医薬品・日用品メーカーはどうやってデータをインバウンドに活用すべきなのか?
インバウンド市場が盛り上がる中で、医薬品・日用品メーカーがデータをインバウンド集客で活用する事例が増加しています。データ活用における医薬品・日用品メーカーのプロモーションの成功事例では、インバウンドに関連するデータを、収集し解析することで効果的なインバウンド対策を実施できているようです。
このページでは、医薬品・日用品メーカーのデータのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。
- 医薬品・日用品メーカー×データ活用事例その①:導入事例:ユニ・チャームは「グローバル契約管理・決裁システム」の開発にALSIを採用
- 医薬品・日用品メーカー×データ活用事例その②:ライオンが、DMP導入からコンテンツネットワーク構想までのデジタルマーケティング戦略を発表
- 医薬品・日用品メーカー×データ活用事例その③:花王株式会社、ビッグデータを活用した経営戦略で顧客満足度をアップ
医薬品・日用品メーカーのインバウンド対策やインバウンド集客では、データ活用をすることで効率的かつ効果的に施策を行えます。どこの国からのインバウンドが多いのか、消費額が多いのは国籍・年代含めどんな人なのかということは、対策を講じたりターゲットをしぼったりする上で非常に重要です。そして、それはイメージや体感ではわかりません。なんとなく中国人が多いかな、と思っていたら実は最も多いのは韓国人だった、ということもあるでしょう。正しいデータ活用をすることで、最も注力すべきはどこなのかということがわかってきます。体感ではかるよりも正確に、そして効率的に施策を行えます。
ここでは、医薬品・日用品メーカーという業界・業種におけるデータ活用のプロモーション事例を紹介していきます。
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「インバウンドコンサル」の資料を無料でダウンロードする「インバウンドデータ」の資料を無料でダウンロードする「調査・リサーチ」の資料を無料でダウンロードする導入事例:ユニ・チャームは「グローバル契約管理・決裁システム」の開発にALSIを採用
アルプス システム インテグレーションは2017年8月4日、ユニ・チャームの「グローバル契約管理・決裁システム」の開発会社としてALSIが採用され、システム導入した事例を公開しました。ユニ・チャームでは、海外事業の売上の伸長に伴い、契約管理システムの見直しを決定。従来利用していたシステムは日本語のみの対応だったため、多言語に対応し、かつ国内で構築したインフラを活用できることなどが要件として挙げています。
検討の結果、ALSIの採用が決まり、ワークフローシステムを活用したグローバル契約管理・決済システムを導入。選定にあたっては、マルチ言語対応や、契約審査・決裁・契約書原本保管が一元化できることなどが評価されたとしています。 導入により、審査から決済まで一気通貫で行えることで処理速度が速くなったほか、遠隔でできることが増え、業務範囲が大幅に拡大したのだといいます。また、海外現地法人を含むグローバル管理がやりやすくなり、内部統制も向上したとしています。
ライオンが、DMP導入からコンテンツネットワーク構想までのデジタルマーケティング戦略を発表
ライオンは六本木ヒルズで、新たなデジタルマーケティング戦略についての発表をしました。ライオン株式会社 宣伝部 デジタルコミュニケーション推進室長の保坂政美氏は、スマートフォンの普及、ソーシャルメディアの成長など生活者のメディア接触環境が変化するにつれて、コミュニケーションが質的に変化していることに触れ、新たなデジタルマーケティング戦略が必要であると述べまいsた。その4本柱となるのが、①オウンドメディアの再構築 、②アーンドメディアの活用、③ペイドメディアの運用 ③社外パートナーとの取り組みです。
これらの中心にあるのはDMP(データマネジメントプラットフォーム)の構築です。生活者がどんな広告や情報を見て、どんな商品を購入したかといったさまざまなデータがこれまではバラバラに保存されていました。これらの分断されたデータをDMPに入れることによって、オンラインとオフラインのデータ、自社データはもちろん第三者データも統合して分析。その結果をもとに限りなくOne to Oneに近い施策を展開しています。
新たな生活情報メディア「Lidea(リディア)」をリリース。ライオンの「暮らしのマイスター」と呼ばれる5人のスペシャリストが、オーラルケア、ヘルスケア、洗濯、リビングケアなどについての専門知識をもとに生活者の疑問や悩みに答えたり、日々の彩りとなるようなエンタメコンテンツを展開しています。ユーザーインターフェイスは、生活のさまざまなシーンで利用しやすいようスマートフォンに最適化。Lideaの情報を見て商品を購入できるよう、ブランドサイトへの導線も用意されています。トップページにはDMPを活用した独自のデータ解析によるレコメンドを行い、利用者一人ひとりに合ったコンテンツを表示。また、会員登録によって暮らしのマイスターへの質問、記事へのコメントの投稿、キャンペーンの応募が可能になります。
花王株式会社、ビッグデータを活用した経営戦略で顧客満足度をアップ
洗濯洗剤や住居用洗剤のみならず、ビューティケアやヒューマンヘルスケアなども幅広く手掛ける、東京都中央区日本橋茅場町に本社を置く大手化学メーカー花王株式会社。常に市場調査や消費者の声に耳を傾け、それを最大限に生かすデータ経営によって業界のリーディングカンパニーとしての地位を築いてきました。その市場の声を拾う役割を担っている情報分析の専門部隊「デジタルビジネスマネジメント室」が、SNSやブログなどネット上に散らばる膨大な情報の中から“消費者のホンネ”を抽出・分析する手段として多くのビッグデータを活用した経営戦略を行っています。中枢であるデジタルマーケティング部では、主にECの領域でDomoを利用しています。単なる可視化に留まらない、ビジネス課題の解決に根ざした取り組みが進行しています。
適切な経営判断のため、客観性の高いデータをリアルタイムに活用します。こうしたニーズを満たすように、ソフトバンクはDomoの導入を決定。取り組みを主導する藤平大輔氏は、現場の業務から経営層の予測までを視野に入れています。家庭用ゲーム機の世界で圧倒的な存在感を示すソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation」。そのマーケティングチームでは、CRMの見直しと同時にDomoを導入。外部ツールのデータ統合を実現し、現場での施策の起点として広く活用。BtoBの製品やサービスを主軸とする企業でも、顧客との関係構築のためのデータ活用が当たり前になってきた。企業向けネットワーク機器メーカーの雄であるシスコシステムズでは、すでにDomoの広い浸透が進んでいます。