「馬蜂窩(马蜂窝/マーフォンウォ)」の読み方は?旅行ブログから中国市場へアプローチ

公開日:2019年12月10日

馬蜂窩は中国最大の口コミ旅行サイトです。

この記事では、馬蜂窩の基本情報、その他中国独自のウェブサービス、訪日中国人の特徴について解説します。

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馬蜂窩(马蜂窝)の読み方は「マーフォンウォ」

馬蜂窩(马蜂窝/マーフォンウォ)とは、旅行に特化したユーザー参加型の中国メディアです。2011年4月からサービスが開始されました。「馬蜂窩」は「マーフォンウォ」と読みます。

全世界60,000カ所以上の場所情報が提供されている中国最大の旅行サイトです。

「馬蜂窩(马蜂窝・マーフォンウォ)」とは?

馬蜂窩の月間アクティブユーザー数は1.2億人、月間口コミ投稿数は1.7億円にのぼります(2019年11月時点)。ブログや口コミの投稿だけでなく、航空券やホテルの予約もこの馬蜂窩を通じて完了させることができます。
▲[馬蜂窩/マーフォンウォ公式サイト]:編集部キャプチャ
▲[馬蜂窩/マーフォンウォ公式サイト]:編集部キャプチャ

日本代理店が誕生

2019年5月、インタセクト・コミュニケーションズ株式会社は馬蜂窩社と公式日本総代理店契約を締結しました。これにより同社は、日本唯一の馬蜂窩の代理店として馬蜂窩での広告の扱いが認められました。

またその前の2016年には、日本のぴあ株式会社とデジタルハリウッド株式会社と提携し、馬蜂窩のKOL (Key Opinion Leader、消費者に影響力を持つ専門家)を活用したWebプロ モーション企画も展開しています。

滞在先に関する情報の収集の一つ

馬蜂窩は、同じ旅行者自身の言葉で現地の感想が語られており、リアルな口コミを提供しているため、中国人旅行者が情報収集をする際の重要な手段となっています。

また個人が発信する旅行記にはBGMなどもつけることができ、発信者側の色を強く出したコンテンツ公開が可能であることも人気の理由です。

中国市場がFIT(個人手配の海外旅行)へ変化している

中国人観光客はバスツアーの団体旅行イメージが強いですが、個人で旅行手配をする人は増えてきています。馬蜂窩の人気が高まっている背景には、この中国人個人旅行者の増加があります。

個人旅行者は自分で宿泊施設や行先を考える必要があります。この際、参考にしたいと考えるのが体験談です。旅行経験者の体験談が多く掲載されている馬蜂窩は、個人旅行を計画する人にとって、魅力的な情報源となっています。

個人で手配する旅行者が増加

訪日中国人の個人手配旅行比率は、2012年には28.5%でしたが、2017年には60%へ増加しています。中国人に対する団体観光ビザの全土解禁は2005年、個人観光ビザの解禁は2010年でした。2010年以降もビザの取得要件の緩和が数回にわたり実施されています。

2000年代は日本旅行に関する情報も乏しく、中国人が日本へ旅行に行くには、行程が決まった団体旅行に参加せざるを得ない状況でした。

その後2010年頃には、各メディア上に日本に関する情報が蓄積され、1人当たりのGDPも4,000ドルを超える急成長で旅行へ行く金銭的な余裕も生まれ、こうした背景から個人旅行者が増加したと考えられます。

【中国】1.3億人が利用する马蜂窝(マーフォンウォ/馬蜂窩/Mafengwo)とは

马蜂窝(マーフォンウォ/馬蜂窩/Mafengwo)は、中国最大級の旅行口コミサイトです。ユーザー数は1.3億人、口コミの数は2,100万件を超えます。このサイトでは中国国内、そして世界各国の観光地の情報がブログ形式で紹介されており、様々な口コミをチェックできるようになっています。また旅先で役立つ知識などもシェアされています。今月、インタセクト・コミュニケーションズ株式会社が马蜂窝(マーフォンウォ/馬蜂窩/Mafengwo)を運営するMafengwo社の日本総代理店に就任しました。これにより...


訪日中国人の傾向

中国人の旅行ハイシーズンは7月と8月です。2018年にはこの7-8月の訪日外国人者数が18年通年の約20%にのぼりました(2018年7月は約90万人を記録)。

訪日中国人の日本での消費金額の約半分は買い物代で、2019年4月~6月は一人当たり224,174円を買物に費やしました。中国人の「爆買い」の勢いは、まだま衰えていません。

中国独自のWeb事情

中国では日本で使用できるウェブサイトやSNSに規制がかかっているため、独自のウェブサイトが中国内で普及しています。

例えば検索サイトでは百度(バイドゥ)と呼ばれるサイトが、中国で70%以上のシェアを占めています。

また中国内ではFacebookやTwitterといったSNSは閲覧ができないため、騰訊QQ(テンセントQQ)、新浪微博(ウェイボー)、微信(ウェイシン、ウィーチャット)、人人網(レンレンワン)などのSNSが使用されています。

ポータルサイトでは、新浪(シナ)、捜狐(ソーフー)、網易(ワンイー)などがシェアをとっています。

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旅行サイト、ダントツ人気はオンライン旅行予約サイトCtrip(シートリップ)

Ctrip」とは1999年に設立された中国のオンライン旅行会社です。

現在のユーザー数は2億5千万人をこえており、2017年の調査では、訪日中国人観光客のうち 55.8%が、Ctripを通じて航空券や宿泊施設の予約をしています。

また同社は、2018年に日本で住宅宿泊仲介業の登録を行い、民泊の仲介サービスも開始しています。

訪日中国人の55.8% 420万人が利用

2017年の訪日外国人観光客数は約2,870万人となり、史上最高値を記録しました。中でも最も多かったのは訪日中国人観光客 であり、全体の 25.6%にあたる約736万人 の訪日中国人観光客が2017年に日本を訪れました。以前の記事でもご紹介した通り、訪日中国人観光客はオンラインで宿や航空券の予約をする人が多い傾向にあります。数あるオンライン旅行予約サイトの中で中国人に断トツの人気を誇るのが Ctrip(シートリップ)。今回は中国で人気のオンライン旅行予約サイトCtrip(シートリップ)に関...


季節に合わせたレジャーが人気

中国人観光客は、日本の四季折々のレジャーを好む傾向にあります。

特に、中国人にとって日本の桜は非常に特別な存在であり、2019年の清明節(4月5日金曜日)シーズンには、中国のSNS「新浪微博(ウェイボー)」でハッシュタグ「清明節三連休、桜の季節の日本」が9000万ビュー超え(2019年4月8日22時確認)、投稿数は1.4万超えを記録しました。

秋の日本の紅葉も中国人から注目を集めており、トリップアドバイザー上では日本の紅葉名所が中国人から高評価を得ています。

また、冬はスキーを日本で楽しみたいという中国人も多く、特に北海道は中国人にとって人気の観光地です。

【中国】満開の桜のもと 66組のカップルが集団結婚式:中国人×桜の需要を口コミから分析

日本各地で桜が満開の季節を迎え、週末お花見に出かけた方も多いのではないでしょうか。中国では先週金曜は「清明節」と呼ばれる祝日で、三連休を利用して国内、海外旅行に出かけた人もいたようです。この時期の「桜」がインバウンド需要にどのように影響を与えているのか、中国版ツイッターのweiboの最新の口コミをチェックしました。目次満開の桜のもと、66組のカップルが集団結婚式weiboでは「日本で桜」9000万ビュー2.桜の下にレジャーシートを敷いて食事3. 奈良の何気ない桜まとめ:中国人の心を強く打つ...


健康など体に関する興味

中国国内では、偽装品の存在もあり、食品や化粧品、医薬品など身体に直接作用する商品は日本で購入したいと考える人も少なくありません。このため、医薬品は日本土産としても人気となっています。

医薬品のうち特に人気の高い12商品は「神薬」と呼ばれています。昨今は「爆買い」の熱は過ぎ去ったと見る向きもありますが、医薬品を対象に大量購入にはげむ中国人観光客の姿はいまだ健在です。またソーシャルバイヤーと呼ばれる、日本で購入した物品を中国国内向けに転売する人々も、こうした商品に注目しているようです。

また日本での医療ツーリズムも中国の富裕層で注目を集めています。日本における医療目的のビザ発給先の9割が中国です。治療対象では、特に「がん治療」が多く、中国人富裕層は治療を求めて日本にやってくると言います。

中国人が神薬と呼ぶ「龍角散」人気の理由

中国ではECであれ店頭であれ、商品が偽物ではないかという疑念を抱く消費者はいまだに少なくありません。こうした中、中国人にとって、日本商品は偽物がないというイメージがあり、ECや訪日旅行の滞在を利用して、食品や医薬品といった身体に直接作用するようなカテゴリの商品を買いたがる傾向にあります。上述のような消費者の考え方も影響し、中国人に「神薬」と呼ばれる日本の医薬品でも特に人気のある商品が存在します。「龍角散」もその神薬の一つに名を連ねています。「龍角散」は同じ社名の日本企業が製造、販売するのど...


訪日中国人にアプローチするには旅行サイトをうまく活用!

個人旅行客が増える中国で多くの人に利用されている「馬蜂窩」を紹介しました。

中国市場からの需要はまだまだあり、「馬蜂窩」などの旅行サイトをうまく活用することは、さらに多くの中国人観光客を集める契機となるでしょう。

<参照>

観光庁【訪日外国人消費動向調査】2019年4-6月期の全国調査結果(2次速報)の概要

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この記事の筆者

訪日ラボ編集部

訪日ラボ編集部

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