民泊のSNS・ソーシャル活用に関するインバウンド事例集

民泊はどうやってSNS・ソーシャルをインバウンドに活用すべきなのか?

今年6月15日に住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行され、新たな局面を迎える日本の民泊。今まではサービスの質、法的な面でも玉石混交の時代が続いていましたが、住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されたことで、今後は法的にグレーな民泊が淘汰され、法律に適合した合法民泊が成長していくこととなります。

これに合わせて民泊最大手のAirbnbは、日本企業36社と手を組み、パートナーシップ制度「Airbnb Partners」を立ち上げました。一流ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」も住宅宿泊事業法(民泊新法)の合法施設の取り扱いを開始、その他、民泊とホテルなどの宿泊施設を同時検索・価格比較ができるサービスの登場、日本発の民泊運営ツールが資金調達を実施するなど、日本の民泊ビジネスは活気を帯びています。

こうした民泊ビジネスですが、元々サービスのプラットフォーム自体が実名制のFacebookログインなどが必須であった背景があり、SNS・ソーシャルとの相性は良く、サービスとしての成長、民泊ホストのリスティングの成長などに合わせて活用されてきた歴史があります。Airbnbはいわゆる「シェアリングエコノミー」型サービスの代表例として語られることが多く、2008年の登場以来、様々な「シェアリングエコノミー」型サービスが、Airbnbの生まれ故郷であるサンフランシスコ、世界中でも登場しています。

今一度「シェアリングエコノミー」の内容について整理してみると、個人が保有するモノ、スキルなどの貸し借りを行うことで、貸主はこうした資産を活用することで収入を得る事ができ、借主はこうしたモノ、スキルを購入したり、所有したりすることなく利用することが可能というわけです。顔の見えない貸し借りの信用を担保するのが実名制のSNS、ソーシャル上の個人やアカウントの評価であり、こうした「シェアリングエコノミー」型サービスはSNS・ソーシャルなしに成長することはできなかったと言えるでしょう。

民泊に話を戻すと、民泊のビジネスとしての成長とは別に、民泊のホストもこうしたSNS・ソーシャルを上手に活用しています。それでは実際にはどのような形でSNS・ソーシャルが活用されているのでしょうか?主に民泊におけるFacebookページの活用、Instagramの活用、Twitterの活用について解説します。

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民泊におけるFacebookページの活用事例

民泊におけるFacebookページの活用事例

民泊におけるFacebookページの活用事例

民泊ホストがSNS・ソーシャルを活用する上で、最もわかりやすいのがFacebookページの活用です。実際に自分の民泊がどのようなコンセプトでやっているのか?どのような部屋なのかといった情報の他に、ページとしての機能を活用して既存ファンへの継続的なアプローチ、新規ファンの獲得、ファンを巻き込むなどの形でのプロモーションが可能です。

定期的にFacebookページへの投稿する

継続は力なりと言いますが、SNS・ソーシャルをマーケティングツールとして活用する場合に最も重要になってくるのが「一定のペースで続けること」です。張り切って1日に何度も更新をする運用方法でスタートしたが、途中で運用が困難になり投稿件数が2週に1度になってしまう、なくなってしまうというのが一番駄目な典型だと言えます。週に1度と決めた場合はできる限りそのペースを守ることで、フォロワーが無関心になってしまうことを避け、かつ多すぎる投稿でフォロワーを疲れさせることもありません。

投稿には必ず写真を入れ、アルバムを作成する

Facebookページに投稿する際には、写真があるのとないのとでは閲覧数に大きな差が出ます。様々な国のゲストが宿泊する民泊だからこそ、様々な国や地域のゲストが宿泊している様子を、写真や動画で伝えることが、新たな宿泊客を呼び込むことに繋がります。典型的な成功パターンとしては、ホストとゲストが一緒に写っている写真を投稿することでゲストの様子だけでなく、ホストについても知ってもらうなどの活用です。一般的にECサイトを運営するなどの場合も、店長の顔写真があるとないとでは、お店に対する信頼度、安心度が大きく変わると言われており、こういった心理は民泊でも同様に働きます。ただし、こうした写真を投稿する際は、ゲストに一言断って掲載することを忘れずに。

また、民泊に関する写真を投稿するだけではなく、シーンや内容ごとにアルバムを作成すると見やすくなります。例えば「部屋の外観」「インテリア」「アクセス方法」「ゲストの写真」「周辺施設」などカテゴリごとに写真をまとめてアルバムを作成、面倒に思えるかもしれませんが、写真は1枚ごとにしっかりと説明文を入れておくのが良いでしょう。

宿泊したゲストを巻き込んだコンテンツづくりを意識する

自分の写真だけでなく、ゲストに写真を撮ってもらい、Facebookページをタグ付けてしてもらいましょう。ゲストが撮影した写真をFacebookページでサイドシェアするなどによって、Facebookページの写真が充実するだけでなく、ゲストのタイムライン上でも民泊の存在が知られ、ゲストの知り合いにも知られることで、SNS・ソーシャル上での拡散が期待できます。

民泊におけるInstagramの活用事例

民泊におけるInstagramの活用事例

民泊におけるInstagramの活用事例

今や世界的に最も勢いのあるSNSと言っても過言ではないInstagramは、日本国内でのアクティブユーザー数が約2,000万人、海外では月間アクティブユーザー数が約10億人であると言われます。それではこのInstagramを民泊で活用するにはどのようにすれば良いのでしょうか?Instagramの特徴は写真を中心にしたSNSということで、写真の投稿、写真へのコメント、ハッシュタグを活用することが可能です。Instagramを活用する上ではFacebookページを活用する際と同様にどのような写真をページ内に投稿していくのか?ということが非常に重要になり、写真の重要度はFacebookページよりも高いと言えるでしょう。

写真の投稿は一定のルールを守る

Instagramに限らず、SNS・ソーシャルを運用して行く上で重要なのは、運用に一定のルールをもたせるということです。これは投稿の内容、写真の内容や質、投稿の曜日、時間などに一定の法則をもたせるということですが、特に写真メインのInstagramの場合は、写真に一定のルールをもたせることが必要です。まず抑えて置きたいのは、「キレイな写真のみを投稿する」ということ。運用の手間からついついスマートフォンで撮影した画像を投稿してしまいがちですが、一部の本当にキレイな写真が撮影できるスマートフォン以外で撮影した写真は、あまりキレイな写真が撮れていない可能性もあります。そこまでの手間をかけられるのであれば、きちんとデジタルカメラでピントを合わせて、絞りなども調整した写真を投稿するのが良いですし、Instagramで使用できるフィルターを使用する際は、毎回同じフィルターを使用して、写真に統一感をもたせることが重要です。また、宿泊したユーザーに自らのアカウントを紐づけて写真を投稿してもらうことで、さらなるユーザーの獲得と民泊の拡散に大きな効果を発揮します。

関係ない写真を投稿しない

また、運用に一定のルールをもたせるということの延長では、民泊自体に関係しない写真は投稿しないということです。SNS・ソーシャルをプロモーションに使用している事業者、店舗などの中には「今日のお昼は〜を食べました」などの投稿をされているものも見受けられますが、こうした情報を民泊の利用者は求めていません。SNS・ソーシャルを運用する際は、運用者の投稿したい内容ではなく、SNS・ソーシャルの利用者が見たい、知りたい情報や写真は何か?という考えが必要です。いわゆる「中の人」に関する情報や投稿は、ある程度SNS・ソーシャルの運用が軌道に乗り始め、「中の人」に関する情報へのニーズが出てきてからで大丈夫です。

ハッシュタグ、複数アカウントを上手に活用する

SNS・ソーシャルの運営する上で押さえておきたいのがハッシュタグの活用です。これはFacebook、Twitterでも同様に活用できるものですが、写真がメインで文字情報が少ないInstagramにおいて、ハッシュタグによってどのようなジャンルの投稿なのか?ということを上手に示してあげることで、Instagramで検索してもらえるようになります。例えばAirbnbの民泊であれば#Airbnbというタグを入れることでAirbnbの民泊なのだと言うことがわかりますし、#Airbnbというタグと一緒に「contact us for booking」と部屋の写真などと共にコメント、AirbnbのページURLを記載などしておくと、Instagramの利用者からしても「ああ、この写真はAirbnbのホストが投稿している部屋の写真で、ブッキングを受け付けているのだな」ということを理解してもらえます。SNS・ソーシャルの運用方針として日本語のみで運用するのか、英語でも運用するのか?といった検討事項はありますが、ユーザーの母数を考えても英語での運用は行ったほうが良いですし、Instagramでは複数アカウントを作成することが可能ですので、1つのアカウントは日本語のみ、もう1つのアカウントは英語でのみ運用するといった方法も可能ですし、こちらのほうがユーザーにとっても見やすいでしょう。

民泊におけるTwitterの活用事例

民泊におけるTwitterの活用事例

民泊におけるTwitterの活用事例

世界的にはやや下り坂のTwitterですが、日本におけるアクティブユーザー数は非常に多くその数は現在約4500万人と言われています。海外ではInstagramに抜かれユーザー数は約3億2800万人となっており、国内と海外の盛り上がり方は、Twitterがいまだに人気でInstagramが盛り上がり始めた日本、既にTwitterの人気は低下し、Instagramが爆発的な勢いでユーザー数を伸ばしている海外という構図となります。

投稿は一定のルールを守る

これはその他のSNS・ソーシャルを運用する際と共通となりますが、民泊に関係のない投稿が多くなっていくと、そもそもアカウントとしての一貫性が失われてしまいますし、ユーザーからしても何のためのTwitterアカウントなのかわからなくなってしまいます。Twitterで民泊について投稿する場合は民泊に関係のある内容に留め、投稿する曜日などをある程度定める、また文字情報が多いことから、複数人でアカウントを運用する場合は言い回しを統一化するなどの工夫も必要です。

写真もできる限り使用する

文字情報がメインのTwitterではありますが、写真を活用することで、よりタイムライン上で注目されやすくなりますし、書いてある文字情報にも目を通されやすくなります。この際に使用する写真に関しても、Instagram同様にできる限りキレイな写真を使用することが重要で、撮影、投稿する写真に関してもアカウントとして共通性を持たせることが必要になります。また、ユーザーが撮影、投稿してくれた写真も活用するという意味では、民泊を訪れたユーザーに特定のハッシュタグをつけて写真を投稿してもらうよう頼む、特定のハッシュタグをつけて写真付きの投稿をしてくれたユーザーには何かをサービスして、SNS・ソーシャル上でユーザーを巻き込んでいく工夫が求められます。

ハッシュタグを上手に活用する

Instagram同様にTwitterでもハッシュタグを使用することで、どのような趣向の投稿なのかということをわかってもらうことができるようになりますし、特定のハッシュタグで絞り込みや検索を行っているユーザーにとって見やすくなるというメリットもあります。例えば民泊の場合#民泊 と入れることで民泊なのだということがわかる投稿になりますし、観光地として既に有名なところであれば地名を入れる、名物を入れるなどすると、そうした検索をしているユーザーに気づいてもらいやすくなります。

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