アドベンチャーツーリズム(AT)とは | 市場規模・日本での可能性・北海道の事例

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近年、国内外への旅行のハードルが下がったことにより、それぞれの旅行客が観光に求めるものも多様化している傾向にあります。

アドベンチャーツーリズムは、そんな「旅の目的」の一つとして注目が集まっているアクティビティ要素を盛り込んだ旅行で、地方創生オーバーツーリズムの改善など、観光地にとってもメリットの多い旅行形態としてその可能性が注目されつつあります。

さらに、アメリカアドベンチャーツーリズムの消費額は、来年には2019年比の93%の水準に戻るとAdventure Travel Trade Association(ATTA)が予測しています。

コロナ禍で打撃を受けている旅行市場全体の回復は「2024年」までかかるというツーリズム・エコノミクスの予測と比較すると、驚異的な回復の早さといえます。

今回の記事では、「アドベンチャーツーリズム」についてと、日本国内における運営の事例について紹介します。


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アドベンチャーツーリズムとは

アドベンチャーツーリズムAT)とは、「アクティビティ」「自然」「文化体験」のうち、2つ以上の要素によって構成される旅行のことを指します。

観光客が地域におけるありのままの自然や文化を体験し、その中で自分自身を見つめ、成長につなげることを目的としています。

「アドベンチャー」という言葉から、積極的でダイナミックな旅行形態が連想されやすいですが、むしろ地域の散策や、文化体験などを中心にしていることが特徴です。

アドベンチャーツーリズムは、地域の生活や自然に直接触れることで、日常生活では味わえない特別な体験を得られる旅行となっています。

経済波及効果が高い

アドベンチャーツーリズムの特徴のひとつは、経済波及効果が大きいという点です。

アドベンチャーツーリズムを好んで行う旅行者は、教育水準の高い富裕層が大きな割合を占めています。

平均滞在期間も14日間と比較的長く、使用する用具や装備にもこだわる人が多いため、アドベンチャーツーリズムを通して総合的な経済効果が高い傾向にあります。

日本アドベンチャーツーリズム協議会によれば、北米、欧州、南米の例では、外国でのアドベンチャーツーリズムの消費額だけで推計6,830億ドル(日本円約76.5兆円)ともいわれています。

アドベンチャーツーリズムの行先を選ぶ際に重要になるのは、地域にどのような自然や文化があるかだけでなく、その滞在によってどのように地域に貢献できるかどうかです。

そのため、アドベンチャーツーリズムによる集客を目指すためには、多角的な視点から見た質の高いプランの構築が求められます。

経済的・環境的にも持続可能な観光の形態

アドベンチャーツーリズムは、自然や文化など、すでに地域に存在している観光資源を活用したツーリズムの形態です。

そのため、大きな経済効果を生み出す一方で、新しく観光施設などの建設を行う必要がないため、環境への影響を抑えられます

実際、Adventure Travel Trade Associationの資料によると、クルーズ等などのマスツーリズムで1万米ドル(日本円約107万円)の経済効果を生み出すためには100人の参加が必要といわれているのに対し、アドベンチャーツーリズムは4人で達成できる計算となっています。

さらに、アドベンチャーツーリズムを通して発生した消費のうち65%が地域に還元されるという調査結果が出ており、これはマスツーリズムの14%と比較すると、地域への貢献度が高い観光形態といえます。

アドベンチャーツーリズムとマスツーリズムの比較、経済効果
▲Adventure Travel Trade Association(2018)Upscaling the Adventure Travel Experienceより

アドベンチャーツーリズムの可能性

アドベンチャーツーリズムは、地方創生の取り組みや、近年の旅行のトレンドとの親和性の高い旅行形態で、海外ではすでにアドベンチャーツーリズムを取り入れる動きが高まっています。

ここでは、日本国内におけるアドベンチャーツーリズムの今後の可能性について紹介します。

地方創生との親和性が高い

アドベンチャーツーリズムは、地域に実際に足を運び、その土地にあるものを活用することをメインとした観光形態です。

そのため、地方創生との親和性が高く、観光客を呼び込みたいと考えている地方にとって魅力的な取り組みといえます。

この続きから読める内容

  • コト消費のトレンド
  • 「モノ消費からコト消費」の意味や種類とは?変化の理由とインバウンド対策方法を解説
  • オーバーツーリズムの対応策としても
  • ドラッグストアまみれの街と、たった40分しかいない観光客…インバウンド急増の裏「オーバーツーリズム」と「ゼロドルツーリズム」の落とし穴
  • 日本のアドベンチャーツーリズムの現状
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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

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