スキー・スノボはどうやってWEB・メディアをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、スキー・スノボがWEB・メディアによってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、スキー・スノボのWEB・メディアのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
スキー・スノボ×WEB・メディア事例その①:スキー場情報をまとめているウェブサイト「ニセコユナイテッド」
- まず1つ目はニセコにある4つのスキーリゾートから構成されるニセコユナイテッドのWEBを活用した事例です。近年、北海道のニセコでは、訪日外国人が数多く訪れています。そんなニセコのWEBを活用した事例を紹介
スキー・スノボ×WEB・メディア事例その②:WEBサイトで志賀高原にあるスキー場をPR
- 2つ目は長野県にある志賀高原スキー場のWEBを活用したインバウンド対策の事例です。温泉に入る猿が見られるということで話題を呼んでいる志賀高原。スキー場として有名で訪日外国人が近年、増加しています。
スキー・スノボ×WEB・メディア事例その③:9つのスキー場情報がWEBで簡単にわかる「HAKUBAVALLEY」
- 3つ目はHAKUBA VALLEYのWEBを活用した事例です。長野の白馬渓谷にある9つのスキーリゾートを紹介しているWEBサイトHAKUBA VALLEYを活用し情報発信をしている事例をご紹介いたします。
近年プロモーションの方法としてWEB・メディアがポピュラーになってきています。WEB・メディアによるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれのスキー・スノボの色がはっきりと出やすく、工夫を凝らしたWEB・メディアが求められています。
ここでは、スキー・スノボという業界・業種におけるWEB・メディアの各社の事例を元にして、効果的なWEB・メディアを活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
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「多言語サイト制作」の資料を無料でダウンロードする「サイト多言語化ツール」の資料を無料でダウンロードする「サイト改善・コンサルティング」の資料を無料でダウンロードするスキー場情報をまとめているウェブサイト「ニセコユナイテッド」
全世界から良質な雪が降るスキーリゾート地として認知されている北海道ニセコ町。北海道ニセコ町の「ニセコ町統計資料 訪日外国人宿泊客数」によると、2012年から2016年の5年間、北海道ニセコ町に宿泊した訪日外国人数は増加し続けています。2016年には史上初となる10万人以上の訪日外国人が北海道ニセコ町に宿泊しました。
2016年に北海道ニセコ町に訪れた訪日外国人を国籍別にみてみると、訪日中国人が約20%、訪日香港人観光客が約16%、訪日台湾人が約14%となっておりこの東アジア3か国で全体の50%を占めるかたちになります。
特筆すべき点は、訪日オーストラリア人観光客が12%を占め4番目に多いという点。欧米圏出身の訪日外国人も全国平均と比較すると多い傾向にあります。
なぜ、このように北海道ニセコ町は訪日外国人を集めることに成功しているのでしょうか。
4つのスキーリゾートからできている「ニセコユナイテッド」というWEBサイトを作り、スキーリゾートの情報発信を行ってます。WEBサイトを見てみると英語対応をしており、英語圏から訪日外国人が多いことを意識して、英語対応をしているのだと考えます。
4つのスキーリゾートのゲレンデマップや気候の状況、リフト料金などをまとめて配信をしているので「ニセコユナイテッド」のWEBサイトを見れば、ニセコのスキーリゾート情報がつかめます。さらに、WEBサイト上では写真や動画をふんだんに使っており、スキー場の雰囲気が伝わってきます。
このように、ターゲットである、英語圏の訪日外国人を意識したWEBサイトを作り、情報をまとめて、丁寧に配信をしています。これが北海道ニセコ町のWEBを活用したインバウンド対策の秘訣なのではないでしょうか。
WEBサイトで志賀高原にあるスキー場をPR
長野県を代表する一大スノーリゾート、志賀高原。日本最大級の広さと多彩なコースを誇るスキー場をはじめ、優れた温泉がいくつもあることで知られています。
さらに、温泉に入る野生のニホンザルが見られる「地獄谷野猿公苑」は訪日外国人に大人気。「スノーモンキー」とよばれて親しまれています。
近年では訪日外国人からも親しまれ、世界最大級の旅行口コミサイト『トリップアドバイザー』の「外国人に人気の日本の観光スポット2015」では、ちゅら海水族館や金閣寺といった観光地をおさえて第6位に「地獄谷野猿公苑」はランクインしています。
スキーリゾート以外にも、「地獄谷野猿公苑」で見られる「スノーモンキー」など人気の観光コンテンツがある、志賀高原ですが、どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか?
志賀高原索道協会はSHIGAKOGEN 18 SKI AREAというWEBサイトを運営しています。このサイトは、志賀高原にあるスキー場のリフト料金やゲレンデ情報、それに付随するバスの時刻表、アクセスなど情報をまとめているサイトです。
WEBサイトを見てみると、英語対応をしています。長野県志賀高原を訪れる訪日外国人は英語圏が多いとされているので、英語圏をターゲットにしていると考えられます。
その他にも、動画を活用した各スキー場の案内情報がWEBサイト上にあります。実際にスキー場に行こうと考えている方たちにはとても、有益な情報でしょう。
このように、エリア内に複数あるスキー場情報をWEBでまとめることにより、情報を整理し、わかりやすいようにまとまっています。そうすることにより、ユーザーの利便性が向上し、志賀高原に訪れる外国人が増えてくるのではないでしょうか。
9つのスキー場情報がWEBで簡単にわかる「HAKUBAVALLEY」
近年、白馬村に数多くの訪日外国人が訪れています。平成29~30年シーズンにかけて、大町市、白馬村、小谷村の10スキー場で構成されるスノーリゾート「白馬バレー」を訪れたインバウンド(訪日外国人)数が33万400人となり、過去最多を記録しました。昨季と比べ、45%も増加しているとのこと。
理由として、成田空港・羽田空港からシャトルバスが出ており、空港からスキー場に直行できるアクセスの便利さ。パウダースノーと言われるほどの、雪質の良さ。飲食や宿泊施設の充実だと考えられます。
さらに訪日外国人をターゲットとした、日本酒の利き酒体験や日本食を観光客自ら作れる体験会など日本文化を体験できるサービスも人気を呼んでいるとのこと。
そんなインバウンドで盛り上がる白馬村ですが、白馬村にあるスキー場では、どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか?
長野県北部の北アルプス山麓付近にある9つのスキー場情報をまとめた「サイトHAKUBAVALLEY」というサイトがあります。このサイトでは白馬村近辺のスキー場情報がまとまっており、英語での情報発信を行っています。
WEBサイトを詳しく見てみると、各スキー場の天候やリフト運行情報、近辺の観光スポットの情報が掲載されています。その他にも、Instagramでの投稿が見られたり、SNSでの情報発信も行っています。
このように、複数のスキー場がある観光地では、スキー場情報をまとめた多言語WEBサイトを活用し、訪日外国人に向けて情報を発信している事例が多く見て取れます。