温泉・スパリゾートはどうやってWEB・メディアをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、温泉・スパリゾートがWEB・メディアによってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、温泉・スパリゾートのWEB・メディアのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- 温泉・スパリゾート×WEB・メディア事例その①:「京町家 楽遊 堀川五条」はトリップアドバイザーなど口コミサイトを活用
- まず1つ目は京町家 楽遊 堀川五条の多言語WEB活用とトリップアドバイザー活用の事例です。京町家とは、実は明確な定義があるものではないが、京都の町人たちの住まいです。登場は8世紀、京都が日本の首都となり、中国・西安を模した平安京が作られたのが794年とのこと。そんな昔の京都を体験できる宿泊施設である京町家 楽遊 堀川五条は訪日外国人から人気を得ています。
- 温泉・スパリゾート×WEB・メディア事例その②:沖縄・ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートではシェア率を意識して繁体字対応を
- 2つ目はANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのWEBを活用したインバウンド対策の事例。世界各国にホテルを構えるインターコンチネンタルではどのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか。
- 温泉・スパリゾート×WEB・メディア事例その③:WEBサイトを活用し多言語で情報を発信「二セコ ノーザンリゾート アンヌプリ」
- 3つ目は訪日外国人から絶大な人気を誇る観光地ニセコに構える二セコ ノーザンリゾート アンヌプリのWEBを活用したインバウンド対策です。
近年プロモーションの方法としてWEB・メディアがポピュラーになってきています。WEB・メディアによるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれの温泉・スパリゾートの色がはっきりと出やすく、工夫を凝らしたWEB・メディアが求められています。
ここでは、温泉・スパリゾートという業界・業種におけるWEB・メディアの各社の事例を元にして、効果的なWEB・メディアを活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >「京町家 楽遊 堀川五条」はトリップアドバイザーなど口コミサイトを活用
日本でも随一の観光都市である京都は、訪問率27.50%で全国第4位にランクインしています。平均泊数は2.4泊と全国平均以下であるものの、その訪問数の多さから、宿泊人泊数も全国4位に食い込んでおり、宿泊需要も掴んでいることが数値からもわかります。
このように訪日外国人から人気を得ている京都。そこで京都の古い町並みを体感できる宿泊地である京町家が話題を呼んでいます。京町家とは、実は明確な定義があるものではないが、京都の町人たちの住まいです。登場は8世紀、京都が日本の首都となり、中国・西安を模した平安京が作られたのが794年でした。
京都の古い町並みを体験できる京町家で特に人気を得ているのが京町家 楽遊 堀川五条です。京町家 楽遊 堀川五条では一体、どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか。
WEBサイトを見てみると英語と中国語に対応しています。発信する言語に合わせて若干情報を変えている模様。特に京都は英語圏の訪日外国人と訪日中国人が多いため、英語と中国語の2言語に対応していると考えられます。
その他にもトリップアドバイザーを活用しています。トリップアドバイザーを見て見ると口コミの数も多く、数多くの写真が掲載されており、京町家の中の雰囲気が分かります。
このようにWEBサイトでも情報を発信し、それ以外でもトリップアドバイザー活用し情報発信を行っています。ホテルを決めるときには事前の情報がポイントとなるのでこのように、WEBサイトだけではなく、メディアや口コミも活用することはとても重要です。
沖縄・ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートではシェア率を意識して繁体字対応を
インターコンチネンタルホテルズグループは、イギリスに本部を置く多国籍ホテルグループです。世界100カ国以上で、インターコンチネンタル、ホリデイ・イン、クラウンプラザなど複数のブランドで4,500軒以上のホテルを運営しています。総部屋数が世界最多のホテル運営会社です。
そんなインターコンチネンタルホテルズグループですが、沖縄県万座にもホテルを構えています。ちなみに沖縄県は、その面積の小ささに対して、訪問率、訪問者数、宿泊人泊数共に高い数値を誇っています。1人あたり消費金額も全国第4位の47,163円となっています。これは、沖縄県には沖縄限定の免税制度「特定免税店制度」が施行されており、リゾートでありながら買い物が楽しめるという特徴がその背景にあります。
そんな沖縄にあるANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートは一体どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか?
ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのWEBサイトを見てみると英語と中国語(繁体字)の2言語に対応しています。沖縄は台湾からの距離が近いため、訪日台湾人が多いです。そのため、繁体字にも対応していることが見て取れます。その他にもWEBサイトだけではなく、InstagramやTwitter、Facebook、YouTubeなどを駆使して情報を発信しています。
訪日外国人がホテルを選ぶ上で、事前の情報がポイントとなります。WEBやSNSを十分に活用し、リゾートホテルの良さを発信することが重要なインバウンド対策になるでしょう。
WEBサイトを活用し多言語で情報を発信「二セコ ノーザンリゾート アンヌプリ」
北海道は数値も全体的に高く日本でも有数の高いインバウンド需要を誇るエリアです。北海道は様々なサイトでニセコなどのスキー場の雪質についての口コミがあり、欧米圏の人たちにとって日本でも有数の観光名所となっています。
そんな北海道ニセコにホテルを構えるのが二セコ ノーザンリゾート アンヌプリです。数多くあるニセコのリゾートホテルの中でトリップアドバイザーの口コミランキングで上位を獲得しており、さらに、二セコ ノーザンリゾート アンヌプリ自体の口コミ数が400件を超えています。
二セコ ノーザンリゾート アンヌプリでは一体、どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか?
二セコ ノーザンリゾート アンヌプリのWEBサイトを見てみると英語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)の4カ国語に対応しています。中国語や台湾人が多いとされてる北海道ですが、これら4言語をカバーしていれば十分対応できるでしょう。
その他にも、FacebookやYouTube、Twitterなどを活用してWEBサイトとSNSを組み合わせて情報を発信しています。
ホテルや旅館のインバウンド対策を見てみると、WEBサイトとSNSをうまく連動させて情報発信を行っているケースが多いです。WEBサイトだけでは伝えきれない情報や気軽な発信はSNSで配信。ホテルの予約情報や、詳しい詳細などはWEBサイトでの発信が向いているでしょう。
このように発信するターゲットを決めて、情報の要素に合わせて発信する媒体を変えていくことがインバウンド対策において重要になるでしょう。