ディスカウントストアはどうやってWEB・メディアをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、ディスカウントストアがWEB・メディアによってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、ディスカウントストアのWEB・メディアのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- ディスカウントストア×WEB・メディア事例その①:「ドン・キホーテ」はWEB、EC、SNSを網羅的に活用しインバウンド集客を実施
- まず1つ目は訪日外国人から絶大な人気を誇る、ドン・キホーテのWEBを活用したインバウンド対策です。ドン・キホーテのインバウンド需要に対する取り組みは、「ドン・キホーテ」というブランド、店鋪の訪日外国人に対する周知(PR)はもちろんのこと、多言語対応、免税対応など多岐にわたります。WEBに特化した事例を紹介
- ディスカウントストア×WEB・メディア事例その②:外国人向けにスーパーのチラシを発信する「Japan Shopping Guide Shufoo!」
- 2つ目はスーパーにおける「Japan Shopping Guide Shufoo!」の活用事例です。凸版印刷株式会社が運営する「Shufoo!(シュフー)」の関連サービスでスーパーなど小売店のチラシをなど買い物情報を訪日外国人へウェブ上で届けるサービスです。
- ディスカウントストア×WEB・メディア事例その③:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を活用し、台湾人を集客した業務用スーパー
- 3つ目は業務用スーパーによる、訪日観光メディア「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」活用の事例です。台湾向けメディアで圧倒的な地位を築いているメディアです。
近年プロモーションの方法としてWEB・メディアがポピュラーになってきています。WEB・メディアによるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれのディスカウントストアの色がはっきりと出やすく、工夫を凝らしたWEB・メディアが求められています。
ここでは、ディスカウントストアという業界・業種におけるWEB・メディアの各社の事例を元にして、効果的なWEB・メディアを活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
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大手ディスカウントストアとして日本人にも人気の「ドン・キホーテ」。インバウンド需要への対応の動き出しが早く、今では訪日外国人にとって定番観光スポットとなっています。
ドン・キホーテがインバウンド事業に力を入れ始めたのは2008年。当時はまだインバウントという言葉が普及していない時期であったが、今後、アジア圏を中心にインバウンドが増えていくことを見据え、インバウンド専門の部署を立ち上げています。
ドン・キホーテは2008年から様々なインバウンド対策を行っています。「ドン・キホーテ」というブランド、店鋪の訪日外国人に対する周知(PR)はもちろんのこと、多言語対応、免税対応など多岐にわたります。
その中でもドン・キホーテではWEBを活用したインバウンド対策は一体どのように行っているのでしょうか?ご紹介していきます。
ドン・キホーテのWEBサイトを見てみると、英語、中国語(繁体字・簡体字)韓国語、タイ語の5カ国語対応をしています。ドン・キホーテが人気の国々を抑えて、多言語対応をしている模様。
さらに、WEBサイトを詳しく見てみると、国ごとにSNSも運用しており、多言語化されているWEB上でバナーを設けて、フォロワーを増やしたり、SNSを通じてキャンペーン情報を発信したりしています。
他にもECも運営しており、5カ国語で対応しています。越境ECにも力を入れている模様。
このようにドン・キホーテはWEB、EC、SNSをうまく活用して、対象国に合わせた情報を発信し、徹底的なインバウンド対策を行っています。2008年からインバウンド対策を実施していることもあり、数々のノウハウが溜まっているからこのような取り組みができるのではないでしょうか。
外国人向けにスーパーのチラシを発信する「Japan Shopping Guide Shufoo!」
凸版印刷株式会社が運営する「Shufoo!(シュフー)」の関連サービスとして、電子チラシを活用してスーパーなど小売店のチラシを訪日外国人へウェブ上で届けるサービス「Japan Shopping Guide Shufoo!」を展開しています。
そもそも、「Shufoo!(シュフー)」とはスーパーのチラシを電子化して、WEB上で発信するサービスです。「Shufoo!(シュフー)」は、従来からのチラシ配信の仕組みを活用するとともに、国内外の旅行代理店や観光情報ポータルサイトなど、複数の事業者と連携し、訪日外国人に対して、流通企業の買い物情報を届けるサービスを開発し、訪日外国人向けに情報発信できるようにしました。
「Japan Shopping Guide Shufoo!」サイト内ではスーパーマーケットを含めた提携小売店のチラシを中心に英語・中国語での店舗情報、店舗外観画像、免税店や銀聯カード、外国人スタッフの有無などの表記、店舗までのアクセス情報、SNSシェア機能が提供されています。
ジャンルも「スーパー」・「ドラッグ」・「百貨店」・「家電」・「その他」から選ぶことができます。訪日外国人にとってスーパーマーケットなどでの買い物時に強い味方となるでしょう。
「Japan Shopping Guide Shufoo!」を活用すれば、チラシをそのまま活用することで、スーパーマーケットなど小売店は新しい広告をウェブ向けに再び作成する必要がなく、簡単に訪日外国人に対する認知向上および集客拡大が実現できます。
このようにディスカウントストアでもWEBを活用し情報発信をできるようになれば、さらに訪日外国人を集客できるでしょう。
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を活用し、台湾人を集客した業務用スーパー
観光庁が発表している「訪日外国人の消費動向 平成28年10-12月期報告書」によると、訪日外国人の52%がスーパーマーケットを利用し、買い物をしているという結果になっています。
近年、その中でも業務用スーパーが訪日外国人から人気を得ており、業務用スーパーでは安く、大量に日本のお菓子を買えます。そのため、業務用スーパーを活用し、大量に自国にいる友達のためにお土産を買っていく訪日外国人が増えています。
このように、業務用スーパーは訪日外国人から人気を得ていますが、どのようなインバウンド対策を行えばいいのでしょうか?
業務用スーパーが訪日台湾人向けメディアである「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を活用し、訪日台湾人を集客した事例を紹介します。
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」とは台湾・香港最大規模を誇る日本観光情報メディアであり、月間ユーザー数は111万人、Facebookページファン数は64万人です。その中でも、台湾人ユーザーの比率は高く、台湾人ユーザーから絶大な支持を受けています。
京都市内にある業務用スーパーでは、「市街地から離れているため、外国人の集客が難しい。知名度が低い。」という課題がありました。「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」に掲載した所、それまでほぼ0だった訪日外国人が急増、売り上げ全体の15%(そのうち99%が台湾人)を占めるようになりました。
このように、訪日観光に特化メディアに情報を掲載することにより、訪日外国人を集客できます。