医薬品・日用品メーカーのSNS・ソーシャル活用に関するインバウンド事例集

医薬品・日用品メーカーはどうやってSNS・ソーシャルをインバウンドに活用すべきなのか?

インバウンド市場が盛り上がる中で、医薬品・日用品メーカーがSNS・ソーシャルをインバウンド集客で活用する事例が増加しています。インフラなど受け入れ体制の整備といったインバウンド対策と比較すると、イニシャルコストを抑えてスタートできることがSNS・ソーシャル活用のメリットです。

このページでは、医薬品・日用品メーカーのSNS・ソーシャルのインバウンド対策やインバウンド集客における活用について、次の3つの事例を取り上げます。

  • 医薬品・日用品メーカー×SNS・ソーシャル事例その①:爆買いの立役者:中国SNS・ソーシャルで拡散された「神薬12」とは?
  • 医薬品・日用品メーカー×SNS・ソーシャル事例その②:SNS・ソーシャルでの拡散から中国人消費者のマインドを掴んだ小林製薬 一方でポスト爆買いのインバウンドでは医薬品類のSNS・ソーシャルでの口コミが減少

SNS・ソーシャルを活用したインバウンド集客やインバウンド対策においては、業界・業種やターゲットとする国籍によってかなり様変わりします。例えば、中国では日本と比べ物にならないほどSNS・ソーシャルが日常に浸透しています。また、業界・業種によってはSNS・ソーシャルを活用するにあたって、クーポンなどを活用し、集客施策に活用したほうがいい場合、ファン数を増やしてリピーター獲得や拡散させたり、認知を広めたりしたほうが良い場合などあるでしょう。

ここでは、医薬品・日用品メーカーという業界・業種におけるSNS・ソーシャルの各社の事例を元にして、効果的なSNS・ソーシャルを活用したインバウンド対策やインバウンド集客のケーススタディーをしてみます。それでは見ていきましょう。

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爆買いの立役者:中国SNS・ソーシャルで拡散された「神薬12」とは?

中国国内の大手ポータルサイトが「日本に行ったら買わなければならない12の“神薬"」と紹介し、中国SNS・ソーシャルで拡散された

中国国内の大手ポータルサイトが「日本に行ったら買わなければならない12の“神薬"」と紹介し、中国SNS・ソーシャルで拡散された

2015年のインバウンド市場が急成長した背景にあるのは、訪日中国人の「爆買い」という購買行動です。訪日中国人らは、事前に用意した購入リストをもとに、大量の商品を買い込んでいきました。この「爆買い」現象の背景には、当時の為替の影響もさることながら、品質が高く、安全でとても信用できるという日本の商品に対するブランドイメージや信頼感があります。

その「買い物リスト」に入るのは、高級ブランド品や家電商品などもありますが、医薬品や医薬部外品、日用品などドラッグストアで購入できる商品群も人気があります。そのため、この「爆買い」現象が起こった頃をきっかけに、東京や大阪など都市部を中心に、ドラッグストアでの免税店対応、中国語をはじめとした外国語対応が進んだのは記憶に新しいでしょう。

「日本に行ったら買わなければならない12の“神薬""」が中国SNS・ソーシャルで拡散

さて、この医薬品類の「爆買い」の裏には、中国のSNS・ソーシャルの影があります。中国国内の大手ポータルサイトである「捜狐(SOHU)」が「日本に行ったら買わなければならない12の“神薬"」と称してお勧めの品の紹介を行いました。これが訪日中国人の消費マインドを鷲掴みにし、SNS・ソーシャルを中心にバズって(急速的な拡散をして)いきました。この影響力は非常に大きく、紹介された商品が大都市の各店舗で在庫切れとなるケースも珍しくありませんでした。

数多くリストインした小林製薬の商品

メーカー別で見ると、紹介の品には小林製薬の製品が複数入っています。消炎鎮痛剤である「アンメルツヨコヨコ」や、ハケ付きの液体絆創膏の「サカムケア」、そして冷却用途に使用する「熱さまシート」、クリームタイプの尿素入り塗り薬「ニノキュア」、13種類の生薬とビタミン類、カルシウムなどを配合した女性保健薬「命の母」などです。

SNS・ソーシャルでの拡散から中国人消費者のマインドを掴んだ小林製薬 一方でポスト爆買いのインバウンドでは医薬品類のSNS・ソーシャルでの口コミが減少

「神薬12」で中国市場で話題になった小林製薬の「Weibo(微博/ウェイボー)」公式アカウント

「神薬12」で中国市場で話題になった小林製薬の「Weibo(微博/ウェイボー)」公式アカウント

「神薬12」で中国市場で話題になった小林製薬は、その爆買い現象が起こる以前の2012年という早期から、「Weibo(微博/ウェイボー)」公式アカウントを運用しています。

小林製薬の「Weibo(微博/ウェイボー)」公式アカウントの運用事例は?

小林製薬の「Weibo(微博/ウェイボー)」公式アカウントでは、自社製品の商品紹介や、Tmall(中国ECサイト)への動線およびクーポン発行などがメインコンテンツとなっています。投稿の内容を見てみると、別段「インバウンド」は意識していないようにも見られます。

そもそも、メーカーにとってのインバウンド対策とは、ある種海外展開・アウトバウンドに繋げるためのテストマーケティングの側面があります。そのため、小林製薬の「Weibo(微博/ウェイボー)」では、インバウンドで中国人消費者に認知してもらった小林製薬の製品を、中国国内でリピート購入してもらうための受け皿として存在しているように思われます。

小林製薬の快進撃は続く一方で中国SNS・ソーシャルでは医薬品の口コミが減少

小林製薬では、爆買い最盛期の2015年ごろ「インバウンドは長続きしないもの」として捉えていました。しかしながら、小林製薬のインバウンド売上は伸び続け、2015年から2017年にかけて8割増という結果になります。やはりその背景にあるのは中国SNS・ソーシャルでの口コミ効果でしょう。結果的に、一時的な流行にとどまらず、定番のお土産となったことがその勝因だとみられます。

一方で、中国SNS・ソーシャル上での「◯◯を買った」という投稿においては、近年医薬品の口コミ数は減少傾向にあります。代わりに台頭してきているのが化粧品やお菓子類です。これはおそらく、事前に用意したリストをもとにした「爆買い」から一般的な「旅行者の消費」に変化しつつあるためだと考えられます。

そのため、今後はこの一般的な旅行者としての訪日中国人の消費マインドや、帰国後のリピート買いを促進するためのアウトバウンド戦略などが、医薬品・日用品メーカーに求められるインバウンド対策と言えそうです。

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