訪日中国人はインバウンド観光客の中でも多くの割合をしめており、インバウンド対策を行う上で無視できない存在です。
インバウンド対策をする上で、訪日中国人は英語が話せるのかやどの程度の英語力があるのか、また母国語で対応するためには何語を使用すれば良いのかなど悩む点が多いでしょう。
この記事では、中国人の英語力や対中国人向けのインバウンド対策について解説します。
関連記事
【図解】2019年のインバウンド業界
「中国人専用白タク」のフシギ
ポケモンGOがただのスマホゲームで終わらない理由
中国人は英語が通じる?
世界の英語ランキング47位
世界各国の英語能力を数値として表す「EF 英語標準テスト(EF SET)」の2018年版では、中国の英語力は調査対象国・地域88ヶ国のうち47位という結果が出ています。
能力レベルは「低い英語能力」に分類され、「観光客として英語圏を旅行できる・同僚とちょっとした会話ができる・簡単な英語のメールを理解できる」というレベルです。
同じテストで日本は49位なので、日本と中国の英語能力レベルは同じくらいと言えるでしょう。
中国語と英語の構造は似ている
世界の英語ランキングではほぼ同じくらいのレベルという結果が出ている日本と中国ですが、一般的に中国人は日本人よりも英語能力が高いと認識されています。
その理由のひとつに、中国語の語順や文法が英語に似ているということが挙げられます。
日本語と英語では語順にかなりの違いがあり、日本人の場合はまずはこうした大きな違いに慣れるところから始めなければなりません。
中国人の場合は、普段話している言語の語順が英語と似ているため、日本人に比べると比較的容易に英語を話せるという側面もあるかもしれません。
また、中国語に含まれる母音の種類が日本語と異なったり、舌を巻く音があったり、広く話されれている広東語のように母音を発生しない声門閉鎖音があったりという特徴もあり、こうした音を含む英語の発音も抵抗感なく再現できるようです。
日本人が英語を話す場合には、新しく学ばなければいけない発音があり、中国人と比較した場合習得が難しい面もあるでしょう。
中国人の英語教育
文部科学省ホームページの「諸外国における外国語教育の状況」によると、初等教育段階における外国語教育の導入時期が日本では2011年からなのに対し、中国は2001年からと、10年も早く導入しています。
外国語教育の開始学年も日本は小学校5年生からですが、中国では小学校3年生から、また授業時間は日本の週1時間に対して中国では週に4時間と圧倒的な差があります。
授業内容も、日本の英語教育では「読み・書き」が中心のインプット型でコミュニケーション能力が育ちにくいのに対し、中国の授業はディスカッションを多くするアウトプット型でどんどん話す分会話能力がアップします。
また、日本人に比べ「将来は海外に出たい」と高い目標を持つ中国人が多く、モチベーションの違いも英語力の違いとして表れています。
多くの方言がある中国語
中国語とひとことで言っても、標準語とされている普通話(プートンファ)の他にも、広東語や上海語など多くの中国で話されている言語があります。
中国語とはどういう言語なのか、詳しく見てみましょう。
中国の標準語
中国の標準語は「普通話(プートンファ)」と呼ばれ、北京周辺の北方方言の音を使用しています。
日本人が語学学校や大学の第2外国語で学ぶ言語および中国国内の学校教育やニュース番組などで使われているのはこの普通話です。「普通話=北京語」と認識している人も少なくないようですが、日本でも「標準語=東京弁」ではないように、厳密には「普通話=北京語」ではなく、北京語はあくまでも方言のひとつです。
英語ではMandarin(マンダリン)が普通話を指す言葉です。日本を含めた海外での中国語アナウンスは、基本的にはこの普通話が使われています。
その他中国語の方言:大きく分けて7つ
中国語には、数えきれないほどの方言があると言われています。標準語のベースとなっている北方の言語の他にも、広東語・上海語をはじめとした膨大な数の方言があり、知らない地方の方言同士ではコミュニケーションを取ることは基本出来ません。
この続きから読める内容
- 北京語と広東語の違い
- 訪日中国人向けのインバウンド対策
- 訪日中国人の特徴
- Web版WeChatとは
- 訪日中国人観光客のインバウンド
訪日ラボ無料会員
登録すると…
50,000ページ以上の
会員限定コンテンツが
読み放題
400時間以上の
セミナー動画が
見放題
200レッスン以上の
インバウンド対策の
教科書が学び放題
\無料・1分で登録完了/
今すぐ会員登録する









