国慶節とは、中国の建国記念日のことで、毎年10月1日から7日間の法定休日となります。中国では、春の春節、秋の国慶節が二大大型連休となり、家族や友達と過ごす人が多いです。
国慶節の正式名称は「中華人民共和国国慶節(中华人民共和国国庆节)」です。
国慶節の期間中、中国国内では一部高速道路の利用料金が無料になるなど、人々の旅行を後押しするような施策が打ち出されています。
この記事では、国慶節についての説明だけでなく、2019年の国慶節のトレンドや、中国や台湾の国慶節についてこれまでお届けした記事を整理します。
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国慶節とは中国の建国をお祝いする日
国慶節とは、中国の建国記念日のことで毎年10月1日と決められています。 例年、10月1日からの7日間(7連休)が国慶節として休みになり、2019年は、9月27日土曜日と、10月12日土曜日が振替出勤、10月1日から7日が休みとなります。
春節と並ぶ大型連休ということで、多くの方が旅行に出かけ、特に日本を訪れています。
国慶節の休日日数や、休暇中の過ごし方、中国向けインバウンドについて以下のページで詳しく紹介しています。
2019年の国慶節のトレンドは「大阪」「谷中銀座」「スカイツリー」「原宿」「吉祥寺」
2019年の国慶節の行先ランキングでは日本が初の首位となりました。インターネットサービスを通じてビザ申請したユーザーの4人に1人が日本を旅行先に選択したとの情報もあります。
ホテルの宿泊予約アプリ「Relux(リラックス)」を運営する株式会社Loco Partnersが「2019年国慶節インバウンド旅行動向調査」によると、Reluxアプリの9月上旬時点での10月1日~7日の期間における予約数で最も多かったのが大阪でした。
京都や奈良など歴史的な都市への移動の拠点となっていることや、ウェブサイトや電話での多言語対応、公衆無料WiFi設置、ナイトカルチャー発掘・創出事業の実施など、インバウンド受け入れ対策に力を入れていることが功を奏したと考えられます。
また、中華圏の大物歌手、ジェイ・チョウが先日発表した新曲ミュージックビデオに東京の各地が登場したことで、ファンはロケ地へのあこがれを募らせています。
中国の大手オンライントラベルエージェンシー(OTA)や旅行ブログサイトでは、撮影スポットに関する特集も組まれています。
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台湾は「国慶日」、中華圏でも異なる記念日
台湾にも国慶節と同じような「国慶日」が存在しますが、こちらは10月10日が祝日です。
名称も、国慶節ではなく、「国慶日」、「雙十節」「辛亥革命紀念日」などとも呼ばれています。国慶日は多くの場合連休となるため、国内旅行はもちろん有給休暇と合わせて海外旅行に行くこともあるようです。
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台湾の国慶節
国慶節は元々「建国記念日」だった
国慶節はもとはといえば建国記念日で、北京では大規模な軍事パレードも開催されています。SNSではこうした様子を載せ建国を祝う声も見られますが、正直なところは長期休暇がうれしい、というものである場合も少なくないようです。
今回の国慶節の長期休暇でも、中国旅行市場で人気二大旅行先である日本・タイの存在感が目立ちました。前にも挙げたように、日本を選ぶ人が多くなっているようです。
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中国現地の国慶節の様子
国慶節はじめ、中国向け施策に祝日の把握は必須
インバウンドの中国市場は、人数でも旅行消費額でも圧倒的シェアを占めており、こうしたイベントや最新トレンドを把握したプロモーションは今後も重要性を増していくでしょう。
訪日ラボでは中国に限らず、各国の現地事情・最新情報を紹介し、訪日旅行者への最適なアプローチを考察しています。
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<参照>
Reluxトラベルラボ:2019年国慶節 インバウンド旅行動向調査
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「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
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この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
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