医療・美容(美ンバウンド)はどうやってデータをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、医療・美容(美ンバウンド)がデータをインバウンド集客で活用する事例が増加しています。データ活用における医療・美容(美ンバウンド)のプロモーションの成功事例では、インバウンドに関連するデータを、収集し解析することで効果的なインバウンド対策を実施できているようです。
このページでは、医療・美容(美ンバウンド)のデータのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- 医療・美容(美ンバウンド)×データ活用事例その①:Web×店舗データ活用がもたらす顧客満足度の向上~スリムビューティハウス、「B→Dash」導入
- 医療・美容(美ンバウンド)×データ活用事例その②:100万DL超「ネイルブック」を運営するスピカが、ネイルサロン検索・予約の「サロンブック」をリリース
- 医療・美容(美ンバウンド)×データ活用事例その③:千趣会 ジェルネイルサービス「ツメコ」が本格指導、美容サロンなどへ導入目指す
医療・美容(美ンバウンド)のインバウンド対策やインバウンド集客では、データ活用をすることで効率的かつ効果的に施策を行えます。どこの国からのインバウンドが多いのか、消費額が多いのは国籍・年代含めどんな人なのかということは、対策を講じたりターゲットをしぼったりする上で非常に重要です。そして、それはイメージや体感ではわかりません。なんとなく中国人が多いかな、と思っていたら実は最も多いのは韓国人だった、ということもあるでしょう。正しいデータ活用をすることで、最も注力すべきはどこなのかということがわかってきます。体感ではかるよりも正確に、そして効率的に施策を行えます。
ここでは、医療・美容(美ンバウンド)という業界・業種におけるデータ活用のプロモーション事例を紹介していきます。
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「インバウンドコンサル」の資料を無料でダウンロードする「インバウンドデータ」の資料を無料でダウンロードする「調査・リサーチ」の資料を無料でダウンロードするWeb×店舗データ活用がもたらす顧客満足度の向上~スリムビューティハウス、「B→Dash」導入
大手エステサロンのスリムビューティハウスは今年、フロムスクラッチの次世代型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」を導入しました。スリムビューティハウスは、東洋医学の「陰陽論」「五行説」「気・血・水」「三毒」の理論をベースとした独自の「オリエンタルエステ」を開発。全国に70店舗を展開する国内大手エステサロン企業。フロムスクラッチの次世代型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」を導入した理由は2つ。1つは広告のパフォーマンスを測る集客データと、各店舗が持つ顧客対応に関する実績データの統合ができていないこと。もう1つは顧客を増やす上で重要なカウンセリングに、顧客データを活かせていないこと。
B→Dash導入以前、大手エステサロンのスリムビューティハウスでは、広告施策では毎月決まった予算を取り、良し悪しはROASで判断していました。しかし、広告施策と店舗での顧客対応の情報が組織として分断されているため、広告部隊では顧客が契約からコース解約するまでのLTVを追うことができず、“初回予約に繋がったかどうか”が唯一の効果測定指標でした。店舗部隊としても、70店舗分の細かい数字を常に把握することは難しく、店舗単位での課題を導き出すことがそもそも難しかった。しかし、B→Dash以降は、一定期間来店がなければメールを配信するといった顧客へのリマインドも自動で行えるほか、手動で対象の顧客リストを都度リストアップするといった手間が省け、人的なミスも減り、大きなメリットを発揮しています。
100万DL超「ネイルブック」を運営するスピカが、ネイルサロン検索・予約の「サロンブック」をリリース
今年2月末には総額1億円を資金調達し、運営するネイル写真共有サービス「ネイルブック」のダウンロード数が110万件を突破したスピカ。同社は、ネイルブックと連携して提供されるネイルサロンの検索・予約アプリ「サロンブック」をリリースしました。現時点で、既に1万店舗を超えるネイルサロンが登録されているというサロンブック。ネイルサロン予約という行為に特化した、ユニークなアプリに仕上がっているとのこと。ネイルサロンはサロンの写真からも探すことが可能です。ここで言う写真とは、サロンの店舗の写真や、そこでやってもらえるネイルデザインの写真など。サロンに関する説明を文字を読むのではなく、お店の雰囲気などが伝わって来る写真から自分の感性に合ったネイルサロンにたどり着くことができます。
また、90万枚以上のネイル写真が掲載されるネイルブックと連動することで、事前にデザインをオーダーしておくことも可能とのこと。サロンブックならではの特徴的なのが、アプリ内でネイリストと直接メッセージがやり取りできる機能です。いきなり電話して金額の問い合わせをするのは気が引けることも。サロンブックなら、そんなちょっと聞きにくいことも、来店前にネイリストに直接相談できるため安心です。ネイリストやネイルサロンとのリレーション作りを大切にするスピカでは、普段から東京や大阪などでネイルブック活用セミナーを開催しています。実際に会うことで、ITリテラシーがあまり高くないネイリストにもアプリをより使いこなしてもらうためです。同時にネイリストやネイルサロンが抱える課題についてもヒヤリングし、それをサービス内容に反映しています。今後は、サロンブックを経由した予約成約率を増やしていくことはもちろんのこと、現在2,000店舗ほどに留まるネイリストと直接メッセージのやり取りができる店舗数を年内には倍増させることを目指していきます。
千趣会 ジェルネイルサービス「ツメコ」が本格指導、美容サロンなどへ導入目指す
趣会は、美容サロンなどに向けた新規事業としてネイルプリンターを使用した短時間ジェルネイルサービス「ツメコ」を本格始動します。2017年2月21日には専用ホームページを開設し、導入店の募集を始めた。「ツメコ」は、千趣会がメーカーと共同開発したネイルプリンターと、500人以上のモニター検証を経て完成した日本製のオリジナルジェルを使用することで、通常は1~2時間かかる繊細なデザインのネイルも45分以内に提供できます。「ツメコ」の施術はスタッフが甘皮除去などの下処理を行い、ベースジェルを塗ってLEDライトで固めるまでは通常のネイルサロンと同じですが、プリンターに手を入れると指5本が同時に印刷されます。印刷時間は片手が約20秒と短く、好みのデザインがプリントされたらスタッフがトップジェルでコーティングして完成。もっとも手間と時間のかかるネイルアートを印刷するため、速いだけでなく施術者による仕上がりのバラつきが少ないのも利点。
デザインは定番からトレンド、手描きでは難しいものまで250以上で、毎月16デザインの新作を追加します。また、各デザインは利用者の爪の大きさに合わせて縮小・拡大して印刷されるほか、印刷されたデザインはアルコールで消せるため、印刷のし直しも簡単にできるといいます。千趣会は2015年12月、東京・新宿に「ツメコ」の期間限定ショップを開設。価格や施術時間、仕上がりの全項目でアンケート回答者の満足度が80%を超えるなどニーズの高さと手応えをつかみましたが、自社で店舗展開を行うにはノウハウが必要なため、美容サロンなどを通じた「ツメコ」サービスの浸透を目指すことになったとのこと。「ツメコ」の導入に際しては、特別な技術や知識がなくても研修を受けて練習すれば施術できるため、美容サロンではプロのネイリストがいなくてもスタイリストやアシスタントがサービス提供できます。また、カラーやパーマなどと同時に施術できるため、客単価のアップも期待できるほか、トータルビューティーの提供も可能になります。