レストラン・カフェの地方誘致・地方創生に関するインバウンド事例集

レストラン・カフェはどうやってインバウンドにおいて地方誘致・地方創生に取り組むべきなのか?

観光庁が発表した訪日外国人消費動向調査によると、平成29年の訪日外国人による買い物などの旅行消費額(速報値)は前年比17.8%増となる4兆4161億円と5年連続で過去最高額を更新しました。これは過去初めて4兆円台となりましたが、政府が目標としている平成32年での8兆円まで半分という数値となりました。なおこの中での飲食費は8856億円となり構成比では20.1%となっています。飲食費の伸びは2016年と比較して16.9%増となり、今後も訪日外国人の飲食費は拡大していくことが予想されています。つまり引き続き訪日外国人にとっては日本での飲食が大きな魅力を占めていると言えますが、株式会社リクルートライフスタイルに設置された観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」が訪日経験のある5カ国(韓国、中国、アメリカ、インド、ドイツ)居住者の外国人に対し実施した訪日中の体験、飲食などについて行った調査でも引き続き日本での食事が人気であることがわかっています。さて、こうした訪日外国人の日本旅行中の飲食において、レストラン・カフェにおいてはどのようにしてインバウンド集客を行えば良いのでしょうか?訪日外国人の集客において成功している事例として、動物の魅力で訪日外国人を呼び込んでいる「フクロウのみせ」、ここにしかない魅力で訪日外国人の心を掴んでいる新宿歌舞伎町の「ロボットレストラン」、火柱が上がるラーメンで人気の「めん馬鹿一代」の事例をご紹介します。

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フクロウの魅力で訪日外国人を囲い込み「フクロウのみせ」の事例

フクロウの魅力で訪日外国人を囲い込み「フクロウのみせ」の事例

フクロウの魅力で訪日外国人を囲い込み「フクロウのみせ」の事例

いわゆるアニマルカフェという業態は、日本では猫カフェから始まり、うさぎカフェ、爬虫類カフェ、フェレットカフェ、そして今回ご紹介するようなフクロウなど猛禽類を扱ったカフェなど様々な業態が存在します。お店によって扱っている動物の種類や数、展示の方法、守らなければいけないルールなどはそれぞれ異なりますが、ペットとして飼育したいができない、普段触れ合えないが大好きな特定の動物と触れ合いたいといったニーズを取り込んで拡大してきた背景があります。

フクロウの愛くるしさを前面に

「フクロウのみせ」は大阪の本店と博多に店舗を構えるカフェですが、その一番の魅力であり特徴であるのがフクロウとの触れ合いができること。お店のコンセプトとしては「できる限り沢山の人にフクロウと触れ合って頂き身近にフクロウを感じ、知って頂きたい。ペットショップのようにフクロウを販売しなければならないのではなく、フクロウが同店でスタッフと共に働き、一生を過ごすことができるからこういった店舗運営を行っている」としており、フクロウへの徹底した愛があることがうかがえます。

「フクロウのみせ」ではこうした愛くるしいフクロウの魅力を前面に押し出して各種SNS・ソーシャルの運営に力を入れており、Instagram、Twitterのほか、外部サイトを使用することで、英語や中国語での予約にもしっかりと対応。こうした取り組みがしっかりと訪日外国人にも人気となり、トリップアドバイザーにおいても多数の口コミを獲得、高い評価を獲得しています。

ここでしか得られない特殊な体験「ロボットレストラン」の事例

ここでしか得られない特殊な体験「ロボットレストラン」の事例

ここでしか得られない特殊な体験「ロボットレストラン」の事例

「ロボットレストラン」とは、新宿・歌舞伎町にあるショーレストランです。当初は新宿のサラリーマンを元気づけるためにロボットとショーを組み合わせ、一風変わったショーレストランとして始まりました。月にお店に訪れる訪日外国人の数は15,000人以上で総来客者数の8割に当たります。主に訪日アメリカ人観光客、訪日イギリス人観光客、訪日フランス人観光客など欧米圏出身の訪日外国人に人気で、近年は中国や台湾からのお客さんも増えているようです。実際のところは「地方誘客」と言える事例ではありませんが、その取組の仕方は地方でも大いに活用できるものであるためご紹介させていただきます。

徹底した口コミへの誘導

多くの訪日外国人がどのお店を訪れようかと考える際に利用するのが口コミサイトのトリップアドバイザーですが、「ロボットレストラン」では、座席、チケット、割引券、出口など店内、店内以外の至るところにトリップアドバイザーのQRコードを貼っており、ここから口コミに誘導する形が徹底されています。

店内のしっかりとした英語対応

当初は新宿のサラリーマンを元気づけるというコンセプトで生まれた「ロボットレストラン」でしたが、訪日外国人に大人気となったことから方針を訪日外国人向けに転換。そのため、現在ではショーの間のMCをすべて英語とし、スタッフも英語対応可能なバイリンガルスタッフを多数抱え、しっかりとインバウンド対応を行っています。

火柱が立つ強烈なビジュアルの「ねぎラーメン」の事例

火柱が立つ強烈なビジュアルの「ねぎラーメン」の事例

火柱が立つ強烈なビジュアルの「ねぎラーメン」の事例

「めん馬鹿一代」は京都府京都市上京区にあるラーメン屋ですが、そこに来るお客さんのほとんどは訪日外国人となっています。「めん馬鹿一代」の人気メニューであるのが「ねぎラーメン」ですが、「ねぎラーメン」はただのラーメンではなく、ラーメンが提供される時に炎が上がるラーメンとして大変な人気となっています。そもそもなぜ提供時に炎が上がるのか?これは麺、チャーシューの上に盛られた山盛りの九条ネギの上に、熱々に熱せられたネギ油がかけられるから。このネギ油の温度はなんと360℃にも達し、ネギの上にかけられる量自体は少量ながら、あまりの高温に火柱が上がるというわけです。

火柱が上がる「Fire Ramen」として人気に

この提供スタイルは30年以上続く形とのことで、もともとパフォーマンス目的ではなく、京都の九条ネギをどうやっておいしく食べてもらうか?というところがスタートでしたが、そのパフォーマンスが話題を呼び、海外では「Fire Ramen」として知られるようになりました。このメニューの飛び抜けた人気から現在はこの「ネギラーメン」1種類のみを提供しており、店を訪れる半数以上のお客さんが訪日外国人ということも珍しくないようです。もちろんコンテンツという側面でも大きな人気を誇っており、Facebookページ、Instagramでも多くのファンを抱えており、さらに訪日外国人人気を受けて、インバウンド対策を開始、お店のアイドル時間を有効活用するために、訪日外国人向けにラーメン教室を開講。「Ramen University」と呼ばれる2時間のラーメンのクッキングクラスも大人気、さらにこちらもSNS上で大きく拡散され、トリップアドバイザーでの口コミも増えていくという好循環が生まれています。

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