テーマパーク・観光施設はどうやってWEB・メディアをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、テーマパーク・観光施設がWEB・メディアによってインバウンドで成功する事例が増加しています。このページでは、テーマパーク・観光施設のWEB・メディアのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
テーマパーク・観光施設×WEB・メディア事例その①:英語対応の公式ウェブサイトと訪日メディアで情報露出する広島平和記念資料館
- まず1つ目は、「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ 世界の人気博物館・美術館2017」で1位になっている広島平和記念資料館のWEB・メディアを活用したインバウンド対策です。歴史的な背景から広島平和記念資料館に訪れてみたいと考えている訪日外国人がとても多いです。
テーマパーク・観光施設×WEB・メディア事例その②:英語対応WEBとアプリやメディアを活用しインバウンドを集客:「両国国技館」
- 2つ目は相撲が生で見られる両国国技館のWEB・メディアを活用したインバウンド対策の事例です。相撲は日本の国技であり、訪日外国人が注目するスポーツの1つです。
テーマパーク・観光施設×WEB・メディア事例その③:多言語対応WEBサイトで情報発信する「箱根彫刻の森美術館」
- 3つ目はトリップアドバイザー「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2018」でランクインしている箱根彫刻の森美術館のWEB・メディアを活用したインバウンド対策の事例です。
近年プロモーションの方法としてWEB・メディアがポピュラーになってきています。WEB・メディアによるインバウンド対策やインバウンド集客のメリットとしては、多くの情報を伝えながらも、顧客のイメージに残りやすいということがあります。伝えたい情報を写真や画像などよりも一度に多く発信できるためその分それぞれのテーマパーク・観光施設の色がはっきりと出やすく、工夫を凝らしたWEB・メディアが求められています。
ここでは、テーマパーク・観光施設という業界・業種におけるWEB・メディアの各社の事例を元にして、効果的なWEB・メディアを活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。
Googleマップによる集客、うまく活用できていますか?
Googleマップでの集客ツール「口コミコム」を詳しく見る >英語対応の公式ウェブサイトと訪日メディアで情報露出する広島平和記念資料館
昨年、世界最大級の旅行情報サイトトリップアドバイザーより、「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ 世界の人気博物館・美術館 2017」が発表されました。、トリップアドバイザー上に投稿された世界中の旅行者の口コミ評価をもとに博物館・美術館をランキング化しています。
第二次世界大戦終結から72年を迎えた2017年、日本のトップ 10の博物館・美術館には、第二次世界大戦の記憶を伝える「広島平和記念資料館」が選ばれました。
歴史を肌で感じることができ、二度と戦争をしてはいけないと心から思わされる価値ある施設として、訪れた世界中の旅行者たちから高く評価されました。広島平和記念資料館については、2016年に訪問したオバマ大統領の折り鶴とメッセージを実際に見に行ったという投稿も多く寄せられました。
このように訪日外国人から大変人気を得ている「広島平和記念資料館」ですが、一体どのような、インバウンド対策を行っているのでしょうか。
「広島平和記念資料館」のWEBサイトを見てみると、英語対応をしています。「広島平和記念資料館」を訪れる訪日外国人は欧米豪の訪日外国人が多いので英語のみの対応をしている考えられます。
さらに、Japan Hopperという訪日外国人向けメディアにも情報が記載されており、こちらからの流入もあるのだと考えられます。自社サイトや訪日外国人向けメディアなど、様々な所に露出をして情報を発信していくことがとても重要になります。
英語対応WEBとアプリやメディアを活用しインバウンドを集客:「両国国技館」
日本の国技である相撲は、海外でも日本を代表するものの一つとして有名です。日本国内では人気の低迷が危ぶまれていますが、実は海外での相撲人気は年々高まっています。
近年の日本相撲界を見ていると、海外出身の力士の活躍が目立ちます。そのおかげで、外国人力士たちの母国では相撲の知名度を上げる大きなきっかけになっています。アメリカやモンゴルでは、出身力士が横綱になったことから、非常に熱心なファンが増えており、彼らの母国では取組の様子が生中継されたり、動画サイトで関連動画を検索する人がいます。
それに伴い、日本ので行われている相撲を生で見たいという外国人も増えており、訪日外国人が日本旅行をする際の人気スポットになっているのが「両国国技館」です。
「両国国技館」のWEBサイトを見てみると、英語に対応しています。WEB上で相撲のチケットが買えるようになっていたり「両国国技館」の館内マップや相撲の歴史などの情報を発信しています。
さらに、面白い取り組みが「Grand Sumo」というスマホアプリが「両国国技館」上でダウンロードできるようになっています。相撲の取り組みがアプリで見られたり、対戦表が見られたりなど日本人の相撲好きな人でも使いたくなるような情報が配信されています。
他にもJapan Hopperという訪日外国人メディアにも「両国国技館」へのアクセスなどの情報が記載されています。
インバウンド対策をする上で、いろいろなツールやメディアを活用し情報発信をして、まずは知ってもらうことがとても重要になってきます。
多言語対応WEBサイトで情報発信する「箱根彫刻の森美術館」
「箱根彫刻の森美術館」とは、神奈川県足柄下郡箱根町に位置する日本初の野外美術館です。近現代を代表する彫刻家の作品が約120点展示されています。1969年に箱根彫刻の森美術館」は開館し、広々とした箱根の大自然の中でアートを楽しめるスポットとして、国内のみならず訪日外国人からも人気の観光スポットとなっています。
世界最大級の旅行情報サイト、トリップアドバイザーが発表している「旅好きが選ぶ!外国人に人気の日本の観光スポット ランキング 2018」で9位にランクインしています。
トリップアドバイザーの口コミを見てみると2,000件以上の口コミを得ており、日本人の口コミの中には「外国人が多すぎる」といった口コミが書かれえいるほど、訪日外国人が訪れていますが、一体どのようなインバウンド対策を行っているのでしょうか?
「箱根彫刻の森美術館」の公式WEBサイトは、日本語と英語、中国語(繁体字・簡体字)・韓国語の5か国語に対応しています。ウェブ上では作品の紹介、コース紹介、アクセス情報などをインバウンド向けに配信しています。ウェブサイトを多言語化することで海外向けに情報を配信できるので、より多くの外国人に観光地の魅力をアピールできます。
今、日本に来ている訪日外国人のほとんどは、東アジア(中国・台湾・香港・韓国)です。そのため、東アジアで使われている言語に対応する必要があります。さらに、英語に関しては全世界で活用されているため、多言語対応の中に入れておく必要があるでしょう。多言語のWEBサイトを作成する時は東アジア圏と英語対応をしておけばある程度ことは足りるでしょう。