勤者であれば年齢不問」で応募できるのが特徴です。活動時間の制限も少なくし参加のハードルを下げていることから、小・中学生の子どもと一緒に家族で参加することもできます。

観光施設や駅などにおける道案内や、区が主催するイベントの手伝いなど、地域をよく知る地元住民ならではのおもてなしが期待できるでしょう。

独自ボランティアを募集しているのは東京都内の自治体だけに限りません。総距離100〜200キロの自転車ロードレースのコースの一部が通る山梨県道志村では、沿道などで競技運営を手伝う「コースサポーター」を募集しました。

定員200名に対し230名が応募し、全員を登録しています。柵やコーンなどの設置や撤去、コースに侵入しないよう声かけをするなど、安全かつスムーズに競技を進めるための重要な役割を担う予定です。

まとめ:1年後の東京五輪、独自ボランティアの質を保つ核心的視点とは

自治体が募集・養成する独自ボランティアは、応募へのハードルが低い傾向にあるため、より気軽に参加できるのが特徴です。

一方で、日本の顔として質の高いおもてなしを担うことをふまえ、ボランティアの対応が訪日外国人観光客の滞在の満足度向上に影響するという点も、ボランティア養成において高い質を保つ上で伝えるべき重要なポイントと言えるでしょう。


<参照>

・NIKKEI STYLE:オリパラ支えるボランティア「裏方」でも多数の応募

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

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