2023年の訪日インド人数は17万人。コロナ禍前の水準までほぼ回復:インド最新インバウンドデータを徹底解説!

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

日本政府観光局JNTO)が1月17日に発表した訪日外客統計(2023年12月および年間推計値)によると、2023年の訪日インド人数は16万6,300人でした。

同日、観光庁は2023年訪日外国人消費動向調査の結果を公表し、訪日インド人の旅行消費額は384億円で、コロナ禍前の2019年比140%でした。

訪日ラボでは、各データをもとに、国別に訪日客数、消費額、消費傾向などをまとめています。本記事では、インド市場のインバウンド動向について、最新データを交えて解説します。

インバウンドの最新情報をお届け!訪日ラボのメールマガジンに登録する(無料)

2023年の訪日インド人数は17万人。春と秋が人気

日本政府観光局JNTO)が発表した訪日外客統計によると、2023年に訪日したインド人の数は16万6,300人で2019年比94.5%でした。

▲訪日インド人客数 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インド人数 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

2019年まで訪日客数は右肩上がりで増加し続け、ピークとなった2019年には17万5,896人を記録しました。コロナ禍は落ち込んだものの、コロナ禍を経てアジア圏からのなかでは快調なペースで回復しています。

▲訪日インド人客数の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インド人数の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

年間推移を見ると、4月から5月と、10月から11月の時期が増加しています。インドは暑季と雨季、乾季の3つの気候に分かれており、暑季には連日40度を超えるほか、雨季は洪水もよく起こるなど極端な気候が続きます。そのため穏やかで過ごしやすい季節が訪日のピークになるようです。

2023年の訪日インド人消費額は384億円。2019年比140%

観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、2023年における訪日インド人の旅行消費額は384億円で、コロナ禍前の2019年比140%と大きく伸びています。

▲訪日インド人消費額 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インド人消費額 10年間の推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

年間推移では最も多い時期が4-6月で、次いで10-12月となっています。いずれの時期も2019年を上回るなど、日本のインバウンド市場においてインドの存在感が大きくなっていることは明らかです。

▲訪日インド人消費額の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成
▲訪日インド人消費額の年間推移:日本政府観光局(JNTO)訪日外客統計より訪日ラボ作成

訪日インド人の支出において最も大きな割合を占めたのは宿泊費で158億円でした。次いで買い物代が90億円、飲食費が71億円、交通費が54億円、娯楽等サービス費が11億円でした。

2019年と比較すると宿泊費と飲食費の割合が減っていて、一方で買物代の割合が大幅に上昇しています。

▲費目別 訪日インド人消費額:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成
▲費目別 訪日インド人消費額:観光庁 訪日外国人消費動向調査より訪日ラボ作成

2023年における訪日インド人1人当たりの旅行支出は平均23万1,049円で、2019年比147%と大きく増加しました。アジア圏のなかでも高水準で、インドの人口が急速に伸びていることから、今後のインド市場の拡大が期待できそうです。

インバウンド対策にお困りですか?
「訪日ラボ」のインバウンドに精通したコンサルタントが、インバウンドの集客や受け入れ整備のご相談に対応します!

訪日ラボに相談してみる

<参照>

JNTO:訪日外客数(2023年12月および年間推計値)
観光庁:訪日外国人消費動向調査

訪日ラボ 最新版インバウンド情報まとめ

訪日ラボおすすめの記事をご紹介します。

永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売

訪日ラボを運営する株式会社movは、株式会社ユニットティ 代表取締役で、日本初のGoogle ビジネスプロフィール ダイアモンドプロダクトエキスパートとしても活躍する永山 卓也氏とともに、Googleビジネスプロフィール専門の解説書『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』を青春出版社より8月5日から発売いたします。

本書は、小売・飲食・宿泊業、観光業のマーケティング、マネジメント支援を中心に豊富な支援実績を持つ永山氏、そして口コミ対策・ローカルSEO(MEO)、インバウンド領域に知見を持つmovがタッグを組み、Googleビジネスプロフィールに関わる店舗集客施策を解説したものです。

全国の書店及びAmazonなどのオンライン書店、電子書籍での販売を予定しております。事前予約については以下のページをご確認ください。
https://amzn.asia/d/06xjqsYU

詳しくはこちらをご覧ください。
永山卓也氏・mov共著『Googleビジネスプロフィールですごい集客力を手に入れる』8月5日発売


【インバウンド情報まとめ 2024年7月前編】「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? 他

 


訪日ラボを運営する株式会社movでは、観光業界やインバウンドの動向をまとめたレポート【インバウンド情報まとめ】を毎月発行しています。

この記事では、主に7月前半のインバウンド最新ニュースを厳選してお届けします。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください!

本レポートの内容は、原則当時の情報です。最新情報とは異なる場合もございますので、ご了承ください。

最新情報の把握やマーケティングのヒントに、本レポートをぜひご活用ください。

口コミアカデミーにご登録いただくと、レポートの全容を無料にてご覧いただけます。

詳しくはこちらをご覧ください。

「もう一度行きたい国」日本が1位に、その背景は? / 4月の国別宿泊者数 中国が再び1位に【インバウンドまとめ 2024年7月前編】

今こそインバウンドを基礎から学び直す!ここでしか読めない「インバウンドの教科書」

スマホ最適化で、通勤途中や仕込みの合間など、いつでもどこでも完全無料で学べるオンラインスクール「口コミアカデミー」では、訪日ラボがまとめた「インバウンドの教科書」を公開しています。

「インバウンドの教科書」では、国別・都道府県別のデータや、インバウンドの基礎を学びなおせる充実のカリキュラムを用意しています!その他、インバウンド対策で欠かせない中国最大の口コミサイト「大衆点評」の徹底解説や、近年注目をあつめる「Google Map」を活用した集客方法など専門家の監修つきの信頼性の高い役立つコンテンツが盛りだくさん!

→ 【無料】「インバウンドの教科書」を見てみる

完全無料 口コミアカデミー 「インバウンドの教科書」出ました! 国別・都道府県別データ・トレンドをカバー 見てみる

関連インバウンド記事

 

役にたったら
いいね!してください

この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

訪日外国人観光客インバウンド需要情報を配信するインバウンド総合ニュースサイト「訪日ラボ」。インバウンド担当者・訪日マーケティング担当者向けに政府や観光庁が発表する統計のわかりやすいまとめやインバウンド事業に取り組む企業の事例、外国人旅行客がよく行く観光地などを配信しています!

プロモーションのご相談や店舗の集客力アップに