旅行コミュニティプラットフォームAirbnbの日本法人、飯田市、南信州観光公社は今月16日、日本国内では初めてとなる自治体・DMOとAirbnbとの3者連携によって、飯田市の持続可能で魅力的なまちづくりで協力していくためのパートナーシップの締結を発表しました。
これにより、リニア開通後を見据えた飯田市でのまちづくりを、何度も飯田市に訪れたくなるゲストと彼らをもてなすAirbnbホストを中心とする地域コミュニティとともに推進し、ポストコロナ時代の「関係人口」をさらに創出していくということです。
【訪日ラボは、8月5日にインバウンドカンファレンス「THE INBOUND DAY 2025」を開催します】
会場での開催に加え、一部講演ではオンライン配信(参加費無料)も実施!さらに、チケットを購入した方限定でアーカイブ配信も予定しています。
ご来場が難しい方や当日ご都合が合わない方も、この機会にぜひご参加ください。
農家ステイ・空き家活用などで協業 地域経済への貢献と関係人口の創出
Airbnbに宿泊施設を提供する飯田市内のホストと連携し、豊かな自然、歴史や文化及び周辺コミュニティの魅力を紹介し、移住定住の促進や関係人口の創出を図ります。
天龍峡エリアを中心に地域全体でのゲストの受け入れ体制を構築していく方針です。
具体的には、農家にAirbnbでのホスティング機会を提供し「農家ステイ」との協業を実施します。
また、飯田市ウェブサイトに空き家情報を掲載することで、空き家所有者と空き家を借りたい人とを結ぶ「空き家バンク」との協業は、空き家をAirbnbで掲載することを可能とし実現します。
観光コンテンツのオンライン化と情報発信の強化
飯田市、南信州観光公社とAirbnbが連携して、地域内の宿泊施設のオンライン化促進や勉強会を実施します。
今後は双方のコミュニケーションチャネル等での情報発信が強化されます。
地域コミュニティの育成支援
地域交流イベント・セミナーを相互に連携しながら開催し、ホストコミュニティの育成を推進します。
具体的には農家ホストにコロナ禍での新たな生きがいややりがいを感じてもらえるようなAirbnbのホスティングの勉強会・交流会を開催します。
さらに近い将来のリニア開通後のインバウンド旅行客回復を見据えて、飯田市の魅力的なホストコミュニティを拡充させる方針です。
「『人と出会う、人に会いに行く』ことを目的とするAirbnbのゲストと『日常の暮らしを体験する』価値を提供するホストの間のフラットな関係性は、これまでの当市の取組の方向性と合致しています。本協定により、南信州の『人』と『暮らし』に出会う幸せな皆さんが増えることを期待します。」と長野県飯田市の佐藤健市長はコメントしています。
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<参考>
・Airbnb Japan株式会社のプレスリリース(PRtimes):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000016248.html
・飯田市公式サイト:https://www.city.iida.lg.jp/site/akiyabank
【7/3開催】宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」
インバウンド需要の高まりに加えて2025年は大阪・関西万博の開催など、国内旅行者に限らず訪日観光客の増加も加速する日本。今、国内観光の需要は増加する傾向であり、ホテル・宿泊業界は大きなビジネスチャンスの時代を迎えています。このような状況において、宿泊施設としての取り組みやサービスの品質改善は、お客様に選ばれ続けるための最重要課題となっています。
本イベントでは「顧客への情報アピール」「顧客体験(ゲストエクスペリエンス)」「運営のデジタル化」など、施設運営に必要なをテーマを、市場の最前線を走るエキスパートたちが集結。お客様が施設を見つける「旅マエ」から、実際に滞在する「旅ナカ」まで、あらゆるフェーズにおける最新戦略と成功事例を徹底解説します。
<本セミナーのポイント>
- 変わりゆく市場の状況と、今後注目のトレンドを把握できる
- 旅マエの顧客行動を理解し、集客・予約率アップのヒントが得られる
- 旅ナカの接客品質を高め、顧客満足度向上に繋がる実践的な対応を学べる
- 各分野の専門家から、ビジネスを加速させる具体的な戦略や成功事例が聞ける
詳しくはこちらをご覧ください。
→宿泊のイマを考える「ホスピタリティサミット」【7/3開催】
【8/5開催】「THE INBOUND DAY 2025 -まだ見ぬポテンシャルへ-」
2025年、日本のインバウンド市場は訪日外客数が過去最高の4,020万人に達するとの予測や大阪・関西万博、IR誘致などによる世界からの注目度の高まりから、新たな変革期を迎えています。一方で、コロナ禍を経た現在、市場環境や事業者ごとの課題感、戦略の立て方は大きく様変わりしました。
「THE INBOUND DAY 2025」は、この歴史的な転換点において、インバウンド事業に携わるすべての企業・団体・自治体・個人が一堂に会し、日本が持つ「まだ見ぬポテンシャル」を最大限に引き出すための新たな視点や戦略的アプローチを探求、議論する場です。
初開催となる今回のテーマは「インバウンドとは」。
参加者一人ひとりが、「自分にとって、企業にとって、地域にとってのインバウンドとは何か」「いま、どう向き合うべきか」「どうすれば日本の可能性を最大化できるのか」という問いを持ち帰り、主体的なアクションへとつなげていただきたいと考えています。
<こんな方におすすめ>
- インバウンド戦略の策定・実行に課題を感じている経営者・担当者
- 最新の市場動向や成功事例を把握し、事業成長に繋げたい方
- 業界のキーパーソンと繋がり、新たなビジネスチャンスを模索したい方
- 小売・飲食・宿泊・メーカー・地方自治体・DMO・観光/アクティビティ事業者
- インバウンド関連サービス事業者、およびインバウンド業界に興味がある学生
【インバウンド情報まとめ 2025年6月後編】「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか
訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月2回発行しています。
この記事では、主に6月後半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。
※本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。
※口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「2030年6,000万人・15兆円」の目標達成に向けた議論 ほか:インバウンド情報まとめ 【2025年6月後編】
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